こんにちは。
カッパ室長です。
男性のみなさん。
ファッションは好きですか?
今回はファッションの漫画を紹介します。
ファッションが好きな人はもちろん、ファッションに興味がない人や苦手な人にも楽しめる内容です。
ファッションの楽しさ・面白さを伝えるメンズカジュアルファッションコミックです。
『服を着るならこんなふうに』(縞野やえ)
この漫画を読んだあとは服が買いたくなりますよ。
どんな内容?
都内の中小企業で営業として働く佐藤祐介。社内ではさわやかで真面目でちょっと抜けいているところが愛嬌があっていいと周囲の評判はとても良いです。
しかし家ではグータラしていて全身スウェットで趣味のゲームに明け暮れていて、妹の環からいつもしっかりしてと小言を言われています。
祐介と環は祐介が22歳のとき両親が田舎に引っ込んでしまったため、二人暮らしをしていて、家事はもっぱら環に任せっきりなのでした。
ある日、祐介は小学校の同窓会の打ち合わせをするため適当に選んだ服装で出かけますが、久しぶりに会った旧友達がみなオシャレな服装をしていることにショックを受けます。
帰宅し、自分にはファッションセンスがないと落ち込む祐介。
カッコいい服は値段が高く、それならゲームを買った方が良いと諦めかけていた祐介に環は「高いものを買えばカッコよくなるわけじゃない。大事なのはコーディネイト」と言い、祐介にコーディネイトを教えるために立ち上がります。
ここが魅力的!
この漫画はストーリーも面白く、さらにファッションについて学ぶことができます。
ファッションに疎い兄にファッションが好きな妹が手頃な値段でできるオシャレなコーディネイトを教え、楽しくファッションセンスを磨いていく兄妹の物語です。
主人公の祐介がファッションに無頓着でダサい服装なため、ファッションセンスがない人のあるあるネタがたくさん描かれていてとても楽しく読むことができます。
「服を買いに行く服がない」や「気に入った服を何着も買ってしまう」とかですね。
共感できる人もたくさんいるのではないでしょうか。
最初はユニクロでの買い物から始まります。
昔に比べると多少値段は高くなっているかもしれませんが、それでもユニクロは他と比べると値段が安いです。
なのでオシャレがしたいけどあまりお金を使いたくない人にもチャレンジしやすくて良いと思います。
この漫画ではファッションはセンスも大金も必要なく、大切なのは「理論」を知ることだと言います。
服を選ぶ一番大事な基準は「ドレスとカジュアルのバランス」など具体的な理論がたくさん詰まっています。
感覚だけで選ぶのが苦手な人にとってはこういう理論を知ることで間違えることなく服を選ぶことができるようになるのは嬉しいことではないでしょうか。
また太っている、痩せている、背が低いなどのコンプレックスを持っている人たちにもそれぞれ似合う服装についても描かれているのでそういう悩みがある人にもオススメです。
初心者向けの無難なコーデからちょっと慣れてきたら少しはずしたコーデなどとても勉強になります。
ファッションの基礎で誰でも実践できるような内容を学ぶことができるので初心者にはうってつけの漫画です。
とりあえずこの漫画の真似をしておけばダサくはならないんではないでしょうか。
でもみんな同じ服装をしていたら量産型の服装とか言われちゃいそうですよね。
なのでファッションの基礎がしっかりしてきたら、自分なりのアレンジとかしてみるのもありだと思います。
色々なファッションに触れてみて自分が好きな服に出会えるとさらに楽しくなりますよ。
私も学生のころ、色々なファッションに手を出しました。
当時はやっていた「おじコーデ」やB系やモード系ファッションなど色々着ましたね。
たくさん失敗しましたが、それはそれで楽しかったし良い思い出です。
ファッションセンスがないからと言って何も手を出さないことの方がもったいないです。
やらないよりやって失敗したほうが経験値がたまり後々に何かしら役立つかもしれませんよ。
この漫画でファッションについて教えてくれる妹の環がまた可愛いんです。
ファッションについて何もわからない兄に対して親切丁寧に一から教えてくれます。
そして似合っていたら「よく似合っているよ」としっかりほめてくれる。
こんな妹が欲しかったな…
環のセリフは名言が多いのも良いポイントです。
「お兄ちゃんのチャレンジ精神がお兄ちゃんを新しくオシャレにしてくれるって!」とか。
ただのファッションについて書いているのではなく、ストーリーもしっかりしているので自然とファッションについての知識がついていくという感じです。
ファッションに興味がない人や苦手な人にもこれからファッションについて学んでいこうと思えるきっかけを作ってくれる良い作品だと思います。
これから夏が始まります。
毎日似たようなTシャツと短パンで過ごすのではなく、この漫画を読んでいつもの服装よりちょっとオシャレな服装で令和初の夏を楽しむのも良いのではないでしょうか。
おわり