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【金曜日はアトリエで 第1巻 あらすじと感想】腹ぺこ天然ヌードモデルとナルシスト画家の恋

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こんにちは。

カッパ室長です。

 

今回はハルタにて連載されている『金曜日はアトリエで』の第1巻を紹介させていただきます!!

色気より食い気なモデルと、恋に不器用な俺様画家の、すれ違いだらけのスローテンポ・ラブコメディー作品です。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

漫画誌ハルタの公式サイトはこちら

 

金曜日はアトリエで浜田 咲良


どんな内容?(ネタバレ注意)

週に1度、2人きりの愉しい時間

帰宅途中のOL・環恵美子たまきえみこは死にたいと思っていた。

会社と家とを往復するだけの毎日、日々の小さな出来事がチリのように積もって疲れ切ってしまっていたのだ。

死にたいと思いながらも、食いしん坊の恵美子は死ぬ前に秋だからサンマが食べたいとも思っていた。

すると恵美子は目の前にこけてサンマを落とした男を見つける。

男は起き上がり、恵美子を見て衝撃を受ける。

「イメージにぴったりだっ。君 このあと時間はあるかい?」

 

ふらふらついていった先で恵美子は裸になり、サンマをのせて横になるという謎すぎる状態に。

何この状況?と不思議がる恵美子を真剣な表情でスケッチし始める男。

実はこの男は石原春水いしはらしゅんすいという大人気の新鋭画家だったのだ。

その後、シャワーを借り、部屋に戻った恵美子の前にあったのは先ほどのサンマを使った美味しそうな食事

これからもあまったモチーフ(旬の魚)をあげると言われ、感激のあまり涙して喜ぶ恵美子だった。

 

恵美子に一目惚れしてしまった春水。

なぜか恵美子も自分に惚れていると勘違いをし、モデルとは寝れんと謎のプライドを見せつけてくる

そして、そのことに全く気付かない鈍感腹ぺこ美人の恵美子は食べ物に釣られ、金曜日の夜だけヌードモデルになることになった

こうして2人には週に1度の秘密が時間ができたのだった。

感想

この漫画は超鈍感モデルと恋に不器用な俺様画家とのスローテンポなラブコメディーを描いた作品です。

この物語、2人の出会いかたから面白いなって思いました。

サンマから始まる恋とか斬新すぎますね。

そしていきなり初対面の人についていって、裸になって魚を乗せられるってどんな気分なんでしょうね。

体中ヌメヌメして気持ち悪そう…

そんなこといっさい考えず、腹ぺこ状態の恵美子がまた可愛いんですよね。

恵美子は普通にしてればとても美人で可愛いのに、ちょくちょく天然かましてくるのががっかり系美人と言われる所以なんでしょうね。

そういうのが好きな人も多そうですが。

 

この作品の面白いところは、恵美子の言動に春水がドキドキしちゃっているけど、実は恋愛とは全然関係なくて、2人がすれ違っているところですね

ナルシストな春水は恵美子は自分に惚れていると思っていますが、鈍感な恵美子は全然違うことを思ってたりしています。

恵美子にとっては色気などよりも食い気なんですよね。

でも、春水とともに過ごしていくうちに自分に新たな感情が芽生えていることに気づいていきます。

読者側からしたら、それは恋だろ!もう春水のこと好きじゃん!ってなりますけど、超鈍感な恵美子はいつそれが恋だと気づくんでしょう。

春水のほうもいつまでもナルシストで俺様キャラじゃなく、もうちょっと素直になればすぐに2人は結ばれるのになぁという感じです。

 

恵美子の天然にフフッと笑えて、その天然を勘違いしてドキドキしてる春水と見てまたフフッと笑える、そんなほほえましい気持ちになれる漫画です。

なかなか進まないスローテンポな恋ですが、これから先、2人はどうやって距離を縮めていくのか楽しみですね。

 

おわり