どうも!こんにちは!
カッパ室長です。
今回は少年マガジンKCの『魔女に捧げるトリック』第4巻を紹介させていただきます!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第3巻の記事はこちら↓↓
『魔女に捧げるトリック』(渡辺 静)
マジシャンが転生して魔女を助ける話 1/17 pic.twitter.com/1zYZFjxs0V
— 渡辺静😈11/17魔女に捧げるトリック①発売 (@shizumukun) November 16, 2020
第4巻の見どころ(ネタバレ注意)
動物と会話できる少女
マキトが風邪を引いてしまい、看病にいそしむミア、リーゼ、ヘルガの3人。
特製栄養ドリンクを作るため3人はベーゼブリックの森へ薬草を採りに行く。
薬草を手に入れることはできたが、そこで3人は“黒い牙”と呼ばれる大きな狼と遭遇してしまう。
3人に襲いかかる狼、絶体絶命のピンチのとき少女の声で狼の動きが止まった。
そして狼は少女のもとへ行き、少女とじゃれ合うのであった。
少女の名はブリギット。
彼女は動物と会話ができるという特技を持っていた。
ミアたちはブリギットをマキトに紹介するが、マキトは動物と会話なんて不可能だと言ってブリギットを否定してしまい、ブリギットは怒って帰ってしまう。
しかし翌日、街ではブリギットが動物の“使い魔”を使役する魔女とウワサされ、異端審問官に追われているという情報が入る。
マキトたちはブリギットを助けるため動き出すのであった。
vsルーチョ司祭!!
“黒い牙”の狼・キャンティはブリギットを助けるため自らオトリになって捕まってしまう。
キャンティを動物裁判から救い出すため、マキトたちはルーチョ司祭を調べに「ルーチョ司祭の奇跡ショー」を見に行くことに。
そこでは“魔女の掌”という病気にかかった人々を触れるだけで治してしまうルーチョ司祭の姿があった。
だが、マキトは一目見てルーチョ司祭の“奇跡”の正体が『治癒』ではなく『毒』であること見抜く。
司祭は人々に毒を盛り、そして奇跡ショーが始まる直前に『解毒剤』を注射し、ショーの間に薬が効き始めるように仕組んでいたのだった。
マキトたちは帰って策を練ろうとしたとき、ヘルガが“魔女の掌”にかかってしまったことを知る。
マキトはキャンティの救出に加え、『解毒剤』を手に入れなくてはいけなくなってしまう。
そして動物裁判当日、昼のうちにキャンティを檻から消失させるトリックで見事に救出したマキトたち。
そしてその夜。
マキトは心霊ショーを行い、解毒剤を隠し持っているルーチョ司祭に自ら解毒剤を出させる作戦を決行する。
しかし予想外の展開が起き、解毒剤の奪取に失敗してしまう。
さらにはルーチョ司祭によって“魔女の掌”が大量に散布され大ピンチに陥ってしまう。
そんなとき、この窮地を救う聖母が…
感想
第4巻は新たな魔女ブリギットとともに“鉄槌”のルーチョ司祭と戦うお話が描かれました。
今度の魔女は動物と会話ができる女の子。
様々な動物と意思疎通ができる能力をもったせいで、両親からも気味悪がられてしまい、人間のことが嫌いになっていました。
そんなブリギットを仲間にするため、マキトたちが司祭と戦っていきます。
これでブリギットが仲間になったことで、これから動物を使ったマジックも披露することができるようになるのですね。
というか、動物を扱うことができるって結構強い能力ですよね。
狼も仲間になってるし、ほかの凶暴な動物をたくさん仲間にして司祭たちを攻撃すれば簡単に勝てそうな気もします。
さすがに卑怯かな…
そしてショックなことにこの第4巻で『魔女に捧げるトリック』は完結とのこと。
いわゆる打ち切りというやつですね。
なんか最近新しい魔女が出るペースが早いなと感じたのはこのせいだったんですね。
そのためルーチョ司祭との戦いも前回のヴァレリー司祭の時と比べるとあっさり過ぎる展開で終わってしまいました。
奇跡のネタもあっという間に解いちゃいましたしね。
戦いもブレーメンの音楽隊みたいなものでルーチョ司祭を驚かして勝つというちょっとパッとしない感じでした。
もしかしたらルーチョ司祭は最凶の外道だけど最弱の“鉄槌”だったのかもしれませんね。
また、個人的にショックだったのは登場が予告されながら描かれていない魔女がいたこと。
あとがきでこの子の紹介がされていました。
名前はメラニーで『悪女』の魔女の技術だったようです。
マキトとのエッチな展開、そしてミアたちが嫉妬する様を見てみたかったですね。
そして何と言ってもラスボスであるピエトロ大司教とは一度も戦わずに終わってしまったことが残念で仕方ありません。
結局彼がやった奇跡のネタもわからず、謎ばかり残るキャラになってしまいました。
彼は未来ではNPO法人で活動していたといいますが、なぜマジックが上手いんでしょうね。
趣味?それともNPOでマジックやってたのか?
モンモンとしますね。
作者もいつか続きが描ければと希望をこめて「第一部完」としているようなので、もしかしたらいつか続きが出るのかも。
これは期待して待っているとしましょう。
おわり