こんにちは。
ファンタジーものも大好き、カッパ室長です。
今回は別冊少年マガジンにて連載中の『29歳独身中堅冒険者の日常』第11巻を紹介させていただきます!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第10巻の見どころ紹介記事はこちら↓↓
『29歳独身中堅冒険者の日常』
著者:奈良一平
YouTube“マガジンチャンネル”より
前回までのお話
ハジメ一行が雨宿りした怪しい屋敷が迷宮化してしまった。
リルイは屋敷にあった人形に襲われ、黒リルイの魂が人形に移ってしまう。
さらにはパペッターというモンスターによってアニャンゴとコッコが人形にされてしまった。
一方そのころハジメは迷宮を進み、迷宮ボスのマッドピエロ・スプーキーと対峙していた。
第11巻の巻の見どころ(ネタバレ注意)
洋館迷宮と怪しげな老人
リルイと黒リルイとドラゴンはアニャンゴたちを元に戻すため、パペッターから魂を取り戻すため動き出す。
黒リルイを嫌うリルイだったが、仲間が人形にされたことに激怒し、今回は黒リルイと協力して戦い、見事に勝利をおさめアニャンゴたちの魂を開放することに成功する。
そのころ、スプーキーにアニャンゴたちの人形を盾にされていたハジメは一方的に攻撃を受けていた。
だが、攻撃を受けるたびにハジメの圧力が増していき、スプーキーは恐怖していく。
早くぶっ殺さなければと焦るスプーキー。
そんなとき、アニャンゴたちが人形から元の体に戻り、スプーキーの手から逃げ出す。
アニャンゴたちを救出したハジメは、自身の「流血の闘神」のスキルによって今まで痛めつけられた分だけ力を増大させ、凄まじい一撃でスプーキーを殴り倒すのだった。
迷宮を攻略し、全員が無事に再会でき安堵していたその時だった。
ハジメたちの目の前に突然怪しげな老人が現れる。
老人は敵ではないと言いながらも、不敵な笑みを浮かべながら黒リルイを人形にして動けなくしてしまうのだった。
「よし 敵だなテメェは」
「いい言葉だね♡」
ギルドからの訪問者
リルイたちが村の子の逃げ出したペットの捜索をしていると、変な被り物をした人物を発見する。
コマイ村へ行く途中と彼は言うのでハジメたちが道案内をしてコマイ村へ連れていくと、彼を見たオリーヴが突然焦りだす。
なんと彼は冒険者ギルドトップのブラドーだったのだ。
ブラドーは先日ハジメたちが遭遇した屋敷の迷宮の話を聞き、詳細を知るため村にやってきたのだ。
話を聞いたブラドーはハジメたちが出会った老魔術師は迷宮作成者だという。
ブラドーは迷宮とは大いなる自然現象であり偉大なる神の御業だといい、迷宮作成者が本当にいるなら放ってはおけない状況だと説明する。
ハジメも「喧嘩を売られたからな。地獄を見せねぇと」と殺気をもらす。
そしてブラドーはオリーヴにコマイ村に新たに一人ギルド員を手配したことを伝える。
それを聞いて大喜びするオリーヴ。
しかし喜びは束の間、事件は起きる。
手配されたギルド員が迷子になってしまったのだった。
感想
第11巻は前回の洋館迷宮編の続きから始まりました。
リルイたちがパペッターと戦い、ハジメが迷宮ボスと戦うという別々の戦闘が行われます。
いつの間にかリルイもハジメに頼らず一人で強敵とも戦えるようになったのを見ると成長を感じますね。
また今回は黒リルイの仲間思いで優しい面も多く見ることができました。
そして何やら怪しい人物も登場してきます。
迷宮作成者と呼ばれる謎の老魔術師。
ジイサンはハジメの「流血の闘神」に興味を持っているようでした。
「そのスキルは―…!!」と言うくらいだから相当強いスキルなのか、それとも特別なものなのか。
ハジメはいつどこでこのスキルを手に入れたんでしょうね。
これをきっかけにハジメの過去が描かれるかもしれませんね。
とても楽しみです。
そしてこのジイサンのせいで物語はほのぼのとした日常だけではなくなっていきそうです。
再びジイサンがハジメたちの前に現れ、黒リルイが魂を宿している人形「アンジェル」が捜している人形の持ち主「ドロテー」の話をした途端、ドロテーがハジメたちの前に現れます。
これは罠のにおいがプンプンしますね。
ドロテーは本物なのか。何百年も前にいなくなっているから本当はもう死んでるのかもしれませんしね。
それともあのジイサンにちゃんと病気を治してもらったのか、これは可能性低そうですが…
どっちかというとあのジイサンに何か改造や術をかけられているかもしれません。
とにかく、この子がちゃんとした子だったらオリーヴちゃんも助かるだろうけど、もし偽物で結局新たなギルド員が来なかったらオリーヴちゃんがキレそうですね。
どうなることやら。
次の巻からはハジメ一行VS迷宮作成者の戦いが描かれていくようです。
どんな戦いになるのかとても楽しみです。
おわり