こんにちは。カッパ室長です。
今回は紙切れ一枚で始まったワケあり結婚生活の物語を紹介させていただきます。
ヤングガンガンコミックスの『ラララ』です。
※ネタバレ注意です。
『ラララ』(金田一蓮十郎)
本日はラララ最終巻の10巻発売日です!お昼からはオンラインサイン会ライブドローイングもあります!最終巻なのでこれまでのラララの内容に触れたりしつつサインの模様を配信出来たらなーとか思ってます!よろしくお願いしますー!! pic.twitter.com/tqAwdNhzY3
— 金田一蓮十郎 (@ren10ro) September 25, 2021
どんな内容?
リストラからの再就職
主人公の男性・桐島士郎24歳は突然会社からリストラ宣告を受け、無職になってしまいます。
さらには結婚しようとまで言っていた彼女にもフラれ、ゲームで現実逃避をする毎日でした。
失業保険も終了間近の時、飲み屋で友人と酒を交わしながら「女は気楽でいいよな。結局男に寄生して永久就職寿退社~なんだからよ」と愚痴をこぼしていました。
友人にも逃げられ、一人寂しく酒を飲んでいると、「一緒に飲まないか?」と巨乳で美人な女性・石村亜衣に誘われます。
そして桐島くんは石村さんから「仕事がないなら私のところで働かないか?」と誘われます。
仕事の内容は働きようによってはいくらでも自分の時間が作れて自由にだらだら出来るとのこと。
そんなおいしい仕事は怪しいと思いながらも酒で酔っていた影響と、美人で色っぽい石村さんを目の前にしていたため、桐島くんはその場で契約書にサインをしてしまいます。
憧れの永久就職生活へ
翌日、言われた通りの場所に向かった桐島くんでしたがそこは会社でなく、ただの一軒家でした。
渡された合鍵で中に入ると、そこにはゴミなどでごちゃごちゃの部屋と全裸状態の石村さんがいたのでした。
桐島くんの職場はここで石村さんが仕事で出ている間の家事をすることだと説明されます。
混乱した桐島くんは石村さんに状況を確認すると、昨日桐島くんが契約書だと思って記入していた紙は婚姻届だったのです。
こうして桐島くんは憧れの永久就職生活を送ることとなるのでした。
離婚なんてしてやらない!
主夫になってしまった桐島くんだが今まで一人暮らしはしていたものの家事らしいことはしてこなかったため、ゴミの分別もろくにできませんでした。
そんな桐島くんに対してネチネチ文句を言う石村さん。
桐島くんはこんな生活はごめんだと言い、離婚を申しだします。
そしたら石村さんもあっさり離婚届を出すではありませんか。
石村さんの本当の目的は「バツイチになって一度は頑張った感を出したかっただけ」だったのです。
そんな話を聞いて納得するわけもなく、桐島くんは石村さんの思い通りになってたまるかと離婚を取りやめ、二人の夫婦生活を送り始めるのでした。
ここが魅力的!
このマンガを読むと結婚について色々考えることができるのが魅力だと思います。
このマンガはお互いを好きになって結婚するのではなく、結婚してからお互いを好きになるというストーリーです。
お互いを好きではない状態から始まったわけですから、これからもっと相手から好きだと思ってもらえるように努力をしていきます。
これって結婚生活をより良くしていくためにとても大事なことなんじゃないかと思います。
好きがピークの状態で結婚したのと、これからどんどん好きになっていく結婚では後者のほうが断然いいですもん。
そしていつか離婚をするのなら後悔が残らないようにお互いが良い夫、良い妻を目指して生活をしていきます。
結婚してしまうと相手が側にいるのは当たり前と思ってしまいがちですが、そんなことはなく、自分がいつも相手のことを考えて生活を送っていくことが大事なんだとこのマンガに教えられました。
このマンガのテーマのひとつである「専業主夫」。
男の人はよく専業主婦は家事するだけで楽だよなとか思っていませんか?
このマンガでは専業主夫も大変なんだと教えてくれます。
最近若者の結婚離れが問題視されてますね。
このマンガを読んで今までの結婚の形だけではなく、新しい形の結婚というのもあるのではないかと感じてもらえたらいいなと思います。
二人がこれからどんな結婚生活を送っていくのか今後の展開がとても楽しみです。
気になった方は是非読んでみてください。
最終巻の第10巻はこちら↓↓
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ゆうべはお楽しみでしたね
NとS
おわり