SF

【プラネットガール 第1巻 あらすじと感想】可愛い宇宙人と送る日常系SFアドベンチャー

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どうも。カッパ室長です。

今回は「月刊!スピリッツ」で連載中の『プラネットガール』を紹介していきます。

この漫画は最注目作家・大石日々さんの初連載作品です

宇宙からやってきた少女と不器用な青年が出会ってはじまる日常系SFアドベンチャーとなっています。

日常系だけど本格SFって珍しいですね。

プラネットガール』(大石日々


どんな内容?

宇宙船技師の青年

宇宙船技師の遠坂砂鉄(とおさか さてつ)は子供の頃から身を寄せている安島造船所という民間の小さな造船所で姉同然のマキ達とともに暮らしています。

接客は苦手だが、腕前はピカイチで宇宙船のこととなると饒舌になってしまうほどの宇宙船オタクな砂鉄。

砂鉄の父親・遠坂道生(とおさか みちお)は15年前、「アルカディア号」の乗組員として「海のある惑星」ナズルの有人探査に参加した際、遭難してしまいました。

砂鉄は「アルカディア」に問題はなかったと考えていて、事故の本当の原因を究明するため、父の事故の再現実験を日々繰り返していました。

宇宙船から女の子が!?

ある日、砂鉄たちは知り合いのデブリ業者から「アルカディア」の一部らしき一人乗りの作業船を手に入れます。

扉を開いてみると中には小さな女の子が眠っていたのです。

この女の子はナズルの有機生命体、つまり宇宙人だったのです。

地球外生命体と接触した場合、速やかに国家機関へ連絡しないとテロリスト扱いされてしまいます。

しかし砂鉄は父が自分達の帰還より優先して送ってきたこの宇宙人や作業船にはなにか秘密があると感じました。

そこで砂鉄は自分たちで作業船の調査をし、アルカディアの実験機体を使って宇宙人をナズルまで送り届けることを思い立ちます。

そして現地で直接調査して15年前の事故の本当の原因も究明しようと考えたのです。

 

砂鉄たちは宇宙人を”ソラ”と名付け、しばらくの間居候させることに。

こうして宇宙人との不思議な日々が幕を開けるのでした。

登場人物

遠坂砂鉄(とおさか さてつ)

宇宙船造船所の住み込み、技師として働く23歳。

15年前に惑星探査時に遭難した父、そして母も亡くし、中学生の時に安島造船所に身を寄せた。

父の事故の真相を探し求めて日々、再現実験を繰り返す。

ソラ

惑星ナズルからやってきた宇宙人。

驚くほどの再生能力があり、まだまだ謎でいっぱい。

おにぎり大好きな元気少女。

安島マキ(あじま まき)

砂鉄の姉的存在。

父が営む造船所の支えながら、砂鉄のことも常に気にかけている。

口が悪いが実はとても優しい。

安島岳(あじま がく)

安島造船所の社長。

学生時代の友人の子である砂鉄を引き取り、宇宙船技師として鍛えてきた。

遠坂直海(とおさか なおみ)

砂鉄の兄。

父の死の真相を握る「宇宙環境開発管理機構」にあえて就職する。

砂鉄とは疎遠の状態。

ここが魅力的!

この作品は本格SFであり、子育てや日常ものが絶妙なバランスで描かれた日常系SFアドベンチャーです。

ソラがとにかく可愛い!

宇宙人のソラがとっても可愛いです。

そして能力も凄いです。

怪我をしても一瞬で治る驚くほどの再生能力、そしてすごいスピードで言語を習得し始めています。

管理機構の人達はソラの存在を恐れているし、人間に擬態しているとも言っています。

確かに15年も作業船に乗っていたわけですから、ずっと子供の姿というのはおかしいですもんね。

地球に来て、地球の何かを学習するために人間の女の子に擬態したという感じでしょうか。

ソラのもとの姿ってどんなのでしょうか。

まさしくエイリアン!みたいな感じだったらちょっと嫌だな…

多くの謎…

そしてソラを作業船に乗せたのは誰なのか。

道生だとしたら何のために乗せたのでしょう。

人間に宇宙人の弱点を知らせるため?それとも宇宙人に地球を教えるため?

気になりますね。

これは砂鉄がナズルに行って答えを知ることになるのかもしれません。

また、管理機構もなぜ道生の事故の真相を隠しているのか。

惑星ナズルでいったい何があったのか。

これもソラが関係してくるんでしょうね。

 

今はまだ平和に暮らしていますが、後々管理機構に追われるなどもありそうですね。

管理機構には疎遠の状態でいる砂鉄の兄・直海がいるので今後、兄弟が仲直りして助け合うなんて展開があったら面白いですね。

1巻では砂鉄が直海と再会して終わっています。

この先どうなるのかとても楽しみです。

 

第2巻は2020年4月発売予定です。

 

おわり