今回は週刊ビッグコミックスピリッツにて連載中の『ジャガーン』第10巻の見どころを紹介していきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
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『ジャガーン』
原作:金城宗幸
漫画:にしだけんすけ
第10巻の見どころ(ネタバレ注意)
ジャガーン絶対殺すボーイ登場
D・D・Lでの死闘から5か月後。
蛇ヶ崎はひとり、悪事を働く壊人を殺しながら、D・D・Lを潰すための駒として使える半壊人を探していた。
そんなある日、蛇ヶ崎はジャガーン狙う青年・雪丸と出会う。
彼の祖父はD・D・Lでの戦闘に巻き込まれ亡くなっていた。
そのため、雪丸はジャガーンに復讐するために半壊人となっていたのだ。
雪丸のズバ抜けた戦闘能力を見た蛇ヶ崎は雪丸を駒として利用しようと思いつく。
散春との再会
蛇ヶ崎の指示でD・D・Lに潜入し、爆弾を仕掛ける雪丸。
そして雪丸は城の中にある巨大キチガエルを破壊するため、城内に入るがそこにはD・D・L最高守護責任者のクロオニ(三日土)が待ち構えていた。
雪丸はクロオニに攻撃を仕掛けるが、まったく効かず絶体絶命のピンチとなってしまう。
そんなとき、D・D・L案内人兼・大魔王のナビンゴが裏切り、雪丸を助ける。
ナビンゴはノーメンが面白い欲望を抱えた人間だから手を貸しただけで、今のノーメンには面白みがなくなってしまったと言う。
「つまらない人間は、みんな死ねって話。」
そんなナビンゴの正体は以前、蛇ヶ崎を襲ったり、国会前で壊人パンデミックを引き起こした松屋町散春だったのだ。
「やっぱ面白いよジャガーン。俺はいまからお前につく♪」
感想
D・D・Lでの死闘後、蛇ヶ崎は仲間や恋人とも別れ、ひとり修羅の道へと進みました。
なんか最初の頃と蛇ヶ崎のキャラが変わりすぎててビックリしますね。
はじめはおちゃらけた感じだったのに今では復讐に燃えるイケメンになってしまっています。
まぁ、あれだけ様々な死闘を繰り広げれば性格も変わり、考え方も大人になりますよね。
イケメンになったのは作者の画力がめっちゃ上がってる影響かもしれませんが…
今回、新たに雪丸という半壊人が登場しました。
あくまで蛇ヶ崎は駒として利用していて、仲間ではないんですよね。
それは今までたくさんの仲間を失ってきた蛇ヶ崎がもうこれ以上、大切な人を失いたくないという感情からきているものなのでしょうか。
蛇ヶ崎は自分の戦いが終わったら雪丸に殺されるという契約を結んでしまいましたが、今後雪丸と蛇ヶ崎はともに行動することで関係はどう変わっていき、その結果本当に雪丸が蛇ヶ崎を殺そうとするのかどうかというのも興味があるところです。
そしてついに散春が姿を現しました。
自分が楽しむためだけに半壊人を作り、世の中を混乱させている張本人。
なんと今回、D・D・L側を裏切り、ジャガーン側になるなんて。
戦力的にはとてもありがたいことですが、何考えているのかわからないのが怖いですよね。
でも蛇ヶ崎との共闘はとても楽しみです。
これでジャガーン側は蛇ヶ崎、散春、雪丸の3人。
D・D・L側はノーメンとクロオニ(三日土)、あとたぶんピノが生き残っているから、こちらも計3人。
最終的にこの3対3の戦いになっていきそうですね。
誰と誰が戦うのか気になりますね。
蛇ヶ崎は三日土だと思うから、散春がノーメンで雪丸がピノと戦うのかな。
どんな能力戦になるんでしょうね。
また、半壊人編から登場している、壊人の能力によって南沢愛理に化けている青年・宿は今後物語にどのように関わっていき、蛇ヶ崎たちに影響を与えていくのか。
次巻も楽しみですね。
おわり