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【シランド 第1巻 あらすじと感想】犬vs.猫の世界!海中に眠る伝説の大陸を探す 海洋冒険ファンタジー巨編!!

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こんにちは、こんばんは。

ファンタジーもの大好き、カッパ室長です。

 

今回はコミックDAYSにて連載中の漫画 モーニングKC『シランド』第1巻を紹介させていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

シランド

著者:墨佳遼

 


どんな内容?(ネタバレ注意)

犬vs.猫の世界、その争いに巻き込まれた少年の運命は―。

はるか昔―

天変地異により地表のほとんどが海に沈み、「犬族」と「猫族」という二つの種族がたった一つの大陸を巡り種の存続を懸けた壮絶な争い“大陸戦争”を始めた。

長きに亘る戦いは「犬族」の勝利に終わり、犬族は大陸に王国「イース」を建国。

敗北し海に追い出された猫族は犬族から略奪を繰り返す「海賊」となった。

“大陸戦争”から数百年が経った現在も犬族と猫族は衝突を続けている。

 

犬族ながらも海で生まれ、猫族に育てられた少年・ジャンは、育ての親である小型の猫族・アズールと、母親・ローザとともに小島を転々とする生活を送っていた。

ローザからは「あなたはイースに行って安全に暮らしてほしい」と言われるが、ジャンは「母さんもアズールも行けないとこダメダメ!それなら今の島暮らしでいいよ!」とみんなで暮らすことを第一と考えていた。

そんなジャンの夢は高波も飢えも日照りもなく水平線いっぱいの楽園みたいな島を見つけ、3匹でずーっと幸せに暮らすことだった。

だがある日、ジャンたちの暮らす島に海賊が現れ、アズールはジャンたちを庇って殺されてしまう。

ジャンは必死にローザを守ろうとするが、大きな体の猫族に太刀打ちできず崖から海へ落とされてしまうのであった。

そして見知らぬ島に打ち上げられたジャンはたてがみをもつ獅子族の海賊キング・ザハブに拾われ…

感想(ネタバレ注意)

この作品は犬族と猫族が争う世界で、その争いに巻き込まれた少年の運命を描く海洋冒険ファンタジーです。

犬と猫だから可愛い感じのお話かと思いきや、可愛さだけでなく犬や猫の凶暴さも凄い表現されていて、ぐっと引き込まれる面白さがあります。

社会性の高い犬は国を作り集団で行動していて、自由奔放な猫は海賊となり略奪などを行って暮らしているというのも、それぞれの習性を上手く取り入れているなと思います。

戦いでも犬族は個々は小さいが大群を統率して戦い、猫族は単独で強いが大きく群れずに戦うという違いがあり、これが今後どうバトルで描かれていくのかも楽しみですね。

 

主人公の白毛の犬の少年ジャンは好奇心旺盛で家族想いというザ・主人公って感じの子です。

今のところジャンの使う武器は鎖のついたクライムピッケル

これを使って相手を拘束したり、岩などに刺して移動したりしています。

『シランド』第1巻 P134,135より

猫族のアズールに育てられたこともあり、クライムピッケルを使って猫のような身のこなしもできるようです。

この犬族でありながら猫族のような動きができるというのがジャンの強みになりそうですね。

 

ジャンの母親のローザはメチャクチャ可愛かったです。

彼女は第1話で海賊に襲われてしまいましたが、彼女はラングハーという獣毛繊維を生み出す希少種のため、おそらく殺されず捕まっている可能性が高いそうです。

ジャンはこれから母親を助けるため行動していくようですね。

ローザに関してはまだ気になることがあります。

なぜジャンを身籠ったことで彼女は迫害されることになったのか?

身籠ったことが罪だというのなら、相手がイースにとってふさわしくない存在だった?

それこそ犬族が敵視する猫族と恋に落ちてしまったとか。

そうなると「ジャンのあの姿なら…」というセリフから予想するに、ジャンは犬族と猫族のハーフだったりするのかも…

そんな特別な存在だからこそ、ジャンは「ウルギア」に選ばれたのかもしれませんね。

 

「ウルギア」に選ばれたジャンは獅子族の海賊キング・ザハブに拾われ、仲間となり共に行動していきます。

「ウルギア」とは秘宝を揺り起こす均衡の鍵で、三大秘宝の一つなんだとか。

ザハブは海中にある伝説の超大陸「シランド」を見つけるためにこの秘宝の力が必要だと言います。

『シランド』第1巻 P93,108より

彼は新大陸を見つけ、豊かな資源を手に入れることでこの犬族と猫族の争いに終止符を打ち、平和な世の中にしようと考えていました。

ザハブは海賊ですが、第1話に出てきたようなチンピラではなく世の中を良い方に変えようと行動する良い猫のようです。

自分ひとりが得するためではなく、みんなのため世界のために行動しているっていうのが良いですよね。

見た目が怖い感じですが、中身は優しいお兄ちゃんって感じで私はかなり好きなキャラです。

“みんなが安心してずっと一緒に暮らせる島を探す”という同じ夢を持つ者同士が種族の枠を超えて手を取り合うというのも胸アツ展開です。

 

最初はザハブの仲間たちから敵視されていたジャンでしたが、彼の素直さや芯の強さや仲間を思う気持ちに心打たれて次第に認められていきます。

腐った残飯を与えられても嬉しそうに食べてるジャン、イジメをイジメと受け取ってないの強すぎです。

猫族には残飯でも犬族にとってはご馳走だったというのもありますが…

ジャンたち犬族は匂いを色で捉えているということも今回のお話で明らかになりました。

犬族が猫族を執拗に追ってこれるのもこの能力があるからのようですね。

しかし、これを逆手にとって犬族からの襲撃から逃れているのも凄かったです。

 

今回は犬族のドール種との戦いが描かれました。

彼らの統率のとれた集団での攻撃はかなり厄介でした。

それを一匹でなぎ倒していくザハブはメチャクチャカッコよかったです。

しかし、このドール種は無駄に数が多いからと口減らしを兼ねた捨て駒だったようです。

『シランド』第1巻 P97,98より

犬族の暮らしは猫族よりも良さそうに見えますが、種族ごとに身分が設けられていたりとけっこう闇が深そうですね。

上の命令は絶対で国のためには命を捨てることもある、マジで軍事国家ですね。

猫族の暮らしも大変ですが、犬族のほうも違った意味で大変そうです。

イース海軍総督ダイアウルフ種のダイアも「シランド」や「ウルギア」のことは把握済み。

しかし彼らは今のこの世界を変えたくないようです。

新大陸が見つかり、猫族が繁栄して復讐されることを恐れているのかも。

それを阻止するために彼らも動き出すようですね。

 

ドール種の襲撃で拠点を失ったザハブたちは新たな拠点を手に入れるため、サーベルの隠れ家を目指します。

はたしてこれから彼らにどんな冒険が待ち受けているのか。

続きが楽しみです。

 

単行本第2巻は2026年4月14日発売予定です。