カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品 KCデラックス『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』第6巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第5巻の記事はこちら↓↓
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』
原作:羽田遼亮
作画:中島零
キャラクター原案:潮一葉
ネーム・構成:赤衣丸歩郎
『 #念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』
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— 中島 零 (@Nakajima_0) December 29, 2023
目次
第6巻の見どころ(ネタバレ注意)
カレンvs.マリアンヌ
カレンやエリザベートとルクスの関係を誤解し続けるマリアンヌ。
さらにはエリザベートとの仲までも否定され、カレンは激怒してしまう。
頭の固いマリアンヌに話を聞いてもらうため、カレンはマリアンヌに勝負を挑み、二人は海のダンジョン内で『虹色ホタテ』の狩りを開始する。
そして虹色ホタテの採取地にしてこのダンジョンのボス部屋である巨大な滝壺へ降り立つ。
二人は虹色ホタテを探し始めるが、そこへこのダンジョンのボスである巨大ダコ「アビス・テンタリオン」が現れる。
マリアンヌは触手に狙われるカレンを助けるが、代わりに触手に捕まってしまい…
『嫉妬』のファウラ 復活!!
ようやくルクスのことは誤解だったと理解したマリアンヌ。
二人にとって自分は眼中にもない事を思い知らされたマリアンヌが一人砂浜を歩いていると、以前学院街で出会った占い師が目の前に現れた。
実は彼女は学院長室でエリザベートたちとやりあった魔王の眷属だった。
彼女はエリザベートを依代に七大悪魔『嫉妬』のファウラを降臨させようと目論んでいた。
そのためにマリアンヌを捕らえ、大悪魔メダルをマリアンヌの身体に埋め込み、エリザベートに接近させようとする。
マリアンヌは催眠操作に抗い、埋め込まれたメダルごと自決しようとするが、ファウラはマリアンヌの身体を仮宿として復活してしまうのであった。
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』第6巻 P128,129より感想
第6巻は前回に続き、公爵家所有のダンジョンとビーチ付きの別荘でのバカンス回です。
暴走するマリアンヌを止めるべくカレンが勝負を仕掛けたり、七大悪魔の一角が復活してしまうお話などが描かれました。
まずはカレンとマリアンヌの勝負から。
マリアンヌが華麗な剣技で魚を仕留めていくのに対し、カレンは光魔法の『閃鎖』で魚をまとめて捕縛してて強すぎます。
真面目に頑張るマリアンヌがちょっと可哀想だと思っちゃいました。
またカレンは光魔法『聖視光』で隠れた魚たちも探知できてしまうとかチートすぎる。
あとこの魔法、範囲内にいる人間の衣服とかも透かしてしまうようで、エリザベートやマリアンヌの取り巻きのミエレットやムリンダの胸とか丸見えになってました。
最初作画ミスかな?と思ってしまいましたが、読者サービスすぎる最高の魔法ですね。
ムリンダがそれに気づいて恥ずかしがってるのが可愛かったです。
このダンジョンでは滝壺の中で勝ち残った魔獣がボスになるらしく、今回は「深海の怪物アビス・テンタリオン」という巨大ダコがボスでした。
可愛い水着の女の子たちとタコいったら、触手で♡♡♡な展開になるのは定番ですよね。
触手に捕まってしまったマリアンヌを助けようとしたムリンダまでも捕まってしまい、どちらかというとムリンダのほうが♡♡♡な目に遭ってました。
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』第6巻 P24,32,33より今回はエリザベートの助力はなく、カレンとマリアンヌの力だけでタコを退治していました。
カレンも『星の杖』を手に入れて、どんどん強くなっていますね。
勝負はカレンが勝利してマリアンヌの誤解も解くことができたのですが、その時カレンは「私の好きなタイプはちょっと陰があって でもそれに負けない強さと優しさを持った 例えばエリザ様みたいな―」と告白めいたことまで言ってしまいました。
エリザベートも「…私もカレンさんの事は大好きです…よ?」とか言ってるし、百合すぎる。
もう早く付き合っちゃえよって感じですね。
そして七大悪魔の一角『嫉妬』のファウラのお話へ。
エリザベートを依代にさせないために自決しようとしたマリアンヌですが、ファウラは彼女の身体で復活してしまいました。
マリアンヌが可愛かったせいもあってか、復活したファウラもビジュアル良いんですよね。
本来、ファウラは物語の後半戦に登場する中ボスキャラらしいのですが、エリザベートがメチャクチャしてるせいでこんな序盤に登場しちゃっているようです。
なので本当だったらファウラはメチャクチャ強いキャラのはずなのですが、エリザベートはすでにファウラを圧倒しているんですよね。
普通にやったら速攻で倒せる相手なのですが、今回はマリアンヌを救出するためエリザベートはわざとファウラの攻撃を受けていきます。
そしてファウラはエリザベートの身体の中に侵入し魂を染めようとするのですが、エリザベートの魔力量が異常過ぎて全然染めることができず。
大海原にちょこっと変な液体が混じっちゃったくらいでしたね。
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』第6巻 P172,173,174よりあまりにも広すぎる深層領域を見て、ファウラが無言で扉を閉じて逃げようとしてるの面白すぎる。
そんなファウラを捕まえ、エリザベートは逆にエリザベートの魔力でマリアンヌを染め直し救出しようとします。
最後にお姉様系?の口調でマリアンヌを黙らせて意識を取り戻させていましたが、これこの話が終わった後はマリアンヌもエリザベートに惚れちゃいそうですね。
マリアンヌを救出できてしまえば、あとはもうファウラをボコボコにするだけ。
次回でこの戦いに決着がつくようですが、はたしてどんな風にファウラを倒すのでしょうね?
単行本第7巻は2025年9月発売予定です。


