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【GHOST GIRL ゴーストガール あらすじと感想】売れないアラサー女優とアブナイ使い魔が悪霊を狩る!

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どうも!

可愛い女の子もバトルものも大好き、カッパ室長です。

 

今回は少年ジャンプ+にて連載されている『GHOST GIRL ゴーストガール』を紹介させていただきます!!

『ロザリオとバンパイア』の著者が贈るオカルティックアクションコメディです!

 

GHOST GIRL ゴーストガール紗池 晃久


どんな内容?(ネタバレ注意)

20XX年 YOKOHAMA

有名になってキラキラと輝くような人生を夢見る、売れないアラサー女優クロエ・ラヴ

主にエキストラ・死体などを演じ、唯一主演だったのは『ゴーストガール』というスクール水着を着た少女が鎌を武器に血みどろで戦うニッチすぎて全く売れなかった深夜ドラマ。

貧民街で生まれ育ったクロエは昔のクセでつい暴力的になってしまい、素質はあるのだがいつも暴力沙汰をやらかし仕事を降ろされていた。

今度やらかしたらクビと言われ、最後のチャンスを掴むため、クロエは幼い見た目を利用して28歳なのに20歳とサバ読んで面接に臨む。

しかし、そこでクロエはプロデューサーの中から出てきた悪霊に襲われてしまう。

必死に抵抗し逃げるクロエだったが、悪霊に捕まってしまう。

そんなとき、退魔請負人(ゴーストリーパー)を名乗るロリコン紳士のイケメン、カイ・イォドが現れ、クロエを助けてくれた。

なんとカイは数少ないクロエのファンの一人だった。

カイは黄泉の国、いわゆる天国や地獄といった死後の世界からやってきたと言い、数週間前に黄泉の国で大規模な「脱獄」があり、悪霊が一斉に現世に舞い戻ってしまったと説明する。

さらにカイはクロエに、クロエはその体にどんな霊でも取り憑かせることができるすさまじい霊媒オカルト体質があり、現世に逃れた悪霊たちから狙われる危険性が高いことを知らせるのであった。

そして再び先ほどの悪霊が追ってきてクロエ達を襲う。

人間に取り憑いた悪霊と戦うために、クロエはカイを自身の体に憑依させる。

するとクロエは魔法少女のように変身し、大きな鎌(カイ)を使って悪霊を一網打尽にするのであった。

その後、クロエはカイと主従契約を交わし、黄泉を脱獄し現世へ舞い戻った悪霊たちを退治するため、そして有名になって世界を見返すため、コードネーム<ゴーストガール>として悪霊退治を開始する。

感想

この作品はアラサー女性の主人公が退魔請負人の美青年とともに、魔法少女のように変身し悪霊を退治していく霊媒アクションコメディです。

大人版変身魔法少女ですね。

ジャンプ+で連載していて、少年誌なのにアラサーの女性が主人公というのは珍しいですね。

さらにイケメンも多く登場し、逆ハーレム要素もあるため、どちらかというと少女漫画っぽい感じもします。

でも戦闘シーンは迫力満点で、そこは少年誌っぽい100点のアクション漫画となっています。

登場キャラクターはイォドやニャルラトホテプなどからわかるようにクトゥルフ神話がモチーフになっているようです。

クトゥルフ神話は20世紀にアメリカで創作された架空の神話のことです。

ニャルラトホテプは別作品『這いよれ! ニャル子さん』で有名ですよね。

あちらのニャル子さんは明るく可愛い女の子という感じですが、こちらのニャルラトホテプは妖艶なお姉さまという感じでした。

クロエの名前の由来は作家のラヴクラフトからだそうです。

クトゥルフ神話を作り上げた一人の名前が由来とは主人公らしくて良いですね。

 

この作品の魅力の一つはクロエの戦闘時のかっこかわいい衣装です。

クロエはどんな霊でも体に憑依させることができ、その能力を引き出せる霊媒体質で、カイやノエルなどの仲間を憑依させて様々な姿に変身して悪霊と戦います。

カイを憑依すると深夜ドラマ『ゴーストガール』の衣装のように水着で大きな鎌を持ったスタイルとなり、ノエルを憑依させると猫耳でカマーベストを着たスタイルに変身しました。

それぞれの特徴をうまく取り入れ、クロエの可愛さを引き出しつつ、更にカッコよさも加わっています。

仲間が増えればその分戦術の幅が増えるので、クロエのこの体質はとても強いですね。

これからクロエにどんな仲間ができ、そして新しい変身を見せてくれるのかとても楽しみです。

 

登場するキャラクターもそれぞれ個性的でとても魅力的です。

クロエはアラサーですが、JKぐらいの幼さがあってとても可愛いです。

そんなクロエですが貧乏だったせいかお金が大好きで、悪霊退治の高額報酬によだれを垂らして食いついているのが面白いですね。

カイは見た目がイケメンなのに、ロリコン紳士という残念ポイントがあるから女性読者だけでなく男性読者からも好かれるキャラになっています。

ショゴスも無感情キャラと思わせて、ヒーローや魔法少女好きという可愛い一面を見せたり、ドクター・ウェストもマッドサイエンティストな雰囲気を出しつつも、ショゴスのことになると娘を溺愛する父親みたいになったりと、ただカッコいい可愛いだけでないことがそのキャラクターの魅力をより引き出してくれています。

 

まだまだそれぞれのキャラクターに明かされていない謎などもたくさんありそうで気になります。

カイと敵のオスカー・クトゥルーとの因縁やカイの過去の話。

ウェストが死体を研究するようになった理由やなぜショゴスを娘のように可愛がるのか、などなど。

クロエの特別な霊媒体質もクロエの過去や生まれに関係があるのかもしれませんね。

考え出したらキリがありません。

これらの謎が今後描かれていくことを楽しみに待ちながら読んでいきたいと思います。

 

現在、ジャンプ+の公式サイトでは『GHOST GIRL ゴーストガール』の第1話が無料で読むことができます。

気になった人はぜひ読んでみてください。

ジャンプ+公式サイトはコチラ

 

各巻のあらすじ紹介

第2巻

 

クロエを退魔請負人として登録するため管理局(アーカムバレット)にやってきたクロエ達。

しかし地下鉄での戦いがネットにあがっていて、黄泉と現世の秩序を乱す存在だと言われ管理局から襲われてしまう。

瀕死のノエルを自身に憑依させ、新たな姿と力を得たクロエは軽やかな身のこなしで襲い来る敵兵を圧倒。

その才能に惚れ込んだ局長・ニャルラトホテプはクロエを正式に管理局の一員として迎え入れてくれた。

さっそく悪霊退治の初任務を開始するクロエ達。

するとそこへ同業者で死体専門の研究者を名乗るドクター・ウェストと彼の使い魔であるゾンビ少女ショゴスが現れ…

第3巻

 

アーカムの任務をこなして着実に強さを手にしていくクロエに局長・ニャルラトホテプから大規模な悪霊掃討作戦への招集がかかる。

クロエ達はショゴスや他の戦闘員と共闘して湧き出る大量の悪霊の一掃を開始する。

問題なく任務が完了できると思われたが、ウェストや戦闘員たちが何者かに連れ去られてしまう。

ウェストたちは連れ去られた先で今回の黒幕である旧支配者(グレート・オールド・ワン)という邪神の青年オスカー・クトゥルーと遭遇するのであった。

第4巻

 

海神ダゴンとの死闘の後、変身せずに戦う姿が報道され、一躍時の人となったクロエ。

ニャルラトホテプに世間から身を隠したほうが良いと言われ、訪れた先は夢にまで見た庭付き一戸建ての大豪邸だった。

新しい生活に胸を弾ませるクロエたちだったが、彼女たちの前に<イーストイレブン>と名乗る人物たちが現れる。

彼らはカイを捕らえるためにやってきたという。

そして<厄災>カイ・イォドの本当の姿と彼の過去が明らかになる…!

 

おわり