こんにちは、こんばんは。
アツいバトルもの大好き、カッパ室長です。
今回は少年ジャンプ+にて連載中の漫画 ジャンプコミックス『英雄機関』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の記事はこちら↓↓
YouTube“ジャンプラチャンネル”より
『英雄機関』
原作:蔡河ケイ
漫画:高橋アキラ
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
vs.猟犬部隊
“特務観察部”のゲオルギー・シンに命令され港で武装蜂起を起こした武装集団“猟犬部隊”を制圧することになったレオニダス・タイラー(愛称:レオ)。
士官候補生の自分にテロリストを制圧させて“英雄”に仕立て上げようとするシンに怒りを覚えながらも、レオは用意された機鎧パーシアスに乗って現場へ向かう。
猟犬部隊が所持する第4世代機鎧“ライプラス”は数が多く、さらには1機だけ他よりも強化された機体があり苦戦するレオ。
だがシンから渡された敵の行動パターン集を活用し、敵の裏をかき見事倒すことに成功する。
レオは猟犬部隊が元軍人ということもあり破壊活動をしながらも民間人を巻き込まないように戦う姿に関心を示す。
そしてレーダーで捕捉されなくなるチャフスモッグが散布されている間に猟犬部隊の部隊長「ブル」と話し合うために接触を試みることに…
不調
レオは士官学校での目的の一つである「英雄機関の重要関係者に近づきある物を手に入れる」というミッションに取り掛かる。
それは出張から戻ってきた副学長“プラウドマン”から「例のデータ」を入手することだった。
彼は毎年有望な候補生と“茶会”を開くため、成績ランキングで上位にいなければならなかった。
しかし士官学校に入ってから以前よりも眠れなくなってしまったレオは機鎧の訓練で思った成績を上げることができず、さらには気を失って墜落してしまい…
『英雄機関』第3巻 P182,183より感想(ネタバレ注意)
第3巻は前回の続きからで、休暇を仲間と過ごしていたレオがシンに呼び出され、テロリストを制圧するお話から始まりました。
猟犬部隊の機鎧は犬をモデルにしたタイプの機体でした。
名前の“ライラプス”もギリシア神話に登場する猟犬の名前だし、ホント彼らのための機鎧って感じでしたね。
特にハスキーという男が乗っていた“ライラプスアーミー”は両手に鋭いかぎ爪がついていて、口からは咆哮に似せたハウリングキャノンという衝撃波を出す武器まで搭載されたザ・接近戦用の機体って感じでカッコよかったです。
元軍人で猟犬ということもあり、統率のとれた攻撃にレオは苦戦しましたが、以前サナダ大尉と戦ったときに言われた「お前の動きは合理的すぎる」という言葉を思い出し、敵の裏をかいて勝利するという展開はアツかったですね。
ライプラスアーミーの頭部を盾のVEキャノンで吹き飛ばすシーンは凄かったです。
『英雄機関』第3巻 P42,43より
そして猟犬部隊の部隊長・ブルと話し合うことで仲間になれたかと思った次の瞬間、シンがジークフリートに乗って猟犬部隊の船を撃沈してしまいます。
レオの必死の説得も無駄に終わってしまいましたね。
でもブルがレオに渡したメモが今後何か役に立つのかも。
「月にあるバーを訪ねろ」と言ってましたが、そこには何があるのでしょうね?
もしかしたら彼らの後ろ盾をしている“巨大技術企業”に関係する人物がいるのかもしれませんね。
あと結局、レオがブルに質問していた「サナダ大尉とあなた方は仲間なのですか?」の答えは分からずじまい。
プラウドマンとシンの会話から予想するにサナダ大尉は巨大技術企業の一つ“真田重工”の関係者っぽいので、もしかしたら仲間に近い存在だった可能性は高そうですね。
それとシンがサナダ大尉のことを“鋼鉄の戦女神”と呼んでいたのもちょっと気になります。
彼女の過去も早く明らかになってほしいですね。
その次のお話ではレオのミッションに関わる副学長プラウドマンが登場しました。
にこやかな笑顔を見せながら銃をへし折るという超怪力を見せるまたしてもクセの強そうなキャラですね。
しかもかなり腹黒そう…
彼はレオたちが訓練する姿を見に来て、成績が低く訓練についていけていないジョンをノースポイントという別の士官学校へ移らないかと勧誘していました。
『英雄機関』第3巻 P144よりこの時のプラウドマンの顔 気持ち悪すぎです。
サナダ大尉のおかげでジョンは思いとどまってくれましたが、一体なぜプラウドマンは彼を勧誘したのでしょうね?
士官学校の後期は“月都市”を拠点とした訓練になるそうで、プラウドマンはそこで“楽しいイベント”を用意していると言っていました。
絶対危ないやつですよね。
それをレオたちが見事打ち破ってプラウドマンの顔がぐしゃぐしゃに歪むほど屈辱を与えてほしいですね。
プラウドマンの“茶会”に招待されるためにも好成績でいなくてはいけないレオですが、眠れないせいで訓練中に気を失ってしまいました。
かなり無理してたし心身ともに限界が来てたのでしょうね
そんな彼を救ってくれたのがミリィでした。
父親であるリュウ・タイラーが政府によって「嘘っぱちの“英雄”」にされたことや自分が余計なことを言っていなければ父は普通の人のまま一緒にいられたなどと苦しみ続けるレオに、「私はおじちゃんに命を救われたの…!あなたのお父さんは正真正銘私の英雄だよ」と教えてあげるミリィ。
さすがヒロイン、ナイスなタイミングでレオの心を癒してくれますね。
その結果、レオは久しぶりに熟睡ができ心身ともに回復し、機鎧でのエネルギー値測定で測定器を破壊するほどの威力を見せつけました。
今回のお話はレオも凄かったですが、なにより仲間たちが素晴らしかったです。
レオの心を救ったミリィはもちろん、レオの悪口を言ったジョージに対し自分のことのように怒ってくれたクリンがカッコよすぎた。
あとサラッと助太刀してるスンジャタ・ムーサも良いですね。
今回の新たに登場したルシア・フォン・ヴァイスブルクは欧州の貴族家系のご令嬢で、士官学校の成績は現在第3位。
レオが彼女を見て「彼女が…」と考えていたのがちょっと気になりますね。
彼女もレオのほうを見て笑っていたし、何かありそう。
そして第3巻のラストでユーリは「英雄機関がリュウ・タイラーを抹殺した理由は…!」と何かに気づいたようなセリフを言ってました。
これはかなり気になりますね。
リュウはただの一般人ではなく、特別な何かを持っていたのでしょうか?
早く真相が知りたいですね。
単行本第4巻は2025年10月3日発売予定です。


