カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品 マガジンポケットコミックス『黒猫と魔女の教室』第9巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
YouTube“マガジンチャンネル”より
『黒猫と魔女の教室』第8巻の紹介記事はこちら↓↓
『黒猫と魔女の教室』
著者:金田陽介
魔女が呪いを解く為に×××にキスする話(1/18) pic.twitter.com/1MSBJgXnY7
— 金田陽介@黒猫と魔女の教室1巻 (@yousukekaneda) July 8, 2022
第9巻の見どころ(ネタバレ注意)
クロードに迫る危機
期末試験も終わり王立ディアナ魔術校は春休みを迎える。
猫の姿のクロードはクロードカヴンの皆が実家に帰省したことで人目を気にせず過ごすことができていた。
しかし一人で厨房でパイを作って食べようとしていたら帰省中止になり寮に残っていたハナに目撃されてしまう。
猫が座ってパイを食べるなんて不自然だと考えたハナは、この猫がクロードなのでは推理する。
ハナはこの猫がクロードなのか確かめようとし、クロードはハナに正体がバレないよう猫になりきる、騙し合いの心理戦が始まるのであった。
職業体験
王立ディアナ魔術校での次なるイベントは“職業体験”。
魔術師にも様々な職業があるため、生徒は体験したい職業を選び、それを3日間泊まり込みで体験するというもの。
クロードカヴンが体験できる職業は①魔獣飼育園②魔道具工房③王宮魔術師の3つ。
スピカはその中で自分の理想に近い王宮と王都を守る仕事、王宮魔術師を選択する。
王宮魔術師組はスピカ、アリア、ハナ、カストル&ポルックス、アストレアの5人。
スピカたちを指導してくれるのは第三分隊長のミラ・ウェイルズ。
彼女は去年王立ディアナ魔術校を首席で卒業し、わずか半年で分隊長に昇級したエリートだった。
スピカはこの3日間でレベルアップするため気合いを入れ職業体験に挑む。
感想
今回はスピカとクロードの買い物の話の続きから始まり、クロードとハナの心理戦やタルフの悩みのお話、そして職業体験のお話などが描かれました。
第9巻の表紙はレオですが、今回はあまりレオの活躍は描かれてなかったのがちょっと残念でしたね。
まずはスピカとクロードの買い物のお話から。
魔法薬を吸い込んでしまい大人の姿になってしまったスピカですが、最初のナレーションが『名探偵コナン』の映画の冒頭みたいになってて笑ってしまいました。
そして大人になったスピカが美人過ぎます。
スタイルも抜群だし、ずっとこのままでいてほしかったですね。
今回クロードはスピカが大人になったことに気づいていませんでしたが、後々スピカが成長した時にこの日のことを思い出すこととかあったりしたら面白そうですね。
次にクロードがハナに正体がバレかけるお話。
クロードが油断して優雅にパイを食べようとしている時に後ろで立って見ているハナが怖すぎましたね。
ちょっとホラーぽかったです。
そしてハナに正体がバレないように全力で猫のフリをするクロードが可愛かったし、いつの間にか猫耳をつけて一緒に遊んでいるハナもメチャクチャ可愛かったです。
今回クロードは猫のフリをするため色々尊厳を失う行動をしていたし、今後はより猫らしく振舞うようになるのかもしれないですね。
新学期になり授業も開始されるのですが、森の外れにある聖堂を巡礼する際の道のりがスパイダーウォークならぬスパイダーウォールだったり、そり立つ壁ならぬ反り立つ崖だったりとSASUKEすぎて笑えました。
スピカたちは何の訓練をしているんだ?と思ってしまいますね。
そしてタルフの悩みを聞くお話では、クロードカヴンのスピカとタルフ以外が魔獣のガスによって幼児化してしまいました。
レオは野性味あふれた幼児だったり、ハナとアリアはスピカを取り合ったりしていて想像通りの幼児でしたが、メロウやアストレアなどはちょっと思っていたのとは違う感じで面白かったです。
今回カストルが幼児化して中二病全開の姿を披露していましたが、ポルックスが幼児化したらどんな感じだったのかも気になりますね。
いつも優しいタルフが子どもたちが危険な目に遭うとブチ切れてメチャクチャ強くなるのもカッコよかったです。
魔法も使わず、素手で巨大なダンゴムシを止めてるし、実はタルフも化け物みたいな実力の持ち主なのかも…
そして最後に職業体験のお話へ。
ここでミラの指導でスピカたちがレベルアップする展開かな?と思ったら、まさかの邪教徒「黒蛇教団」が襲来しバトル展開に入っていきます。
黒蛇教団の目的は王宮の宝物庫にある“太陽神の神杖”のようです。
にしてもミラが優秀な仲間かと思ったらまさかの敵だったのには驚きですね。
彼女が見ていたペンダントの写真は年の離れた弟みたいですが、スピカが「とても家族を見るような表情じゃなかった」と言っているし何かありそうです。
黒蛇教団に弟が捕まり脅されているとか、もしくは弟が病にかかっていて救うために黒蛇教団の手助けをしているとか。
弟がすでに死んでいて生き返らせるために黒蛇教団に協力しているとかも考えられますね。
ミラはスピカと同じ乙女座魔法の使い手だから今回スピカと戦うのかな?と思いましたが、ライバルのアルクが来てしまったからスピカはアルクと戦うことになりそう。
強くなったスピカがアルクに勝てるのか楽しみです。
また他にも相手を石化させる魔法を使うシスター・ベガや爆発魔法を使うイータ・カリーナ、あとメチャクチャガラの悪いハウトという男が敵として登場しています。
ハウトはクロードと戦いそうだから、残りのシスター・ベガとイータ・カリーナはアリア、ハナ、カストロ、アストレアが戦う感じになりそうですね。
どんな戦いが見れるのか次の巻がとても楽しみです。
単行本第10巻は2025年2月7日(金)発売予定です。
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