カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の記事はこちら↓↓
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』
原作:羽田遼亮
作画:中島零
キャラクター原案:潮一葉
ネーム・構成:赤衣丸歩郎
『 #念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』 pic.twitter.com/FKzZUNjFhy
— 中島 零 (@Nakajima_0) December 29, 2023
目次
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
エリザベート、懲罰委員会送りに…
新入生歓迎パーティーを楽しむエリザベートとカレン。
そんな二人のもとに王子様みたいなキラキラした男子生徒が向かってくる。
彼はレウスと同じく攻略キャラで四騎士の一人ルクス・ゼルビア。
ルクスは愛によって無敵の防御力を発揮する聖女パーティーのメインタンクであり、無類の女好きだった。
ゲームの正史では俺様キャラのルクスはカレンに『壁ドン』『顎クイ』からの「俺の女になれよ」コンボを華麗に決めてくるのだが、その流れが壊れているこの世界ではルクスはカレンではなくエリザベートに言い寄ってくる。
問答無用でルクスの顔面を殴り飛ばしてしまったエリザベートは翌日懲罰委員会送りとなってしまい、入学4日にして2度目の退学の危機を迎えてしまうのであった。
闇黒竜デスバーン
ワイバーンの討伐任務を受けたエリザベート一行。
エリザベートとレウスは問題なくワイバーンを討伐していくが、カレンだけがワイバーンよりも弱いミニラプトルさえも倒せずにいた。
己の弱さを恥じるカレンにエリザベートは「私の修行を受けますか?」と提案するのであった。
その後、エリザベートとカレンが山奥の秘湯を満喫していると山の頂上から二人に殺気を送る竜がいた。
「ちょうどいい相手です!」と言ってエリザベートはその竜をカレンの修行相手にしようとする。
しかしその竜は竜種最強たる六大竜の一翼「闇黒竜デスバーン」だった。
デスバーンは正規ルートではボスクラスで、本来だったらこんな序盤に現れる存在ではない。
なのにデスバーンがエリザベートたちの前に現れたのは、歪みの原因であるエリザベートを排除し世界の流れを無理矢理にでも元に戻そうとする、物語の修正力によるものだった…
感想
今回は新入生歓迎パーティーの続きから始まり、新たな四騎士が登場したり、闇黒竜と闘ったりするお話が描かれました。
まずは新入生歓迎パーティーのお話から。
ここで新たな四騎士ルクスが登場しました。
コイツもレウス同様強気に攻めてくるタイプの男性でしたね。
でも王子なだけあってルクスの方が気品がある感じでした。
そんなルクスがいきなりエリザベートに壁ドン&顎クイで言い寄ったら見事顔面パンチで撃退されていました。
これで懲罰委員会送りはちょっとエリザベートが可哀想です。
本当にただの正当防衛でしたからね。(パンチの威力はヤバすぎでしたが…)
これは副学院長たちが都合のいい理由を見つけてエリザベートを退学にしたかったからのようです。
やはり問題児すぎるエリザベートを在学させておくのは危険だからなのでしょうか?
そのうちこの副学院長たちもエリザベートにボコボコにされそうですね。
死滅魔法で毛根を殺そうとしていたし、後々ハゲになる未来が見えます。
そしてピンチのエリザベートを助けるカレンが正ヒロインすぎました。
実際はルクスが無罪を主張してくれたからなのですが、エリザベートにはカレンしか見えていないようでしたね。
ルクスが無罪を主張するカッコイイシーンのはずなのに、「カレンさん…」ってトゥンクしていたし…
今回あまり良いとこがなかったルクスには今後カッコイイところを見せてほしいですね。
次に闇黒竜デスバーンとの戦いへ。
ワイバーン討伐で活躍できず「私なんかじゃ…」と落ち込むカレンに「でも健康ですよね?手足は動く。内臓だって壊れてません。戦える。」と言うエリザベートさんカッコ良すぎです。
前世では体を動かすことも出来ずチャレンジすらできない状態だったエリザベートには今のカレンは可能性の塊に見えているんでしょうね。
こうしてカレンに修行をつけることになったエリザベートですが、どさくさに紛れてレウスも修行を受けさせてもらっていて、カレンのことを姉弟子呼びしているのが面白かったです。
そして温泉シーンが入るのですが、デスバーンのせいでそこまで♡♡♡な展開にならなかったのが残念でした。
デスバーンはこの世界でラスボスクラスの存在のようです。
そんな敵を軽々殺してしまうエリザベートはやはり化け物ですね。
ラスボスクラスがこんな序盤に登場しちゃったということは今後はそれ以上の敵しか出てこないということかな?
なんだかもうゲームのエンドコンテンツをやってるみたいですね。
そしてデスバーンは「物語の修正力」によって登場させられた可能性もあるようです。
ということは今後もエリザベートはこの世界自体に敵視されて生きていくことになるのか!?
今回の戦いでカレンもその対象に入ったようなので、二人は世界と戦っていくことになるのかも。
ドラゴン討伐後は祝賀会が開かれ、そこでエリザベートは『暗黒の竜滅乙女達』というまたしても中二病全開の異名を付けられてしまいました。
この世界の男たち中二病な奴らばっかりなのかな?
レウスもこっそりカレンに『純白なる断罪†天使』とかつけてるし、そのうちカレンに怒られそうですね。
次回は中二病全開な異名を付けた張本人学院長ザンダルフと面会するようです。
エリザベートはスコップを創り出し彼を埋める気満々でした。
続きが楽しみですね。
単行本第4巻は2024年12月発売予定です。