カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』第2巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第1巻の記事はこちら↓↓
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』
原作:羽田遼亮
作画:中島零
キャラクター原案:潮一葉
ネーム・構成:赤衣丸歩郎
『 #念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』 pic.twitter.com/FKzZUNjFhy
— 中島 零 (@Nakajima_0) December 29, 2023
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
神前決闘裁判
ゼルビア王国王立学院の入学式で行われた魔力測定試験でエリザベートは『狂犬レウス』に目をつけられ戦いを挑まれるが、二人とも先生に捕まってしまう。
お説教から解放されエリザベートが武術適正の試験会場へ向かうと、そこではカレンが複数の男子に囲まれボロボロにされていた。
カレンはエリザベートが魔力測定でイカサマをしていないと庇ったためにいじめを受けていたのだ。
初めての友達を傷つけられ激怒するエリザベート。
遅れて試験に参加するエリザベートは武器ラックにある木製武器は取らず、横にあった立ち木を引っこ抜き、それでカレンをいじめていた男子たちを釘のように地面にガンガンと打ち込んでしまうのであった。
この事態を知った学院長ザンダルフはこれ以上他の生徒がエリザベートに文句を言わないようにするため、「エリザベート・マクスウェルの入学に対し異議のある者 神前決闘裁判にて己が意を通すべし」と掲示する。
これを見たレウスがエリザベートに決闘を申し込み、二人は神前決闘裁判を行うことになるのであった。
感想
今回はエリザベートたちの入学式の続きが描かれました。
いきなり騒動を起こし先生のお説教をくらうエリザベートたち。
レウスのげっそりした表情からも、先生が何度も何度もうるさく小言を言ったのが分かります。
それを魔力で遮音してノーダメージにしてしまうエリザベート。
お説教も効かないとかもう無敵すぎますね。
というか、これまでにリッチの死言や魔獣の咆哮を経験していること自体がヤバすぎるのですが…
武術適正の試験で、エリザベートはまさかの立ち木を武器に無双していきます。
木製武器を使えと言われていたから一応アリなのかな?
男子生徒たちが釘みたいに地面に打ちつけられていく様はとても面白かったです。
でもこのせいで女子生徒たちからも怖がられてしまいましたね。
カレンだけは怖がらず仲良くしてくれているからエリザベート的にはOKなのかもしれませんが…
この回ではカレンがただの清楚キャラではなく、相手の服を脱がせるキャラだということが判明。
エリザベートが怪我をしていないか服を脱がせて色々触って確認してくれています。
この作品ではラッキース〇ベはカレンが起こしていくようですね。
今後もカレンによってエリザベートの♡♡♡な姿が拝めそうです。
というかもしエリザベートがルートを変えていなかったら男たちの脱がされた姿を見なくちゃいけないという地獄絵図が待っていたんですね。
乙女ゲームの世界だから当然っちゃ当然なんですが…
そして今回の見どころでもある神前決闘裁判。
『炎の騎士』候補のレウスは予想通りのかませ犬っぷりを発揮してくれました。
レウスのことよりも武器が壊れないか心配して苦戦するとか、エリザベートはレウスのことを眼中になさすぎです。
実際ビンタ一発&蹴り一発で倒してしまいましたし。
「貴方には何より『健康』が足りません」という決めゼリフがカッコよかったです。
そしてここでエリザベートのダサい異名『漆黒の殺戮姫』を命名した犯人がレウスであったことも判明。
中二病全開な異名ですが、レウスがつけたのなら納得ですね。
この戦いでレウスはエリザベートが目標とする相手だったことに気づいたようなので、もう敵として戦うことはなくなるのかな?
ゲームらしく仲間に加わる感じになるのかも。
またこの決闘のラストで新たな男性キャラが描かれています。
これは『4人の騎士』の残り3人でしょうね。
どの子も癖が強そうです。
最後は新入生歓迎パーティー。
令嬢であるエリザベートがカレンをエスコートするのかと思いきや、逆にカレンが王子様になってエリザベートをお姫様扱いしていました。
これはギャップがあってエリザベートもキュンときちゃいますね。
ラストでは『4人の騎士』の一人であろうルクスと呼ばれる男子生徒がエリザベートたちを狙って動き出しています。
はたしてエリザベートは『自重』して問題を起こすことなくやり過ごすことができるのか。
続きが楽しみです。
単行本第3巻は2024年9月発売予定です。