カッパ室長です。
今回は少年画報社が贈るWEB異世界マガジンヤングキングラムダにて連載中の漫画『シリアルキラー異世界に降り立つ』第4巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第3巻の紹介記事はコチラ↓↓
『シリアルキラー異世界に降り立つ』
原作：一粒苺
漫画：ヒロ
殺人鬼vs転生者
連続殺人鬼が異世界に転生する話【1/16】#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/2GWSqKUOSK
— ヒロ@シリアルキラー異世界に降り立つ (@oekaki22158843) December 25, 2022
第4巻の見どころ（ネタバレ注意）
南の島のリゾート地、エンデアイランド！！
転生者・ラズフェルの討伐に成功したシルキィたちの前に突如現れた転生者・九鬼櫻子。
彼女は転生者の中でもチートスキルなどが一切不明の謎多き存在だった。
九鬼櫻子はシルキィに南の島「デットラ島」にある転生者が滞在しており、一週間以内にその人物が数千の島民を皆殺しにすると予言する。
そして「エンデアイランド」のチケットを渡し、シルキィたちを見逃しその場を去るのであった。
「エンデアイランド」とは転生者・エンデが現地人をデットラ島に強制移住させ開発したリゾート地で世界中から人が集まる人気スポット。
大量虐殺を阻止するため、シルキィとルナティカは島へと足を運ぶ。
向かう途中の船の中でシルキィたちは冒険者のチッカ、イデラ、リンキと出会う。
チッカは世界一の冒険者ギルド「永遠の夜明け」の最高幹部「七陽」の元メンバー、「博愛の騎士」チッカ・ヒロアだった。
彼女たちと仲良くなり、エンデアイランドに到着してからも一緒に遊ぶシルキィたちであったが、目的の転生者「唯ちゃん」を発見し…
『シリアルキラー異世界に降り立つ』第4巻 P106より感想
今回の戦いの舞台は南の島のリゾート地。
そんな楽しい場所が無数の死者が蠢く孤島へと変貌していきます。
まずは前回の続きの転生者・九鬼櫻子と遭遇してしまったお話から。
九鬼櫻子は女神も焦るほどのヤバイ存在。
なんせ女神ですら彼女のチートスキルを把握していないのですから。
なら女神は彼女にどうやってスキルを与えたんだよと思っちゃいましたが、もしかしたらスキルは転生者たちが望んだものを自動的に与えるという感じだったのかもしれませんね。
そして九鬼櫻子はシルキィの前世での姉だったという衝撃の事実も判明。
『シリアルキラー異世界に降り立つ』第4巻 P35,36よりだから女神が「この二人はまだ会っちゃいけないのに！！」って言っていたんですね。
九鬼櫻子はシルキィに殺人の方法を教えた師匠的存在なので、シルキィの方法はほぼ通じないだろうし、かなりの強敵になることは確実です。
気がかりなのは九鬼櫻子はなぜシルキィに他の転生者を殺させようとしているのかということ。
実の弟であるシルキィのことが好きで、シルキィを成長させたいという思いがあるのかもしれないし、他にも何か考えがあるのかも。
そして一番気になるのは彼女のスキル。
九鬼櫻子に切られたルナティカの足が治らなかったのはスキルの影響と考えてよさそうですが、一体どんなスキルなんでしょうね？
そして次の転生者を討伐するためシルキィたちはエンデアイランドへやってきました。
リゾート地ですが「デットラ島」は島をランドと読んだら「死の島」、エンデアイランドの「エンデ」はドイツ語で「最期、終焉」なので「終焉の島」と読めてしまい、かなり縁起の悪い名前ですね。
そんな場所でシルキィたちが戦う転生者はチートスキル「ゾンビ」を持つ「唯ちゃん」。
ゾンビキャラにありがちな顔に縫い目のある可愛い女の子です。
島に着いていきなり戦闘ということはなく、前半は水着姿でリゾート地を楽しむシルキィたちの様子が描かれています。
『シリアルキラー異世界に降り立つ』第4巻 P98,99より
今回登場したチッカたちもとても可愛くて水着姿は眼福でした。
そんな楽しい気分から後半一気に地獄の展開に変えていくから絶望感も半端なかったですね。
ですが最初ゾンビだと気づかず適当に払いのけてルンルンと海へ向かうルナティカが面白かったです。
唯ちゃんのスキル「ゾンビ」は感染したものがゾンビとなって襲い掛かり、それによりネズミ算方式にゾンビが増えていくというかなり厄介なもの。
チッカたちが登場したのにも何か理由があるから、シルキィが彼女たちを利用し唯ちゃんを倒すのだと思っていたのですが、第4巻のラストでチッカはゾンビに噛まれてしまいました。
これはゾンビとなったチッカと戦うという展開になっていくのかも…
元「永遠の夜明け」最高幹部に勝つのは大変そうですね。
他にも唯ちゃんには秘密がありそうで、唯ちゃんにしか聞こえないもう一人の人格が備わっているようです。
実はこれが本物の唯ちゃんという可能性もありそうですね。
あと、九鬼櫻子もエンデアイランドにやってきていて、ルナティカが一人で唯ちゃんを殺しに行こうとするのを止めていたり、ゾンビや人々を誘導して騒ぎを大きくしたりしています。
これも何か目的があってやっているのでしょうね。
というか、なぜ彼女はゾンビの群れのそばにいて噛まれていないのでしょう？
これも彼女のスキルなのか？
トラブルが一斉に噴出したのも彼女の仕業だとすると、思考や行動を操るスキルなのかも。
それだとルナティカが切られた時に傷が治らなかった説明がつかないから違うのかな？
もしくは複数のスキルを所持しているとか？
早く彼女のチートスキルの正体を知りたいですね。
増殖するゾンビを止めるためには大元の唯ちゃんを討伐するしか手はありません。
はたしてシルキィはどんな手で唯ちゃんを討伐し、この地獄の孤島から脱出するのか。
続きが楽しみです。
単行本第5巻は2024年冬頃発売予定です。
おわり
