サスペンス

【聖母の断罪 第1巻 あらすじと感想】息子を亡くし復讐の鬼となった母親の学園復讐サスペンス!!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

こんばんは。

カッパ室長です。

 

今回はとなりのヤングジャンプにて連載中の漫画聖母マリアの断罪』第1巻を紹介させていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

聖母マリアの断罪

原作:カズキ
漫画:亀島潤斗

YouTube“ヤンジャン漫画TV【集英社ヤングジャンプ公式】”より

どんな内容?(ネタバレ注意)

息子を亡くした母親の復讐劇

親子3人で幸せな家庭を築いていたながれ一家。

しかし、中学2年生の息子・ながれ 桐崇きりたかは学校でひそかに虐めにあっていた。

桐崇は虐められていた生徒を助け、その子の代わりに虐めにあっていたのだ。

母・ながれ 真理まりに心配をかけたくない、母の笑顔を守りたいと桐崇は虐めにあっていることを隠し生活を続ける。

だが虐めはエスカレートしていき、桐崇は崖から飛び降りろと強要され、崖から飛び降りたところトラックに轢かれて死亡してしまう。

桐崇を追いかけてきた真理は桐崇がトラックに轢かれるのを目の前で目撃してしまうのであった。

この事件は桐崇の遺書とみられるノートがあったことから桐崇の自殺だと処理されてしまう。

しかし後日、真理は桐崇の部屋から桐崇の日記と虐めにあっていた証拠映像が入ったUSBを見つける。

真相を知った真理は桐崇を虐めた岡谷おかやのぞむ阿直あじき六太むった式見しきみくみる鬼怒川きぬがわつよし小和瀬こわせつばさの5人を断罪することを決意するのだった。

『聖母の断罪』の第1巻 単行本帯より

そして2年後。

真理は離婚をして職場・交友関係を全て消し、全身整形をして姿を変え、名前も流真理から「明星あけぼし真里亞マリア」に変え、保健室の教師となって5人が在籍する聖春学園に潜入する。

こうして「保健室のマリア」の断罪が始まるのであった。

感想

この作品は愛する息子を亡くし復讐の鬼となった母親が断罪をしていく学園復讐サスペンスです。

主人公である流 真理(明星真里亞)が息子を虐めた5人の生徒に息子と同等以上の苦しみを与えて断罪していくお話です。

最初あんなに優しそうなお母さんだったマリアさんが、冷酷すぎる顔で復讐していくのが読んでいてゾクッとしますね。

そりゃ目の前で愛する息子を殺されたらあんな状態にもなりますよね。

復讐する相手である5人の生徒たちはどれも見事なまでのクズ野郎たちで、桐崇くんが虐めを受けているシーンを読むのが可哀想すぎて辛かったし、本当にあいつらに腹が立ちました。

虐めの証拠は揃っているし、夫の諦一郎たいいいちろうは警察だから5人を逮捕することはできたでしょうが、それでは許せなかったのでしょうね。

相手は中学生だし、少年法とかで刑が軽くされるかもしれませんからね。

子供を殺された親の怒りはこれほどまでに恐ろしいのかと恐怖するくらいのストーリーです。

 

この作品の見どころは、やはりマリアの断罪シーンです。

最初にターゲットにされたのは小和瀬翼でした。

盗撮などを行っていた小和瀬でしたが、マリアにスマホをハッキングされ脅されていきます。

マリアさん、ハッキングできるとか凄すぎるんですけど!?

マリアさんも幼い頃に虐めを受けていたから、どうやれば相手を精神的に追い込むことができ、苦しませることができるのか熟知していそうですね。

あと、風呂場でまた虐めを行う小和瀬の首を掴んで引き寄せるところも怖かった。

『聖母の断罪』の第1巻 P142,143より

どんだけ力強いんだよって思っちゃいましたね。

そして断罪のシーンへ。

5人はそれぞれ自分が犯した罪と同じような罰を受けるようです。

今回小和瀬は人から大事なものを奪う事をしていたため、マリアは小和瀬を懺悔室の中に閉じ込め、水を流して小和瀬から酸素を奪うという断罪を行いました。

いっきにやるのではなく、こうやってじわじわやられる方が苦しいし恐怖感が増しますよね。

また断罪の際に少しでも助かる道を残しておくのがまた酷いですね。

これも助かるかと思わせておいてほぼ無理なものですから、それを知った時の絶望感も相当なものでしょう。

小和瀬は自分が犯した最大の罪を桐崇を殺したことと自覚していましたね。

でも実際は小和瀬自身が生まれたことという可哀想なオチでしたが…

他の子たちもこれと同様またはそれ以上の断罪を受けていくのでしょうね。

どんな断罪になるのか楽しみです。

 

阿直六太、式見くみる、鬼怒川強の3人は頭が悪そうだから簡単にいけそうですが、問題はリーダー格の岡谷望です。

こいつは他のやつよりも頭が良さそうだし、なによりヤバさがずば抜けています。

この男はラスボスになりそうだし、マリアも一筋縄ではいかなそう。

どんな手段で岡谷を罰するのか。

マリアと岡谷の知恵比べとかにもなっていきそうですね。

 

あともう一つ気になるのが元夫の諦一郎です。

彼は警察として行方不明になった小和瀬の調査を行っていました。

これはもしかしたら今後マリアと諦一郎が対峙する可能性もありそうですね。

ですが逆に味方になる可能性もあるかもしれません。

諦一郎は家族に対し冷たい感じでしたが、それは接するのが下手なだけで、桐崇が死んだときも「守れなくてすまない」と謝っていました。

彼も独自で復讐を実行しようとしているのかも。

マリアと諦一郎が再会した時どうなるのかも楽しみですね。

 

小和瀬を断罪したマリアさん。

はたして次は誰が断罪されるのか。

第2巻が楽しみです。

 

【聖母の断罪 第2巻 見どころ紹介】次なる標的は唯一の女子生徒・式見くみる!! こんばんは。 カッパ室長です。 今回はとなりのヤングジャンプにて連載中の漫画『聖母マリアの断罪』第2巻の見ど...

 

おわり