こんにちは、こんばんは!
ほのぼのコメディ漫画も大好き、カッパ室長です。
今回は少年マガジンエッジにて連載中の『江戸前エルフ』第7巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
YouTube“日活アニメチャンネル”より
『江戸前エルフ』第6巻の紹介記事はこちら↓↓
『江戸前エルフ』
著者:樋口彰彦
ウチの神社の神様がエルフだったはなし③ pic.twitter.com/aPAJmi3oF5
— 樋口彰彦 (@higuchi_akihiko) October 15, 2020
第7巻の見どころ(ネタバレ注意)
箱の中身はなんだろな
氏子の遠藤さんが高耳神社にやってきて小糸に「高耳様に渡して欲しい物がある」と言って袋を渡す。
その中身は何代か前の巫女が氏子に預けていたという箱だった。
開けて中を確認してくれと言われたが、その箱には何枚もの封印のお札が貼られていて、小糸だけでなく何も覚えがないエルダも恐怖におびえていた。
意を決してお札を剥がし箱を開けようとするが箱はビクともしない。
この箱は江戸の末期に箱根の寄木細工の職人が考案した「秘密箱」だった。
蓋以外の板を順番通りにスライドさせることで箱は開くのだが小糸たちでは開けられなかった。
開け方のメモなどもないため、エルダと小糸はこの箱のことはスッパリ忘れようと箱を押入れにしまうのであった。
だがその夜からエルダは箱の中身が気になってしかたなくなってしまい…
浮気…?
ある日、小糸がエルダの部屋に入ろうとするとエルダから「小糸は私の部屋に入っちゃダメ…!!」と言われてしまう。
あまりの出来事に小糸はエルダに嫌われたとショックを受ける。
実はエルダは内緒で買ったフィギュアが想像以上に大きく、小糸に見つかったらまた怒られてしまうと思って小糸を部屋に入れないようにしていたのだ。
周りの人たちから「どうせ小糸に内緒で買ったおもちゃを隠しているだけだろ」と言われるが小糸は信じず、あの手この手でエルダの部屋を開けようと試みる。
そして夜、部屋の明かりで中が透けてエルダと他に誰かがいる姿を小糸は見てしまう…
感想
今回は第6巻の終わりに登場した謎の箱のお話からでした。
氏子さんが預かっていた箱は「秘密箱」でした。
最初、封印のお札が何枚も貼ってあったからもっと恐ろしい物だと思っちゃいました。
というかあの封印のお札、高耳様のマークが入ってたし過去にエルダが作ったお札なのかもしれませんね。
エルフが作ったお札だったら魔力がこもってて凄い効果がありそうですが、小糸が簡単に剝がしてたし違いそうですね。
今回面白かったのは箱の中身が気になりすぎて目が変になっていたところ。
心が別のところに行ってしまったときってあんな感じになってしまうんですね。
いつものデフォルメ状態のエルダとはまた別の面白さがありました。
そして小糸もエルダも開けることができなかった秘密箱をあっさりと開けてしまう小柚子。
様々なものに愛される女の子・小柚子は箱にすら愛されていました。
でも今回そんな小柚子にも苦手なものがあることが発覚しました。
なんと小柚子は絵を描くのが苦手でした。
これは意外でしたね。
小柚子が描いたエルダはこけしみたいでした。
しかし、手を描くよりも膝を描くあたりは独特のセンスを持っている気がします。
このままのセンスで絵を描き続けたら、唯一無二の絵として逆に評価されそうな気がしますね。
エルダが巨大フィギュアを買ってしまったお話も最後に新たな末社を建ててゴンゲムを祀るというオチは面白かったです。
これが許されるなら、実際に色んな神社で似たようなことをやればオタクとか喜んで見に来るだろうし、集客効果抜群だと思うのですが…
高杯探しのお話ではいすずちゃんやハイラ、向日葵ちゃん、ヨルデも登場して面白かったです。
大事な高杯を丁半賭博で負けて質屋に入れるあたりハイラはさすがのクズさでした。
お菓子入れにしていたヨルデもヨルデですが…
やっぱりエルフたちは長年生きてるからこういう物に対する意識が人とは違うのかな?
あとヨルデが豊臣秀吉をウッキー呼びしていて本当に友達だったんだなと思わせてくれるお話でした。
次の巻ではどんなお話が描かれるのか。
小糸やエルダにまた面白いことが起きるのか、それともまたゆるい日常が描かれるのか。
続きが楽しみです。
単行本第8巻は2023年夏頃発売予定です。
おわり