カッパ室長です。
今回はモーニングtwoで連載中の漫画 モーニングKC『大正學生愛妻家』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の記事はこちら↓↓
『大正學生愛妻家』
著者:粥川すず
(1/14) pic.twitter.com/nPdSW280OJ
— 粥川すず (@sazamegoto) November 21, 2024
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
お友達
橘勇吾は学校での授業終わりにライアン先生から突然呼ばれ、今日橘家にお邪魔すると言われる。
理由が分からず困惑する勇吾とその話を聞いてふきも「こういう時って妻としてどう振舞ったらいいの!?」と慌てながらお茶菓子を買いに出かけようとする。
玄関を開けると、そこには街で出会った英国の少女・ソフィーとライアン先生がいた。
実はソフィーはライアン先生の孫で、ライアン先生は先日ソフィーを助けてくれたふきにお礼をしに来たのだ。
ソフィーと英語で話すふきに、思わず目を見張ってしまう勇吾。
『大正學生愛妻家』第3巻 P8よりライアン先生も日本語にまだ慣れていないソフィーと仲良くしてくれる人ができたと感激する。
こうしてソフィーと友達になったふきは、ソフィーの家に招待されて…
意外な一面
勇吾の学校の試験が終わったお疲れ様会として、ライアン先生から頂いたワインで一緒に晩酌をすることに。
するとふきはコップ一杯で酔ってしまい、笑い上戸になってしまう。
かと思ったら今度は泣き上戸になってしまったり、突然「お風呂に入らなきゃ…」と言って服を脱ぎだしたり。
そしてもう休もうと二人で布団へ向かったら…
感想(ネタバレ注意)
今回はふきが英国少女と仲良くなったり、ふきの知らなかった一面を知って驚く勇吾のお話などが描かれました。
第3巻は小冊子付きの豪華特装版も発売されており、そちらにはカラーイラストギャラリーや特別描き下ろし番外編「うでずもう」や単行本未収録番外編「手相鑑定」などが描かれていて大満足の一冊となっていました。
私は特に「うでずもう」のお話が好きでしたね。
大人びて見える勇吾ですが、やはりまだお子様なんだなと思えてふふっと笑えました。
まずはライアン先生とソフィーが家に来るお話から。
前回街で迷子になっていた女の子が勇吾の学校の先生のお孫さんだったとは…。
それだけでも驚きなのにふきが普通に英語で会話できていることにも驚く勇吾。
この時代で英語ペラペラなのは本当に珍しいでしょうからね。
ふきが英語を喋れたのは幼い頃に外国の子と遊んでいたからなんだそうです。
だから喋れはするけど英語の読み書きは出来ないんだとか。
家事が万能で節約上手、仕立て屋の仕事もできて、英語での会話もできるとかハイスペックすぎます。
それなのにこれまで良い人と巡り合うことができなかったのはやはり多額の借金のせいなんでしょうね。
ハイスペックだけど運がなかったという感じかな?
ソフィーの家でソフィーの母から昔の話を聞いたときにふきも自分の過去を思い出して涙を滲ませるシーンがあったし、ふきにはまだ悲しい過去がありそうです。
ふきは24歳なのにソフィーから13歳くらいだと思われていたのは面白かったですね。
やはり外国の人から見ると日本人って幼く見えちゃうのかな?
そしてふきの家で浴衣を着せてもらったソフィーは今度はふきにドレスを着させてあげるというサプライズをしてくれました。
『大正學生愛妻家』第3巻 P80よりメチャクチャ可愛かったですね。
勇吾もふきのあまりの可愛さに固まってたし。
巻末の番外編でライアン先生から写真をもらった時も勇吾はメチャクチャ嬉しそうな顔してましたね。
最後にソフィーとふきを取り合うライバルになっちゃってたのも面白かったです。
ふきが勇吾の試験を応援するお話でもふきのかわいさが大爆発していました。
試験勉強を頑張る勇吾のために美味しいご飯を作ったり、お弁当には可愛いメッセージまで添えるとか健気すぎます。
勇吾がふきを抱きしめたくなる気持ちが痛いほど分かりますね。
次はふきが勇吾と一緒に晩酌するお話。
笑い上戸だけでなく泣き上戸にもなるとか、ふきは面倒くさい酔い方をしますね。
でも酔うと♡♡♡なことに積極的なお姉さんになるのはかなり良かったです。
『大正學生愛妻家』第3巻 P102,103よりこれはもう他の男がいる時にお酒を飲ませられないですね。
逆に勇吾はふきと熱い夜を過ごしたい時はふきにガンガン飲ませるのが良いのかも。
第3巻の最後には勇吾とふきがふきの故郷へ新婚旅行に行くことが決まりました。
絶対にただのイチャイチャ旅行では終わらないと思います。
ここでふきの過去が明らかになる感じかな?
もしくはふきと仲が良かった男が今のふきを見て惚れて狙いだすとか?
どんなお話になるのか楽しみです。
単行本第4巻は2026年1月22日頃発売予定です。
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■あらすじ
時は大正。
大石君は狭き門をくぐりぬけエリート高への入学を果たす。
学校生活最大の目標は「人生初の友を得ること」。
そんな大石君が友達になりたいと願ったのは、若くして文芸新人賞を受賞した梅原君。
しかし執拗なまでに友情を求める大石君の言動が梅原君には理解不能で…。
二人は学園生活を通じて友情をはぐくむことができるのか?
旧制高校友情コメディ!


