サスペンス

【聖母の断罪 第4巻 見どころ紹介】鬼怒川への断罪決行!!恐怖の館で命懸けの鬼ごっこ!?

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カッパ室長です。

 

今回はとなりのヤングジャンプにて連載中の漫画 ヤングジャンプコミックス聖母マリアの断罪』第4巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

第3巻の紹介記事はコチラ↓↓

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聖母マリアの断罪

原作:カズキ
漫画:亀島潤斗

YouTube“ヤンジャン漫画TV【集英社ヤングジャンプ公式】”より

第4巻の見どころ(ネタバレ注意)

命懸けの鬼ごっこ

夏祭りの夜。

仲間殺しの犯人を追う鬼怒川きぬがわつよしは元同級生の湯田ゆだ晃宏あきひろを発見し襲い掛かる。

明星あけぼし真里亞マリアは湯田から自分の正体が暴かれる前に鬼怒川を拘束し、断罪を決行することに。

真里亞は鬼怒川に「花火大会が終わるまでに逃げきれたら貴方の勝ち」という命懸けの鬼ごっこのルールを説明し狩りを開始する。

だが鬼怒川は仲間たちの仇を討つため、逃げつつも反撃するタイミングを窺っていた。

『聖母の断罪』第4巻 P19より

そして鬼怒川が辿り着いたのはかつてながれ桐崇きりたかを痛めつけて遊んだ廃れた洋館だった。

迷える子羊

仲間を殺した犯人を追う岡谷たちは、犯人が鬼怒川とやり合っている間に湯田の家を訪ねていた。

そして岡谷は湯田の母親に会い、母親から湯田に電話をかけさせる。

自分が協力者だとバレれば母親も危ないと絶望する湯田。

すると真里亞は「貴方が岡谷からお母さんを護るの」と言って、湯田に戦い方を教える。

そしてなんとか岡谷を帰らせることに成功し、湯田は全てが終わるまで真里亞の家で過ごすことになった。

何か真里亞の役に立ちたいけど今自分にできることは「もう自分から何もしない事」だと落ち込む湯田に真里亞はある条件を出すことにした。

感想

第4巻は真里亞が鬼怒川を断罪するお話が描かれました。

 

前回、真里亞に捕まった鬼怒川は両手を縛られ、パンツ一丁で腹や肩や膝に的が描かれている状態にされていました。

なので射的ゲームなのかな?と思ったのですが、今回は鬼ごっこという感じでしたね。

真里亞も的を狙って撃ってないし、当たっても点数とか気にしてなかったようですし…

 

鬼怒川も狩られる側だというのに、逃げずに真里亞に反撃に出ているのが凄かったです。

口に矢を受けて頬から貫通しているのに平然としているのが狂気じみていて鬼怒川のヤバさを際立たせていましたね。

最初「コイツ痛覚とか無いのか?」と思ってしまいました。

さすがに真里亞もこんなバケモノを相手にして今回は苦戦するだろうなと思いました。

でもそれも杞憂に終わり、真里亞の方が一枚も二枚も上手だったということを思い知らされました。

 

真里亞は事前に洋館に様々なトラップを仕掛けていて、そのトラップたちの容赦のなさに驚きました。

まずは鬼怒川が勢いよくドアを蹴破ったら、その部屋が粉塵爆発するトラップ。

鬼怒川メチャクチャ吹き飛んでたし、普通の人だったら絶対死んでます。

爆発音も花火の音でかき消されていて、そのあたりも計算に入れられているのでしょうね。

吹き飛んだ鬼怒川に「あら死んだ?」と軽く言ってる真里亞が怖すぎです。

次のトラップはドアの向こうから無数の弓矢が放たれて、その矢には電線が繋がっていて真里亞がスイッチを入れると電撃が襲うというもの。

『聖母の断罪』第4巻 P66,67より

矢は鬼怒川の身体に描かれた的に見事に的中していました。

そしてこの矢が鬼怒川の眼に刺さっていたのも、その矢を鬼怒川が眼球ごと引き抜いているのもかなりグロかったです。

というか電撃を浴びせられてまだ動ける鬼怒川がバケモノすぎますね。

 

これだけやられてやっと鬼怒川は真里亞に恐怖を覚え命乞いを始めます。

相手に対し一切の慈悲を与えない、そんなところが岡谷と似ていると感じた鬼怒川は真里亞に勝てないと自覚してしまったようです。

最後はチェーンソーで切り刻まれゲーム終了。

湯田が待つ車に戻ってきた時の真里亞は返り血などもなく綺麗な状態でしたが、鬼怒川の死体をどう処理したのでしょうね?

これで残りは岡谷おかやのぞむ阿直あじき六太むったの二人となりました。

その二人も真里亞を追い詰めるために動き始めます。

鬼怒川を助けに行かず、犯人の協力者を狙うとか岡谷もかなりヤバい思考の持ち主ですね。

湯田の母親と接触し、湯田との電話を聞いて岡谷は犯人が桐崇の母親だと気づき、さらに真里亞がその人物だと確信しているようでした。

これは夏休み明けの二学期からは真里亞と岡谷の頭脳戦が始まりそうですね。

 

真里亞の家で過ごすことになった湯田は真里亞からPCを用意され情報処理や情報セキュリティの資格の勉強をするように命じられます。

これは湯田に目標を与えてまた勝手に暴走しないようにするための時間稼ぎのようですが、もしかしたら湯田はハ〇キングの才能を開花させてしまうかもしれませんね。

そうなったら湯田のハッ〇ング能力が今後活躍するのかも。

湯田という存在がこの先真里亞の命運をどう分けることになるのか、気になりますね。

 

そして真里亞の元夫・ながれ諦一郎たいいちろうのほうも気になります。

鬼怒川にやられて入院している彼のもとにやってきたのは捜査一課の諦乗たいじょう礼二れいじという警部。

彼は二年前の桐崇の事件で諦一郎を捜査から外した人間でした。

怪しい男だなと思ったら次のページでさっそく署長と真実を隠していた話をしだします。

署長は警察が中学生の小悪党に騙されていたことを世間に知られないように諦乗に汚れ役になってもらい事件の真相を隠したようです。

『聖母の断罪』第4巻 P182,183より

そしてこの署長の名前は岡谷おかや静香しずかで、まさかの岡谷の母親。

岡谷は母親(警察)を利用して事件をもみ消していたんですね。

しかも母親は岡谷の言いなり状態のようです。

これは岡谷の悪事を暴き断罪するためには警察をどうにかしないといけない展開になりそう。

そうなると諦一郎が今後警察に対し何かしていく感じになりそうですね。

諦一郎が岡谷の母親を、そして真里亞が岡谷を倒す構図になるのかな?

これは今後の展開がとても楽しみです。