カッパ室長です。
今回は週刊少年マガジンにて連載中の漫画『真夜中ハートチューン』第6巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第5巻の紹介記事はコチラ↓↓
『真夜中ハートチューン』
著者:五十嵐正邦
YouTube“マガジンチャンネル”より
「転校先で美少女4人の放送部に入ることになった話」③ pic.twitter.com/fcjJs0EzLR
— 五十嵐正邦 マヨチュー1巻12/15発売 (@igagarashi) December 15, 2023
第6巻の見どころ(ネタバレ注意)
ハートの花火
放送部の合宿2日目。
地元の高校と提携し花火大会の放送をすることになった井ノ華六花、日芽川寧々、霧乃イコ、雨月しのぶ。
花火のラスト20分で型物の花火が4発上がり、それを真正面から見た男女は結ばれるというジンクスを地元の放送部から教えてもらった4人はラストプログラムに順番で休憩をもらうことになった。
4人はそれぞれ山吹有栖と一緒に花火を見る約束をしているのだが、山吹が雑用に借りだされてしまう。
それでも山吹と一緒に花火を見たい4人は、それぞれ休憩時間の5分の間で山吹を見つけようとするのだが…
寧々の家出
寧々の「家出してきちゃった♡」という衝撃発言を受け、山吹は寧々を山吹家に泊めることにした。
緊張する寧々の前に現れたのは山吹有栖の姉・りいなと妹・美兎。
寧々を有栖の彼女だと誤解し「山吹家は成人するまで異性交遊は禁止」と怒るりいなを説得することになったが山吹はいつもの説明力を発揮できず…
オープンキャンパス
しのぶからデートの誘いを受け、山吹としのぶは東京大学にオープンキャンパスへやってきた。
真剣に説明を聞く山吹を見て、しのぶは私もこのくらい本気で夢を目標と言えるくらい頑張れているのだろうかと考えてしまった。
その後、ふたりで学食で昼食をとっていると、山吹が「なんかこうしているとアレだな。雨月と大学に通ってる気分になるな」と言う。
それを聞いてしのぶは目を輝かせて「同じこと思ったよ!」と言い、さらに「私も君と同じ大学受ける」と衝撃発言をするのであった。
感想
今回は放送部の合宿のお話の続きから始まり、寧々の家出のお話やしのぶとのオープンキャンパスのお話、イコとVtuberのライブへ行くお話などが描かれました。
花火大会の手伝いではヒロイン達が山吹と一緒に花火を見るために奔走する様子が描かれました。
順番に休憩をとって山吹を捜しに行くのですが、誰が何番目に休憩をとったのか分かりにくい感じになっていましたね。
最後の花火が上がるシーンを見た感じだと、しのぶ、イコ、六花、寧々の順番だったのかな?
そして山吹を見つけ出すことができたのは寧々一人だけでした。
他のヒロイン達はみんな真正面からハートの花火を見ることができなかったけど、寧々だけは山吹と真正面から花火を見ていて、見開きで寧々と山吹の間に綺麗なハートの花火が上がっている様子が描かれました。
でも山吹は着ぐるみを着ている状態で全然ロマンティックな雰囲気になっていないのが面白かったです。
着ぐるみを着ていたから他のヒロイン達は山吹を見つけることができなかったんですね。
寧々が山吹を見つけ出せたのはお祭りの屋台で当たった香水を山吹にかけていたからでした。
しのぶも光る指輪で捜そうとしていましたが、山吹は着ぐるみのせいで視界が狭くて気づけなかったようです。
今回、ハートの花火を一緒に見たということで寧々が正ヒロインの座に一歩近づいたのかもしれません。
さらに次のお話で寧々は山吹の家に行き、姉と妹にも挨拶を済ませています。
ついに山吹の家族が登場です。
妹は前からちょくちょく話に出ていましたが、姉もいたとは…
姉のりいなは見た目が幼く、逆に妹の美兎の方は体も大きくスタイルがいいのでこっちが姉に見えてしまいます。
寧々も間違えていて、りいなに足のつかれをとるツボを押されてましたね。
あと今回で山吹家は『不思議の国のアリス』で名前が統一されていることが判明しました。
有栖はもちろん主人公のアリスで、美兎が白ウサギ、りいなはアリスの姉・ロリーナからきていると推測できます。
山吹家のみんな信用し合う温かい家庭を見て、寧々は家出をやめ父親と話し合うことを決めました。
また山吹の勧めで寧々は声優の養成所へ通うことになるようです。
しかも寧々だけでなく次のお話でしのぶも同じ養成所に行きたいと言い出します。
これは寧々としのぶの養成所編が始まりそうですね。
しのぶは山吹とオープンキャンパスへ行き、同じ大学を目指すことを宣言します。
それはしのぶの夢が叶うところを山吹に一番そばで見て欲しいからだそうです。
以前、しのぶが「私の夢だけ他の3人と形が違う」と言っていたのはこのことで、他の3人は高校生で叶えることができる夢だけど、しのぶだけは大学を卒業しないと叶えることができないため、大学も一緒にいたいということでした。
ですが山吹の志望大学は東京大学。
はたしてしのぶはここから勉強を始めて追いつけるのか。
あとりいなが現役の東大生だったのに驚きました。
やはり山吹家の血筋は凄いんですね。
次にイコとVtuberのライブへ行くお話。
山吹がグッズを買いに行ってはぐれた瞬間に迷子センターへ行きアナウンスされているのが面白すぎました。
ここで山吹たちはライバルになるであろう大物Vtuberの百歳あおと対面します。
イコは本人だと気づいていないようですが、山吹は百歳あおの声を聞いて気づいていましたね。
これからイコを彼女と対等、それ以上にするために山吹がどんな策を練るのか楽しみです。
最後に六花とのお話へ。
考え事をして放浪する六花を追う山吹。
雨宿り中に六花が「アポロ」のワードを出したのは偶然だったのか、それとも何か意味があるのか?
雨がやみ、二人でランデブーするようですが、はたしてどこへ行くのか。
次の巻が楽しみですね。
単行本第7巻は2025年1月17日発売予定です。
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