こんにちは。
本日は人と神が共存する古代倭国ファンタジーの漫画を紹介します。
『峠鬼』(鶴淵けんじ)
どんな内容?
遠く昔のそのまた昔…
ずらりと並ぶ大山小山
その谷を埋めるように…倭という国がありました。
そこは神世と人世のその間、神々と人間が共存していた時代。
人々は神様の御機嫌がよろしくなるよう人身供犠(いけにえ)を立ててこれを願っていました。
みなしごの娘・妙(みよ)は暮らしていた里の習慣により御神籤で、神様への供犠に選ばれてしまい、避けられぬ死に怯えていました。
神事を目前としたある日、里に高名な行者・役小角(えんのおづの)とその弟子・善(ぜん)と後鬼(ごき)と呼ばれる綺麗な女性が現れます。
そして、神と対話することができる特別な力を持つ小角たちに妙は窮地から救ってもらいます。
妙は小角に「拙の弟子になる気はないか?」と聞かれます。
彼らはあらゆる願いを叶える一言主神(ひとことぬしのかみ)に会うために、各地を巡回していました。
妙はそんな彼らに同行することを決め、ともに旅に出るのでした。
ここが魅力的!
この漫画は古代倭国ファンタジーです。
役小角は飛鳥時代の呪術者で修験道の開祖とされている人物です。
この漫画では小角は此岸彼岸を飛び越えて神様に直接会うことができる能力を持っています。
そして彼らは一言主神に会うために各地の神々を巡って旅をしています。
彼らは一言主神にどんな願いをするのでしょう。
善は角を落とし、鬼から人に戻りたいようです。
小角は幼少期に一言主神に会っていて好意を持っていそうな感じがします。
これは神と人間の禁断の恋を願っているのでしょうか。
とても気になります。
様々な神器も登場します。
時を超えることができる環蛇の鏡や縁を結ぶ天蚕赤糸など毎回どんな神器がでてくるか楽しみです。
あと気になったのは神様はみんな指が6本なんですよね。
これは何か理由があるのでしょうか。
私は1話目で後鬼の正体にかなり驚きました。
ComicWalkerで試し読みができるので是非読んでみてください。
おわり