カッパ室長です。
今回はどこでもヤングチャンピオンにて連載中の漫画 ヤングチャンピオンコミックス『追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の紹介記事はコチラ↓↓
『追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双』
原作:日之浦 拓
漫画:仁森 島司
キャラクター原案:GreeN
『追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双』第三巻、発売中です!!!!😚😚😚😚😚😚#2周目無双
被藏起來的錄影-表紙 pic.twitter.com/1WAX3Pcakv— 仁森島司 (@Nimori_tw) September 1, 2024
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
真の勇者
ミスリル製の武器を造り、勇者パーティの戦力増強を果たしたエド。
その結果、エドは勇者アレクシスから「話したいことがある」と一人で部屋に来るよう言われてしまう。
やりすぎて追放されてしまうのではないかとビクビクするエドであったが、アレクシスがエドを呼んだのはアレクシスが持つ聖剣を見てもらうためだった。
実はこの聖剣は本物ではなく人の手によって造られた模造品だった。
本物の聖剣は未だ発見されておらず、アレクシスが偽物を持っているのは魔王に聖剣を先に発見されて、人間の勝ち目がなくなってしまうことを防ぐためだったのだ。
アレクシスはエドの鍛冶スキルを見込んでこの偽物の聖剣よりも強い剣を打ってほしいと頭を下げる。
常に皆の希望であり続けようとするアレクシスの姿勢を見て、エドはアレクシスを真の勇者にしてあげようと秘匿していた追放スキルで「本物の聖剣」を捜すことに…
最後の仕事
魔王のもとへ向かうため、魔境を進む勇者一行。
エドは「白い世界」に戻る条件の一つである「半年以上の活動」を達成し、残りは「追放される」のみとなった。
どうやったら自然に「追放」されるかを考えながら、エドは後悔を残さないよう懸念点を徹底的になくしていきながら自分にできる「終わり」を目指していく。
そして魔境を進むこと一か月。
ついにエドたちは魔境を抜けるが、そこには魔王軍のほぼ全戦力を投入したであろう大軍勢が待ち構えていた。
それは一周目の時に勇者パーティが全滅した原因だった。
感想
今回はアレクシスが本物の聖剣を手に入れ勇者として覚醒するお話や、魔境を抜け魔王軍との決戦へ挑むお話などが描かれました。
前回魔王軍幹部のサイエンを倒したエドたち。
その感謝を込めて町の人々がなぜかティアの銅像だけ作っていました。
聖女の姿をしたロックバインドが印象に残ったからなのかな?
というか銅像の後ろにロックバインドで拘束されたまま死んだサイエンも一緒に残っているのが面白いですね。
アレクシスが持っている聖剣が実は偽物だったというのは驚きでした。
その偽物を使っていてもメチャクチャ強いアレクシス、子供の頃からの努力は嘘をつかないということを身をもって証明しているのが凄いです。
そして皆の希望であり続けるためには頭も下げるという姿がまさに勇者という感じがしてとても良かったです。
そんなアレクシスのために自分の秘密を見せても助けようとするエドも男らしいです。
これで二人とも認め合い本当の仲間になるという展開も素晴らしかったです。
エドの追放スキル<失せ物狂いの羅針盤>で本物の聖剣を捜す勇者一行。
本物の聖剣は霧深い森の最奥にありました。
そして聖剣を抜こうとしたらアレクシスは勇者の試練を受け、アレクシスの過去や一周目の記憶を見ることに。
やはりティアだけでなくアレクシスにも一周目の記憶は残っていたんですね。(ゴンゾにも記憶が残っていることが回想シーンで描かれていました)
これはエドと長い間一緒に旅をしてきた者だから記憶が残っていたのかもしれませんね。
一周目では勇者ごっこだった自分を認め、今回は真の勇者になることを誓ったアレクシスが聖剣を抜いて覚醒するシーンはメチャクチャカッコよかったです。
剣も光り輝いていて綺麗なのですが、真の勇者として覚醒したアレクシスの瞳に月と光の模様が浮かび上がっているのがとても良いですね。
聖剣の威力も凄まじく、ちょっと力を入れるだけで範囲攻撃並みの大規模攻撃になっていて、これと戦う魔王がちょっと可哀想に思えてしまいました。
魔境を抜け魔王も目前となったところで、ついにエドは勇者パーティから追放されることに。
自分がいなくなっても魔王を倒せるくらい仲間を強化することもでき、懸念点も全て潰せたのでしょうね。
残る問題はティアが追放を許してくれるかどうかというもの。
その問題を解決するために頼る相手がアレクシスではなくゴンゾというのがまた良い。
一番大人で皆のことを分かってくれる、そして男の約束を守ってくれるというまさに最適な人でした。
エドがいなくなろうとしていることをティアはこの時初めて知ったようですが、アレクシスはたぶん気づいていたと思います。
エドがゴンゾに頼み事をしている時に起きて話を聞いていたのでしょう。
だからティアのように反対するのではなく、辛いけど受け止め追放してあげたのでしょうね。
ティアは最後まで納得できていないようでしたし、魔王を倒した後は世界を旅しながらエドのことを捜そうとするかもしれません。
これで見事追放条件を満たしたエド。
「白い世界」に戻されるまでの10分間で魔王軍を一掃するようです。
あの大軍を10分で倒すとか化け物すぎますね。
実際ラストシーンの追放スキルを発動させて戦闘を始めようとするエドの姿は邪悪な見た目でした。
剣に映るエドの顔が魔族のようで、これじゃどっちが悪者か分かりませんね。
次の巻でこの世界のお話は完結しそうですね。
はたしてアレクシスたちの旅はどんな結末を迎えるのか。
そしてエドは次の世界でどんな冒険をすることになるのか。
続きがとても楽しみです。
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