皆さんはモテますか?
世の中にはこんな言葉があります。
「※ただしイケメンに限る!」
どんなに仕事ができても、スポーツができても結局のところイケメンが選ばれる、なんてことありませんか?
見た目と中身。どちらが人としての価値があるのでしょう。
今回はその「※ただしイケメンに限る!」をテーマにした漫画を紹介したいと思います。
『ボクはイケメン』(きづきあきら+サトウナンキ)
全4巻
どんな内容?
主人公は小太りな社会人の獅子丸。
仕事はできるが性格はひねくれていてイケメンや美人に偏見を持っています。
世の中は「※ただしイケメンに限る!」ということを実感して生きているため、だれからも嫌われることのないイケメン・犬養やだれにでも優しい美人・熊谷などが苦手で関係を断っていました。
リア充ども爆発しろ!と思っていた矢先、犬養が交通事故で亡くなってしまいます。
皆に好かれている犬養が死んで、だれにも必要とされていない自分が生きていることに理不尽さを覚える獅子丸。
そこに犬養の幽霊が現れ、体を乗っ取られてしまいます。
犬養は同僚の熊谷に告白するという心残りがあり成仏できないという。
犬養は獅子丸の体を借りて熊谷に告白しに向かいます。
はたして「見た目は非モテでも中身はイケメン」はモテることができるのでしょうか?
ここが魅力的!
主人公がイケメンではなく非モテキャラってところがとてもいいです。
「もうイケメンではないからあきらめろ」と何度も説得する獅子丸に対して、「そんなことはない」と反論する犬養との議論の攻防も面白いです。
そして、人付き合いも恋愛も上手くなかった獅子丸が話が進むたびに考え方や行動に変化が出ていくところも魅力のひとつです。
また話が進むとどんどん昼ドラ感が増していくのも個人的に好きなポイントです。
ドロドロな三角関係みたいなのは読んでいて面白いです。
あとなんといっても女の子がみんな可愛いです。
女の子のふとした瞬間の表情を描くのがとても上手で、その表情一コマで一気に引き込まれてしまいます。
この作品は自分に自信のない人にこそ読んでほしいです。
「どうせ自分なんて」と思わずまずは行動。
行動することによって今まで経験することのできなかった出来事が起こるかもしれません。
そんなことを教えてくれる作品です。
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おわり