カッパ室長です。
今回はコミックDAYSにて連載されている漫画『この世界は不完全すぎる』第11巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
『この世界は不完全すぎる』第10巻の紹介記事はこちら↓↓
『この世界は不完全すぎる』
著者:左藤真通
前回までのあらすじ
チュートリアルステージ“はじまりの大地”からの脱出を果たしたハガ達一行は、思いがけずウィルソード帝国へと足を踏み入れる。
未だかつてない量のバグが次々と押し寄せるなか、ナマズが姫と間違われてさらわれてしまった。
第11巻の見どころ(ネタバレ注意)
暗黒の儀式
姫扱いされるナマズはNPCたちによって大いなる力のための生贄にされようとしていた。
ナマズを救出するためハガ達はナマズが連れていかれた瘴気の森の奥にある人喰い男爵の館へ向かう。
人喰い男爵の館に連れてこられたナマズはそこで巨大なトカゲの姿をしたゲオルクに遭遇する。
しかしこの姿は邪法によって対象と一体化した仮の姿で、本当の姿はたまごのような異形の姿だった。
ナマズはゲオルクに「共に交わり楽しもうではないか」と言われ、融合の儀式の準備が始まってしまう。
その頃、ハガ達はアマノが誤って石版でクエストのやり直しを選択してしまう。
するとハガ達が人喰い男爵の館に入り、ナマズのところまで行くとそこには…
ジン
クエストから解放されたナマズはなんとハガの上司であるジンと合流していた。
ハガ達はナマズたちが待つ最寄りの街へと向かう。
するとその街から煙が上がっており、街が燃えていた。
何が起きているのか分からないハガ達であったが、ナマズたちの安否を確かめるため捜索を開始する。
そして広場の方へ捜索に回ったハガは、そこでナマズを燃やしているジンと再会するのであった。
感想
今回はウィルソード帝国でのバグ騒動やジンとの再会などが描かれました。
いきなり姫と間違われて人喰い男爵の館へ連れていかれたナマズ。
そこで交わりを楽しもうと言われたから、もしかしたらヤバイ展開になるのかもとドキドキしていたのですが、思っていたのとは違う感じでした。
儀式のためにドミノやらされているとは…
しかもアマノがクエストやり直しにしてしまったせいで、本物の姫と入れ替わっちゃうし。
そして今回ハガの上司であるジン(神林)が登場。
ハガが一番尊敬している人というから良い人だと思っていたのですが全然違いましたね。
むしろサイコパスだし、かなりヤバい奴でした。
仲間になったばかりのナマズも殺されてしまいました。
なぜ殺される必要があったのか。
自分以外のプレイヤーはいらないということなのか、それともただナマズが邪魔だったのか。
ジンは他にも同僚だったナミコちゃん、鈴木さん、黒ちゃんも殺して、干し首にして持ち歩くという悪趣味なこともしていました。
彼らは第1巻のダンジョンで動けなくなっていた人たちです。
それをわざわざ殺して干し首にするとか怖すぎますね。
ハガもショックでうまく喋れてなかったし…
そしてジンのセリフからハガが社員ではなくアルバイトであったことも判明。
これまでハガが現実世界でどんな人間だったのか描かれてこなかったし、そろそろハガについて描かれていくのかもしれませんね。
ジンはデバッグ会社の社員なためゲームの知識も豊富で、さらに無敵モードを使用しているため攻撃も通りません。
これはかなり手ごわい敵ですね。
そして気になるのがジンとともに行動している伊藤ヒカリと呼ばれる女の子。
一体彼女は何者なのか。
テスラが「貴様 プレイヤーではないな?」と言っていたからプレイヤーではなさそうです。
テスラが知らないということはメタAIでもなさそう。
あとNPCなのに伊藤ヒカリという日本人っぽい名前なのはおかしいですよね。
私はヒカリはこのゲームの運営じゃないかと予想しています。
そしてこのヒカリに何か吹き込まれてジンはプレイヤーを殺したりしているのではないでしょうか。
そうなるとヒカリがラスボスになる可能性もありそうですね。
早くヒカリの正体が知りたいです。
無敵モードのジンに太刀打ちできずピンチのハガ達。
はたしてこのピンチをどう切り抜けるのか。
続きが気になります。
単行本第12巻は2024年7月上旬発売予定です。
おわり