こんにちは。
最近、育児に積極的なお父さん「イクメン」が増えていますね。
今回は育児(イクメン)×家事(カジメン)の物語を紹介します。
これがとっても感動するんです。
『パパと親父のウチご飯』(豊田悠)
YouTube “新潮社 バンチ編集部”より
どんな内容?
ヤクザのような怖い顔の整体師・千石哲と優しい顔をした出版社の編集者・晴海昌弘は二人で幼稚園へ子供を送りに行きます。
彼らはシングルファーザー同士でルームシェアをしているのです。
千石の前に突然元カノの真希が現れ、自分の子供だという愛梨を少しの間預かっていてほしいと頼まれます。
真希の昔からの夢を叶えさせてあげるため、千石は愛梨を預かることを了承します。
しかし整体を開業したばかりで住むところがなかった千石は、同じくシングルファーザーである晴海と晴海の息子の清一郎が住む家に一緒に住まわせてもらうことに。
初めは子供のご飯ぐらい簡単だと思っていた千石でしたが、わがままを言う、ご飯は残す、挙句にはお母さんのご飯がいいと言い出す始末。
子供に厳しい千石と甘やかせすぎる晴海はお互いの子供とうまく接することが出来ず悪戦苦闘します。
千石は近所の八百屋のおばちゃんに相談していたところ、料理教室の講師をしている壇ゆかりに偶然出会います。
彼女から子供でも食べれる工夫などのアドバイスを受け、千石は子供たちが嫌いな野菜をすべてミキサーにかけてドロドロにした特製カレーを作り上げます。
美味しそうに食べる子供たちを見て千石は晴海に今後の生活を見直すことを提案し、「楽しい家」にしていこうと努力し始めます。
ここが魅力的!
この漫画、ただのグルメ漫画ではありません。
ヒューマンドラマも掛け合わさっていてとても感動できます。
男の家庭料理を通じて子供たちと少しずつ心を通わせていきます。
怒ることが苦手な晴海に対して子供にも厳しい千石という相反する二人が協力して育児に奮闘する姿はほっこりします。
愛梨や清一郎の成長もこの漫画の魅力の一つです。
初めは千石のことを嫌っていた愛梨ですが、次第に千石のことを親父と呼び、慕っていきます。
あまり自分を出さない清一郎も愛梨たちと一緒に過ごすことで自分の気持ちを表に出すようになっていきます。
シングルファーザー同士の家庭ということで周りからも変に言われることがあります。
それでも4人で協力して「家族」として立派に暮らしていくのです。
このヒューマンドラマの部分がとても泣けるんです。
ご飯がメインのテーマですが、自然に家事や育児の話が描かれていてとても面白いです。
本格的な料理もこの漫画の魅力です。
カレーや唐揚げ、グラタンにコロッケなど家庭で出てくる料理がたくさん出てきます。
これらの調理の仕方もわかりやすく、かつ詳しく描かれていて真似して作ってみたくなります。
料理の絵がまた美味しそうなんですよ。
夜中に読むと完全に飯テロですね。
コミックの最後に登場した料理のレシピも掲載されているんです。
なんて便利なんだ。
なのでお父さんお母さんだけでなく、独身で一人暮らしの方、学生にもこの漫画読んでほしいです。
そして感動した後にこの漫画に出てきた料理を食べて心もおなかも満たされてほしいです。
スピンオフとして『パパと親父のウチ呑み』という漫画も出版されています。
こちらは育児があるため外でお酒が飲めない千石と晴海が家で飲むため美味しいおつまみを作る漫画となっています。
焼き枝豆やハムカツ、豚の角煮とこちらもすごくおいしそう。
お酒が好きな人にはこちらの漫画もオススメです。
・本格的な家庭料理に心もおなかも満たされる
・感動のヒューマンドラマに涙が止まらない
・簡単レシピつきで登場する料理が自分でも作れちゃう
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おわり