こんにちは、こんばんは!
歴史ものも純愛ものも大好き、カッパ室長です。
今回はサンデーうぇぶりにて連載されている『廃妃は再び玉座に昇る~耀帝後宮異史~』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『廃妃は再び玉座に昇る~耀帝後宮異史~』
原作:はるおかりの
作画:ミナミ
初恋が世界を壊してしまった話
*少々グロ注意
1/11 pic.twitter.com/BN3v1s7B1G— ミナミ☻︎10/12廃妃①巻発売 (@droparts39) October 11, 2021
どんな内容?(ネタバレ注意)
奇しき力を持つ廃妃と若き皇帝の純愛ファンタジー
劉美凰は司馬氏の皇帝が治める国「耀」の京師・冏都で外戚である劉一族の娘として不自由ない生活を送っていた。
水を零せば新しい着物が用意され、小腹が空けばお菓子が出て、許嫁が決まっていても他に恋する人ができれば、その人が新しい許嫁になるほどに。
そんな美凰が16歳の時、美凰が恋い焦がれてやまない耀国皇帝・司馬雪峰との結婚が決まった。
夢のような出来事に歓喜する美凰。
しかし婚礼の夜、臥室で待っていた美凰は遅れてやってきた雪峰からある物を渡される。
それは、美凰のことを特に可愛がってくれていた伯母・彩麟の生首だった。
実は彩麟は残虐非道な稀代の悪女と呼ばれた凶后だったのだ。
夫となった初恋の相手は刃物のような眼差しで美凰を見つめ言い放つ。
「人を虐げ、人から奪い、天下を食い荒らした毒婦は死んだ!!
次はお前の番だ美凰!!
お前を廃位する。しかるのち、極刑に処す。」
美凰は婚礼の夜に起きた政変で断罪され、天下万民の怨敵として刑場に引っ立てられる。
そのとき美凰は知るのであった。
何千何万何十万の民に死を望まれていたこと、自分は劉彩麟が数多の屍の上に築いた箱庭の中に居たに過ぎなかったこと、そして初恋の相手は私の夫になるべく許嫁を殺され復讐の炎に身を焦がしながら私に「愛している」と微笑みかけていたことを―
そして処刑は始まった。
しかし美凰が泣き叫び、許しを請う度になぜか冏都のあちこちに荊棘が生い茂った。
このことからこの一連の事件に「荊棘奇案」と名がつけられるのであった。
それから10年の時が経ち、美凰は冏都の外れにある離宮「覊妖宮」にて幽閉生活を送っていた。
16歳のころと変わらぬ姿で。
美凰は雪峰によって「不老不死」の体にされてしまったのだ。
そんな美凰は自身が使役する死霊「名器」の高牙、如霞、星羽たちと穏やかに暮らしていた。
しかしある日、離宮にある一人の青年が訪れる。
男の名は司馬天凱。
そして彼の登場は美凰の生活を一変させるのであった――
感想
この作品は奇しき力を持つ廃妃と、若き皇帝が織りなす後宮“純愛”ファンタジーです。
普通の歴史ものの恋愛漫画かと思っていましたが、怨霊や怪異、術などファンタジー要素も多くてとても面白い作品です。
ただちょっと難点なのは難しい漢字や名前が多いこと。
慣れてしまえば、絵も綺麗だし物語も面白そうなのでとても楽しむことができると思います。
ヒロインの劉美凰は元夫である司馬雪峰によって不老不死になってしまいます。
これは美凰の身に宿った奇しき力“祲華”を封印したためらしいです。
祲華は陰界にまつわる力で鬼を狩ったり支配下に置いて使役したりする力だと言います。
この力は凶后と美凰しか持っていないのだとか。
そしてこの凶后の怨霊によって、冏都では“見鬼病”という疫病が猛威を振るっています。
そのため天凱は凶后と同じ力を持つ美凰でこの見鬼病を鎮めるようと考え、美凰を「皇太后」として再び皇宮に迎えるのでした。
物語の主な軸はこの見鬼病との戦いと天凱との恋愛になってきそうですね。
美凰もうあんなところには戻りたくないのに、こんなことに利用されてちょっとかわいそうです。
でも今まで傷つけた人々への罪滅ぼしとなるからいいのかも。
この先、美凰には見鬼病についてはもちろん皇宮内でのいざこざにも巻き込まれていくと思います。
そんな状況をどうやって打破していくのか。
そして天凱とどう恋に落ちていくのか。
恋愛だけでなく、怨霊や怪異との戦いもあるかもしれませんね。
そういったファンタジー要素も楽しみです。
物語はまだ始まったばかり、今後の展開がとても楽しみです。
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気になった人はぜひ一度読んでみてください!
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おわり