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【諍い♡ハーレム 第1巻 あらすじと感想】一筋縄で行かない美女達とのシビアなハーレムファンタジー

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こんにちは!

ファンタジーものもハーレムものも大好き、カッパ室長です。

 

今回は「楽園」web増刊にて連載されている『諍い♡ハーレム』第1巻を紹介させていただきます!!

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

諍い♡ハーレムシギサワカヤ

どんな内容?(ネタバレ注意)

転生先は美女!バグ!!殺意!!?

主人公のプログラマーの男性は、月300時間に亘る残業をしても終わらないプロジェクトに取り組んでいたが、盆休みの帰省中にイノシシに襲われて死んでしまう。

が、気がつくと男は自身が開発に携わるゲーム「ファイナル・ドラゴン」の世界に強制送還されていた。

しかし、目の前にいる創造主というキャラクターは「ダミー」と書かれたハリボテ。

そう。このゲームはまだ開発中だったためキャラクターの姿も名前も仮の状態だったのだ。

転生直後に出会ったヒーラーの女性の名前も「田中」だったり、衛士長の名前も「メンカタメヤサイマシマシ」など雰囲気ブチ壊しのものばかり。

そんな世界で男は共有サーバーのrootルート権限を持つもの「勇者ルート」として生きていくことに。

この世界は敵モンスターの上半身が表示されてなかったり、NPCだけ空中に浮いていたりとバグだらけで、ルートは管理者の能力<コンパイル>を使用してバグを修正していく。

即ちこの世界の世直しデバッグ担当になってしまったのだ。

前世とやってる事があんまり変わらないことにがっくりくるルートだったが、ここには田中など自分のことを想ってくれる美女がそばにいてくれて幸せを感じていた。

が、その夜ルートは田中と愛し合い、そのままベットで眠っていると、なぜか田中にナイフで刺し殺されてしまう。

再び目を覚ますとまたも創造主の前で、ゲームオーバーかコンテニューの選択を迫られる。

コンテニューを選び復活した後、田中のことを気をつけて生きてみても、今度はメンカタメヤサイマシマシに殺されてしまう。

バグなのかなんなのか分からないが、この世界の女はなぜか勇者の命を狙っていた。

しかもこんな危ない状態なのにストーリーが進んでしまい、勇者ルートは<ヒーラー>田中、<戦士>メンカタメヤサイマシマシ、<魔術師>王妃ソフィアとともに冒険に出ることになってしまうのであった。

感想

この作品は、自身が開発中だったゲームの世界に転生し、一筋縄ではいかない美女たちと冒険するというかなりシビアなハーレムファンタジーです。

ただの異世界ハーレムものかと思ったら、甘美で諍いだらけの異世界でした。

まさか美女たちから命を狙われるなんて。

 

この作品は普通の異世界転生ではなく、開発中のゲームの世界に転生というのが面白いところです。

開発中のため、バグだらけだったり、キャラの姿も仮状態だったり名前も適当。

ヒロインの名前も田中やメンカタメヤサイマシマシなど、せっかくのファンタジーの雰囲気ブチ壊しですね。

主人公はroot権限を使って、この世界のバグを修正しながら冒険の旅をしていくようです。

しかし、なぜかヒロインたちに命を狙われてしまいます。

最初はイチャイチャしててよかったんですけどねぇ…

ヒロインの田中はなぜ勇者ルートを殺そうとするのか。

「…相変わらず・・・・・寝付きが頗る良い様で羨ましいです」など、ルートのことを前から知っているようなセリフもあります。

これはそう設定されていたのか、それともバグなのか、はたまた他の開発者の誰かの仕業なのか。

田中はルートにこの世界をデバッグされることを嫌がっているようです。

このバグだらけの世界が田中にとって都合がよいということなんでしょうか。

そしてメンカタメヤサイマシマシも同じ理由でルートの命を狙っているのか。

はたして田中やメンカタメヤサイマシマシの真の目的とその正体とは!?

 

ゲーム開発ネタが多く盛り込まれているところも面白いポイントです。

主人公の名前は「root権限」の“ルート”から来ていたり、敵の上半身が表示されないバグがあったり、それを<コンパイル>でデバッグしたり。

普通の敵だけではなくゲームのバグとも戦っていかないといけないんですね。

ゲーム開発の経験がある人はあるあるネタも登場するのではないでしょうか。

 

勇者ルートは命を狙ってくる美女たちとともにどんな冒険を繰り広げていくのか。

今後の展開が気になりますね。

 

おわり