今回は無人島で男1人、美女11人のちょっと変わったハーレムものを紹介します。
『ネガティブハーレム愛ランド』(はら九五)
どんな内容?
主人公の山根トオルは祖父と祖母と暮らす高校2年生。
トオルは毎日祖父の介護や家事をしなくてはいけないため、友達と遊ぶこともできず、寝不足で疲れ気味の様子。
そんなトオルには憧れの女性がいました。
それは同じクラスの雪園栞。
入学式のときから彼女のことが好きですが、草食系なトオルは話しかけることもできないまま。
そしてトオルには日向優という友人がいて、彼は「女子限定ハーメルンの笛吹き」という異名を持つほど女性にモテるイケメンです。
ある日、トオルは優から「7月15日のお祭りに雪園ちゃんも誘ったからトオルも来いよ。」と誘われますが、祖父の介護があるため断ってしまいます。
祭り当日。
いつも通り家事や祖父の介護をするトオル。
ですが、「俺だって青春っぽい思い出が欲しいんだ…」と少しの間、家を抜け出し、祭りがやっている神社へ向かいます。
しかしそこには優や雪園はおらず、その場にいた神谷ミカサに尋ねると中止になったと言います。
中止は残念だけど、早く帰れるし良かったかもしれないと祖父が心配になり家に帰ると、祖父はトオルが目を離したすきにマンションから飛び降り自殺をしてしまったのです。
自分がずっと家にいればと一人うずくまり後悔するトオル。
そんな時、トオルの家に雪園がやってきて優が失踪した言います。
トオルの家のポストにも手紙が届いていて、手紙には「傍島(よるじま)にいる俺を助けてくれ。親や警察には伝えるな。俺が死ぬ」と書かれていました。
雪園はトオルに優を探しに傍島に行かないかと誘います。
もう誰も見捨てたくない…そう思ったトオルは傍島に行くことを決意します。
雪園と2人で行くのかと思っていましたが、他にもメンバーがいました。
それは優のことを慕っていた女性ばかり。
トオルは11人の美女とともに優を探しに無人島・傍島へ向かいます。
しかし、トオルはそこで疑惑、友情、劣情が交錯する血の惨劇に巻き込まれることに…
ここが魅力的!
題名から女の子とイチャイチャするハーレムかなと想像して読んでみたら、全然違いました。
どちらかと言うとこの作品はサスペンスやサバイバルものといった印象を受けます。
島に着き、優の捜索をするトオルでしたが、そこで死体を発見してしまい、みんなから殺人犯の疑いをかけられ、殺意を向けられてしまいます。
確かに多くの女性に追いかけられる状態ですけど、思っていたハーレムと全然違いますね。
そしてヒロインである雪園もかなりのヤンデレの様子。
最初可愛いなと思ってましたが、かなり怖いキャラになります。
こうなると他のメンバーもかなり個性的なキャラになりそうですね。
サスペンスものということで第1巻ではまだまだ謎が多く、読んでいて?となることばかりです。
なんで優は失踪したのか。
なぜトオルが狙われなくてはいけないのか。
物語が進むにつれこのあたりの謎も明かされてきて、より面白くなるのではないでしょうか。
サスペンスとハーレムを融合したこの作品。
今後、主人公を取り合ってヒロインたちが争うのか、また主人公がヒロインたちをそれぞれ攻略していくのか、はたまたヒロインたちに命を狙われ続けるのか、どうなるのか全く分かりませんね。
今後の展開がとても気になる作品です。
コミックDAYSにて第1話、第2話が無料公開されています。
気になった人はぜひ読んでみてください。
第2巻の紹介記事はコチラ↓↓
おわり