今回はヤングマガジンにて連載中の『雪女と蟹を食う』第3巻の見どころを紹介していきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『雪女と蟹を食う』がどんな漫画なのかは下の記事を読んでみてください↓↓
『雪女と蟹を食う』（Gino0808）
前回までのお話
北は痴漢の冤罪で捕まった過去があり、そのせいで人生をめちゃくちゃにされてしまった。
何もかもが嫌になっていた状況で雪枝彩女と一緒にいるときだけが人間に戻れるような気がしていた。
しかし、この夏が終わると彩女は自分のもとから離れてしまうことにまた絶望する北であった。
旅を続けるうちに彩女は出会ったころより明るくなり、北とも仲がより深まっていった。
だが仲が深まり、彩女への想いが高まるたびに届かぬ存在だと認識させられ苦しむ北。
次の目的地である山形の銀山温泉へ向かう途中に訪れた加茂水族館で彩女は高熱を出し倒れてしまう。
それでも旅を続けることを望む彩女を見て、北は雨の中、銀山温泉へ向け車を走らせる。
車の中でこのまま二人で死んでしまえば彩女を離さなくてすむなどと考えてしまった北。
だが直後に交通事故の現場を目の当たりにして、改めて死について考え直すのだった。
第3巻の見どころ（ネタバレ注意）
試される北
無事に銀山温泉に辿り着いた2人。
そして北はこの旅を通じて理不尽だと思っていた全てのことが自分が他人にしてきたことの報いだと知りました。
彩女がただ美人なだけで悠々暮していると思っていたことを反省し、自分は彼女に何をしてあげられるのだろうと考え始めます。
彩女の体調も良くなり2人は温泉旅館を楽しみます。
なぜか彩女の距離が今までよりも近くなっていることに戸惑う北。
彩女の誘惑に北はなんとか耐え抜きます。
ふと彩女から「…どうして私だったの？」と尋ねられ、
北は「アンタがあまりにもキレイで…なのに他人のものだったから…ムカついた」と答えます。
その言葉を聞き、彩女は
「ここには誰もいない…私たち以外…法律も倫理も届かない場所よ……だから今は貴方のもの」
と言い、2人は抱き合うのでした。
雪枝の旅の本当の理由
その後北は彩女が自分と体を重ねるのは享楽ではなく、自暴自棄だということに気づきます。
今までの彩女とのやりとりを思い出し腑に落ちた北。
彩女は死ぬつもりで北についてきたのです。
そのことを知っても2人の旅は続きます。
次の目的地は盛岡。
本州の道ももうすぐ終わることに北は驚き、この旅が終わると彩女が死んでしまうことに心を痛めていました。
そして2人は龍泉洞へ訪れ、北は彩女に問いかけます。
「彩女さんはどうして死のうとしているの…？」
最後に
旅も後半戦になってきた感じですね。
この旅を通じて北の意識も変わってきて、人に優しくしていこうという感じになってきました。
そして彩女さんとも距離をより縮めてきていますね。
明るくなった彩女さんとっても可愛いですね。
こんなに美人で可愛い人から誘惑されたらどんな男もイチコロですよ。
でも彩女さんの旅の本当の理由を知ってしまい、北はショックを受けています。
そりゃそうですよね。
せっかく、彼女を死なせてはいけないと思ったところなのに、彼女は死のうとしているんですから。
彩女さんはなぜ死のうとしているんでしょう。
今の生活に不満があるのでしょうか。
旦那さんとうまくいってないような感じもありますね。
今後の旅は、北が頑張って彩女さんを死なせないようにするという展開になるかもしれません。
これから2人がどうなっていくのかとても楽しみです。
できれば2人とも幸せになってほしいな。
『雪女と蟹を食う』第4巻は2020年3月上旬発売予定です。
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おわり
