こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回はマンガワンにて連載されている裏サンデーコミックス『きみに恋する殺人鬼』第4巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
第3巻の記事はこちら↓↓
『きみに恋する殺人鬼』(あきやまえんま)
第4巻の見どころ(ネタバレ注意)
失恋
吉崎心愛の家にやってきた鈴木龍斗はそこで心愛の「本当の彼氏」である佐藤優希と遭遇してしまう。
ショックを受ける龍斗。
しかし、ユウキは嘘つきで女たらし、あげくに金にもルーズな典型的なクズ男で心愛を苦しめていた。
「死んでほしいよ。あんな奴」と願う心愛のために龍斗はユウキにナイフを向ける。
だが、土壇場になって心愛がユウキを庇いだす。
やはり心愛の気持ちは自分に向いていなかったんだと気づいた龍斗。
心愛のためにここまできたのに、何も思い通りにならない、誰も自分を見てくれない、もう嫌だこんな世界と涙を流す。
そんなとき、ユウキが「なんでオレがボコられるわけ…?もうさいあく…なんでオレばっか…ほんとついてな…」とつぶやく。
その言葉を聞いて龍斗は激怒する。
可愛い彼女がいて、顔もかっこよくて、人生楽しそうなのに、自分で浮気しといて、ついてないとかふざけたことを言うユウキが許せなかった龍斗は手に持ったナイフでユウキの体を何度も、何度も、何度も、何度も刺すのであった―…
感想
今回もかなりドロドロした展開でしたね。
前回から登場した心愛ちゃんの「本当の彼氏」のユウキを龍斗くんが成敗してしまいました。
第1巻の冒頭で龍斗くんが解体していたのはコイツだったんですね。
このユウキという男、かなりのクズ野郎でした。
平気で嘘をつくし、女たらしで浮気もする、あげくに金にルーズ。
やられて当然の男でした。
そして心愛ちゃんに庇ってもらって命は助かるかと思いましたが、その後の発言がOUTでしたね。
悪いことしてたのに「自分は悪くない」とか「なんでオレばっか」とか「ついてない」とか。
楽しい思いしまくっていた奴がこんなこと言うものだから龍斗くんが激怒してしまいました。
私も龍斗くんの気持ちに凄い共感してしまいましたね。
今まで良い思いしてきた奴がちょっと嫌なことがあっただけでこんなこと言って、そしたらそれよりも辛い思いしてきた人間はどうなるんだよと思ってしまいます。
思っていても口に出すのが良くなかった。
ユウキは黙っているか、素直に謝っていれば良かったのに…
心愛ちゃんもこんな奴に引っかかってしまい可哀想な女の子でしたね。
なぜ心愛ちゃんがこんな男に引っかかってしまったのかは心愛ちゃんの過去が関係しているようです。
心愛ちゃんは高校の同級生の女子から嫌われていて、さらに両親や姉からも嫌われていました。
誰からも必要とされず、寂しい思いをしていたようです。
そんなところに甘い言葉を囁くユウキが現れてしまえば、心愛ちゃんは一気に虜になってしまいますよね。
最初は心愛ちゃんが何か企んでいる魔女的なキャラなのかと思いましたが、今回の件でただの寂しがり屋でメンヘラな女の子だったということが分かりましたね。
個人的には今回のことも実は演技で、最後の最後に不気味な一面を見せてくれる展開が最高なのですが、それはもうなさそうかな?
お互い大事な人を失くしてしまった龍斗くんと心愛ちゃん。
これから二人の逃避行が始まるというところで新展開を迎えます。
ユウキのyoutuve仲間である政宗の手下らしき男にユウキの死体を見られてしまいます。
そして龍斗たちは政宗に狙われるようになってしまいました。
政宗という男は何者なのか。
そして次の第5巻がなんと最終巻のようです。
はたして龍斗くんと心愛ちゃんはどんな結末を迎えるのか。
どうやってもハッピーエンドは無理そうですが…
せめて彼らがこれ以上苦しむ展開にならないことを願います。
おわり