こんにちは。カッパ室長です。
今回は週刊少年マガジンにて連載されている『魔女に捧げるトリック』第2巻を紹介させていただきます!!
『リアルアカウント』の渡辺静先生の最新作です!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第1巻の記事はこちら↓↓
『魔女に捧げるトリック』(渡辺 静)
マジシャンが転生して魔女を助ける話 1/17 pic.twitter.com/1zYZFjxs0V
— 渡辺静😈11/17魔女に捧げるトリック①発売 (@shizumukun) November 16, 2020
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
“魔法”vs“奇跡”
武具職人リーゼ・ガンツは祖父の下で職人として成長し、その技術と才覚が他の弟子に比べ明らかに突出していたため、他の弟子たちから嫉妬を買い魔女の告発を受けてしまった。
リーゼを拷問していたのは異端審問官のフィリッポ司祭。
彼は人間を刺し殺した後、すぐに復活させるという“死者復活”の“奇跡”という力を持っていた。
しかしマキトは、これは本物の奇跡などではなく双子を用いたインチキであることを見抜く。
そしてマキトはこんなふざけた奴らからリーゼを助け出すことを決意する。
“魔女”リーゼ処刑当日。
フィリッポ司祭はまたも別の双子を使って“死者復活”を観衆や司教たちに見せつける。
その後リーゼの首にロープをかけ、吊るし上げる。
吊るし上げてから5分が経ち、魔女は死んだと宣言し勝ち誇るフィリッポ司祭。
しかしその処刑台に突如、魔法のようにマキトが現れる。
そしてマキトは観衆に向かって叫ぶのであった。
「諸君!!これから起こる事を双眸に焼きつけよ!!
悪魔による奇想天外 奇々怪々の…
魔法の時間だ!!」
マキトはフィリッポ司祭のインチキを観衆にバラし、今度は本物の“死者復活”を見せると言う。
そしてマキトが呪文を唱えると、死んだはずのリーゼや先ほど本当に殺されたはずの女性、さらに4日前の奇跡で死んだはずの男性が蘇るのであった。
3人目の魔女
リーゼを仲間に加えたマキトたちは、新たな“魔女”を探し始める。
“悪魔崇拝者”から集めた噂によると、何人もの剣士を刃の錆にしたと言われ『強すぎるから』という理由で告発された“最強の魔女”が最近脱走し、この町に潜んでいるという。
町で捜索していたマキトたちはひとりの食い逃げ少女と出会う。
彼女の名はヘルガ。
ヘルガこそがマキトたちが探していた“最強の魔女”だったのだ。
偶然襲ってきた悪党たちをヘルガは1人で倒してしまうほどの戦闘能力の持ち主だった。
その後、ヘルガは警備隊に捕まってしまう。
ヘルガを仲間にするためマキトは、今度は監禁されている“魔女”を助けるための策を講じるのだった。
感想
今回は2人目の魔女の救出劇が描かれました。
リーゼの魔女の技術は『職人』。
素晴らしい技術と才能で様々な道具を作り出してくれます。
マジックに必要な大道具、小道具を作ってくれる仲間が確保できたということですね。
これによって今後マキトは、より大規模で派手なマジックを披露することができます。
楽しみですね。
今回のフィリッポ司祭との対決ではマキトは相手より上手い死者復活のマジックを披露します。
敵のインチキを見破って民の教会への信頼を落とし、そこで自分たちがより上手い死者復活のマジックを行い、観衆を虜にして崇拝者を増やすという恐ろしい作戦。
フィリッポ司祭はまんまと策にハマって敗北し、少しずつですがマキトたち悪魔側を崇拝する人も出てきましたね。
最終的に町全体、国中の民を悪魔崇拝者にしていくんじゃないでしょうか。
魔女革命によって世界がどう変わっていくのかが気になりますね。
そしてリーゼが仲間になったと思ったら、もう次の魔女が登場。
今度は“最強の魔女”と呼ばれる戦士の女の子。
ヘルガは見た目は可愛い女の子だし、性格も普段はボーっとしている感じです。
しかし、身体能力はかなりのもの。色々役立ちそうですね。
この子を助けるため、マキトたちは敵の屋敷へ乗り込みます。
今度の敵は大司教の側にいたキャラなのでかなり手ごわそうです。
“鉄槌”と呼ばれる異端審問官集団で全員が“奇跡”を使えるとのこと。
このヴァレリー司祭もナイフを宙に浮かせ飛ばしてくるという摩訶不思議な力を披露します。
はたしてマキトはこの“奇跡”の謎を解き、ヘルガを助け出すことができるのか。
続きが楽しみです。
おわり