こんにちは、こんばんは!カッパ室長です。
今回はヤングマガジンにて連載中の『雪女と蟹を食う』第6巻の見どころを紹介していきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
前回の記事はこちら↓↓
『雪女と蟹を食う』(Gino0808)
死ぬ前に人妻と蟹を食いに行く話① pic.twitter.com/V77DVJHOZy
— Gino0808@雪蟹4巻! (@0808gino) June 7, 2019
第6巻の見どころ(ネタバレ注意)
ヒーローのままで
北に火事から助け出してもらったマリアは、もっと北のことが知りたいと思い、昨日のお礼を兼ねて自室で北だけの特別なクラブを作りもてなし始める。
「あたし もっと北のことが知りたいの」
過去を話せばまた恋人と同じように軽蔑された目で見られるのではと恐怖し汗びっしょりになってしまう北。
そして北は痴漢冤罪にあったこと、そのせいで恋人に振られたこと、その後人妻を襲い、その金で北海道に蟹を食いにきた犯罪者で、夏が終わったら死のうとしていることをマリアに打ち明ける。
その話を聞き涙するマリア。
マリアは自分の過去も打ち明け、北に「ここでこのままあたしと暮らそう」と提案し、抱き合う。
しかし翌日、北は彩女が待っている場所が分かってしまう。
行っちゃヤダと泣くマリアに北は、
「心中しようと誓った相手を放って一人で死なせるような男はヒーローじゃない。オレを…ヒーローのままでいさせてくれないか」
と言い、マリアを振って彩女が待つ協会へ行くのだった。
やり残したこと
「北さん…もしかしてアレを読んだの」
再会した彩女から小説『雪女と蟹を食う』を読んだことを聞かれる北。
小説の物語は、美しい妻を持つサラリーマンがバーで知り合った女性と愛人契約を結んでしまう。そのことを妻は知っても夫を怒ることなく、ちうものように生活を続ける。夫は腹の底が読めない妻を恐れ、妻が提案した北海道旅行で妻を殺してしまうという内容だった。
物語の雪女が彩女であると確信した北は、もう彩女は自分の手では救えないのでないかと考え始めていた。
そして、旅は終わろうとしていた。
もうすぐに目的地である稚内に到着してしまうのである。
焦った北は、彩女に「やり残したことはないの?」と尋ねるが「ありませんよ」とあっさり返されてしまう。
そこで北はガイドブックに載っていた雪の美術館へ行こうと誘う。
美術館に着いた2人は建物内の幻想的な空間に感動し、そして純白のドレスを見つけるのであった。
感想
今回でマリア編は終了でした。
マリアも過去に流産という“人殺し”をしていたこと明かし、同じ傷を持つ者同士、共に生きていこうと誘います。
しかし北は彩女さんを一人死なすわけにはいかないとマリアと別れ、彩女さんとともに行くことを決意します。
ここで最後にマリアが渡したスマホをもっていかず、置いていってしまったということは、やはりもう二度とマリアとは再会することがないんでしょうね。
そして彩女さんが小説『雪女と蟹を食う』の雪女であることを知ってしまった北。
この旅で少しでも彩女さんの気持ちがわかってきたと思っていたのに、この本を読んだせいで、彼女の精神状態は自分では計り知れないものなんだと痛感してしまったようです。
自分ではどうにもできないと焦る北に追い打ちをかけるように、旅ももう終わりを迎えようとしています。
このままでは彩女さんを救うことなく2人とも死ぬことになってしまいますね。
これから北がどうやって彩女さんの心を癒し、救っていくのかが本当に気になります。
そして次の巻ではついに、彩女さんの過去が描かれるようです。
彼女の学生時代はどんなものだったのか。そしてなにが原因でこうなってしまったのか。
色々謎が明かされそうですね。
早く次の巻が読みたいです。
『雪女と蟹を食う』第7巻は2020年12月4日発売予定です。
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おわり