どうも、カッパ室長です。
今回紹介するのはCrunchComicsにて連載されている漫画『渡り鳥とカタツムリ』第1巻です!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
■『CrunchComics』とは…
出版社ワニブックスが運営するWEBマガジン。
“いまが旬!”のニュースをクランチ(=噛み砕いて)してお届けします。
ここでしか読めない!見られない!オリジナルのエンタメコンテンツも満載。
『渡り鳥とカタツムリ』(高津マコト)
会社が嫌になって逃げだしたら、なぜか会って間もない眼鏡美人とタヌキ犬と一緒に秘密基地みたいな車で旅に出る話① pic.twitter.com/juenZQJhU6
— 【渡り鳥とカタツムリ】🐥🐌わたカタ広報班 (@wata_kata) August 25, 2020
どんな内容?(ネタバレ注意)
“秘密基地”で旅に出る
ゆとり青年の望月雲平はこの世の終わりのような顔をしていた。
雲平は実家の和菓子屋を継がず大学卒業後は機械部品の卸会社に就職したが、働き始めて1年半、職場の慣習に全くなじめずにいた。
そして課長の「世間様が休みの時に額に汗流して働いているとよぉ…なんか得した気分になるよな!!」という言葉に嫌気がさし、社用車に乗って逃げ出していたのだ。
「「働く」って一体何だろう」
そんな雲平は道の駅である女性に出会う。
彼女の名は渚つぐみ。
「ねぇあなたコーヒー飲む?淹れてあげるけど…」
そう誘われて向かった先には、後部座席が改造されて秘密基地のようになった車があった。
つぐみはこの愛車・アルビレオ号で車中泊をしながら日本中を旅して回る絵本作家だったのだ。
雲平は車の中で洗い物やお湯まで沸かしているつぐみの姿に衝撃を受ける。
そしてつぐみにコーヒーを淹れてもらい、気持ちが落ち着いた雲平。
さらにはつぐみが背中を押してくれたおかげで課長にも連絡をすることができ、雲平は長い休暇をもらうことができたのだった。
その後もつぐみのことが忘れられない雲平は家の車でつぐみのあとを追い、旅に出るのであった。
感想
この漫画は年齢不詳の絵本作家とゆとり青年、タヌキみたいな犬の2人と1匹の楽しい車の旅を描いた作品です。
この漫画を読むと車での旅、車中泊ならではの楽しみなどが伝わってきて、すぐに車で旅に出たくなりますね。
物語では道の駅やキャンプ場などでの過ごし方、車中泊でのノウハウ、あるあるなお話などたくさん出てきます。
車で旅をしたことがある人はもちろん、したことがない人も初心者の雲平がいるおかげで分かりやすく物語を楽しむことができます。
この作品はキャラクターが可愛いのも魅力の一つです。
ヒロインのつぐみさんはとっても可愛いし、タヌキみたいな犬のうめまよもモフモフでメッチャ可愛いです。
雲平も大型犬みたいで憎めない感じなのがいいですね。
このキャラクターたちにより物語がより温かみのある、読んでいてホッとするような気持ちにさせてくれるんじゃないかと思います。
日本各地、様々なところへ車の旅をするつぐみさんたち。
ただ漠然と生きてきた雲平がつぐみさんや旅先で出会った人たちと交流を深めていき、人生についてどう考え方が変わっていくのかも気になるところです。
また、年齢不詳なつぐみさんも謎だらけで気になりますね。
なぜつぐみさんは車の旅を始めたのか、指輪のネックレスにはどんな過去があるのか。
後々描かれるのかな。
2人と1匹は次の巻でどんなところへ旅しに行き、そこでどんな出会いをするのか楽しみです。
おわり