こんにちは。
カッパ室長です。
今回はWebComicアパンダにて連載中の漫画『SignWitch -サインウィッチ-』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『SignWitch -サインウィッチ-』
著者:Dice
YouTube“KADOKAWAanime”より
落ちこぼれ魔女が挑む、エリート魔法学校への命がけの潜入捜査!(2/7) pic.twitter.com/moUhKz6wuy
— Dice@「SignWitch -サインウィッチ-」連載中 (@dice_in_dice) June 25, 2023
どんな内容?(ネタバレ注意)
犯人を捜すため魔法学校に潜入
魔法がありふれた世界―
少女・アリーズは誰も信じられないごみ溜めよりももっと酷い毎日を過ごしていた。
それでも彼女が生きていけたのは心を許せるたった一人の肉親である姉のアンがいたからだった。
しかしある日、アリーズが家に帰るとアンが「黒い魔女」に襲われ石化させられていた。
黒い魔女はアンの体内から「ペンダント」を抜き取り逃げてしまう。
アリーズは姉の使い魔だと名乗る黒い梟「ボイド」の「犯人は才ある魔女たちが集う学校「ネビュラント魔法学校」の中にいる」という言葉を信じ、黒い魔女を探し出し姉を生き返らせるため魔法学校に潜入するのであった。
アリーズはネビュラント魔法学校の生徒になったが勉強も実践もうまく出来ない上に、人の手すらも借りようとしない。
それでも姉からもらった指輪とアリーズが唯一使えるヒモのような魔法を駆使して何度でも立ち上がっていく。
そして犯人の詳しい情報も、誰が味方で敵かもわからない状況の中、執念によって掴んだ犯人の手がかりと、ボイドの助言によって物語は大きく進み始める――。
感想
この作品は落ちこぼれ魔女がエリート魔法学校への命がけの潜入捜査を行う本格魔法ファンタジーミステリーです。
主人公のアリーズが同級生との軽妙なやりとりも交えながら、姉を石化した犯人の手がかりを探し結んでいきます。
容疑者は魔法学校の中にいる魔女全員とかなりの数。
それでも敵の襲撃などから手がかりを手に入れ、犯人を見つけ出していくようです。
そもそもなぜアリーズの姉・アンは「黒い魔女」に襲われたのでしょう?
「黒い魔女」はアンの体内から「ペンダント」を抜き取りましたが、アレにはどんな力があるのか?
そしてこのペンダントで黒い魔女は何をしようとしているのか?
このあたりは物語の重要な鍵になるところだと思うし、後々明らかになっていきそうです。
そんなアンがくれた指輪も特別な力が宿っていそう。
アリーズ自身は魔法を使えませんが、あの指輪をつけると魔法が使えるようになり、奇妙なヒモの魔法を使うことができるようです。
指輪をしていれば大きな古代魚に腕を嚙まれても平気だったりとまだまだ指輪にはアリーズも知らない秘密がありそうですね。
あとアリーズの素晴らしい身のこなしはどこで鍛えたものなのかも気になります。
魔法学校に潜入する前はどんなことをしていたんでしょうね?
アリーズもそうですが、魔法学校にいる主要キャラは名前が星座になっているようです。
アリーズは牡羊座だから羊の巻き角を髪の編み込みで表現しているようです。
レオも髪型とタトゥーでライオンっぽさを出しているし、スコルピアの髪型もサソリの尻尾を表現しているみたいだし、みんなそれぞれの星座を表すような姿をしているのかもしれません。
そして「黒い魔女」の名前は「オヒューカス」。
これは「蛇遣い座」のことのようですね。
「蛇遣い座」には「黄道十三星座」になるべきところを除外され「黄道十二星座」になったというお話があるので敵役としてピッタリです。
はたして魔法学校の中の誰が「オヒューカス」なのか。
黄道十二星座の名前がある人は味方の可能性が高そうですが、偽名で潜んでいる可能性もありそうですし、まだ誰が敵なのか分かりませんね。
今は誰が敵か分からない状況だし、これまでアリーズが過ごしてきた環境のせいもあって、アリーズは誰も信用せず一人で奮闘しています。
これから同級生たちと共に過ごして徐々に仲良くなり、他人を信用することを覚え、仲間を増やして犯人を追い詰めていくという展開になっていくのかもしれません。
まだ物語は始まったばかり。
次の巻ではどんな事が起き、またどんな手がかりが手に入るのか楽しみです。
おわり