こんにちは!
冒険もの大好き!カッパ室長です。
今回はコミックDAYSにて連載されている漫画『この世界は不完全すぎる』の第2巻を紹介させていただきます!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『この世界は不完全すぎる』第1巻の紹介記事はこちら↓↓
『この世界は不完全すぎる』
著者:左藤真通
前回までのお話
「王の探求者」として旅をするハガと村人の二コラは、とある村で同じ「王の探求者」であるアマノと出会う。
彼は本来の仕事には興味を示さず、NPCの村娘・ルゥのもとで漫画を描き、幸せな生活を送っていた。
しかし彼の上司である社長と酒井がやってきて、チートを使ってドラゴンを操り、ルゥの家を襲撃するのだった。
第2巻の見どころ(ネタバレ注意)
潜入
社長たちの襲撃から逃れたハガ達であったが、ルゥが巻き添えになり命を落としてしまう。
怒りに燃えるアマノとともに悪質なデバッカーである社長たちを排除するため、ハガ達は社長たちの根城である魔改造された城へ向かう。
城はほぼ浮いたような状態で、橋も落とされ普通には侵入できない。
ハガは大きな宝箱に打撃を与えて力を溜め、その力を利用するスーパージャンプという宝箱バグで空を飛び正門に辿り着く。
正門で門兵からボディチェックを受け、門を進むとハガは何か違和感を感じる。
すると突然目の前に兵隊が現れ、ハガ達は捕まってしまう。
城に入ったことでメインクエスト「狂乱の賢帝」が始まってしまったのだった。
ダンジョン攻略
ハガ達は社長の石版を奪うことと並行して、このダンジョンのデバッグを行うことにした。
コンプライアンス上不適切なオブジェクトのある拷問室や、英語音声になってしまっている衛兵長など様々なバグを見つけていく。
大量のモンスターに囲まれても、あえて密集させて処理落ちを起こして回避するなど、順調にダンジョンを攻略していくハガ達。
しかし、あと一歩で社長の部屋というところで、本来存在しないはずの黒騎士がハガ達の前に立ちふさがった。
黒騎士が放つ斬撃はあまりにもダメージが大きく、アマノの一撃なら無効化することができる風盾という術をかけてもらってもハガはダメージを受けてしまう。
「アマノさん…万が一死んだら…リスポーンできるんですかね…?
こいつ…死に覚えタイプかも……」
一方そのころ、この世界に飽きた社長は社員たちにログアウトを目指すことを告げる。
しかし、社員たちはそんな社長に対して反旗を翻し、社長を刺し殺してしまうのであった。
感想
今回からハガ達はダンジョン攻略をしていきます。
アマノの上司たちがいる魔改造された城のメインクエストを進めることになってしまいました。
こんな場所でもしっかりデバッグするハガと二コラ。
壁に顔をつけてズリズリしてるのが可愛いです。
ここでもハガはチートを使用せず、様々な戦法で挑んでいくのが面白いですね。
まず城に潜入するために、宝箱バグを使ったスーパージャンプ。
飛びたい方向に殴って力を溜め、その力を利用するというグリッジ(有用なバグ、いわゆる裏技)です。
これはゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのビタロックジャンプみたいですね。
その後、敵に囲まれたときは狭い通路に大量の敵を出現させ処理落ちさせるという面白い攻略の仕方。
昔のゲームとかよく処理落ちしてウザかったけど、ゲーム内にいる人間にとってはこれも一つの戦い方なんですね。
社長など他の「王の探求者」たちがチートで色々やる中、ハガは肉体ひとつのド根性戦法で頑張っているのが本当に凄いと思いますね。
ここまでできるようになるのにどれだけ一人で努力してきたのか。
そして途中に現れた謎の黒騎士。
これはこのダンジョンには存在しないと言っていたので、なにかありそうですね。
今回はなぜか戦闘の途中でいなくなってしまいましたが、はたして黒騎士は本当に敵なのか。
もしかしたら今後仲間になるとか、はたまたライバルになるかもしれませんね。
楽しみです。
ハガやアマノが探している社長はまさかの仲間に殺されるという結末。
そして酒井たちに見つかってしまい戦闘になってしまうハガ達。
はたしてチートを使う集団にどうやって対抗していくのか。
次巻が待ち遠しいです。
そしてこのゲームの開発側は何を企んでいるのか。
ハガの報告を受けてゲームの修正をしているということは、彼らは無事でハガ達を監視しているということですよね。
ハガ達の行動もゲーム制作に重要だということなんでしょうか。
このあたりの謎も徐々に明かされていくんでしょうね。
楽しみですね。
おわり