カッパ室長です。
今回は少年ジャンプ+にて連載されている漫画 ジャンプコミックス『マリッジトキシン』第15巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます!!
YouTube“ジャンプチャンネル”より
第14巻の紹介記事はコチラ↓↓
『マリッジトキシン』
原作:静脈
漫画:依田瑞稀
毒使いが婚活する話#漫画が読めるハッシュタグ#創作漫画 (1/20) pic.twitter.com/uv5GTgGu4B
— 依田 (@Yozudami) August 3, 2022
第15巻の見どころ(ネタバレ注意)
他社がマネできない商品を作り、会社を立て直す!!
嬉野シオリから「しばらくお会いできないかもです」というメッセージを受け、急いでシオリのもとへ駆けつけた下呂ヒカル。
嬉野家が経営する会社「バルザック」は業績がここ数ヶ月で凄い落ち込みを見せていた。
その原因は競合企業の「株式会社オレノ堂」に客が流れてしまったため。
オレノ堂はバルザックの商品のパクリをより安く高品質なもので展開しているのだ。
さらに会社を大きくした立役者の叔母・フタエまで倒れてしまい、嬉野家は危機的状況に陥ってしまう。
シオリは次期社長として何かできることはないかとオレノ堂の社長・箕面ユウジに商品を真似るなと直談判に行くも、箕面の言葉に何も言い返せずに悔しい結果に終わってしまっていた。
その話を聞き、下呂はシオリに「マネできない凄い商品作って盛り返すしかないんじゃねえか?」と言い、疲れ切ったシオリに『針使い』の鍼灸治療をしたり、『味使い』の料理の出前をとってリフレッシュさせてあげる。
そのおかげもあり、シオリはオレノ堂に勝つためのアイデア「『使い手』をモチーフにしたプロフェッショナルカードゲーム『使い者』」を思いつき、制作に取り掛かるが…
『マリッジトキシン』第15巻 P64,65より感想(ネタバレ注意)
今回は嬉野シオリがヒロイン回のお話。
下呂は競合他社のせいで危機的状況に陥った嬉野家の会社を立て直す手伝いをしていきます。
そして、このお話で下呂の婚活相手の周囲で暗躍していた存在の正体も明らかになりました。
まずは嬉野シオリのお話の前に、城崎メイとウェディングフォトの練習をするお話から。
以前入院していた城崎の弟・オクトが元気な姿で登場しました。
城崎が花嫁役となって撮ったウェディングフォトを本当に良い写真でした。
もうこれを見ちゃうと城崎が本妻で確定だよなと思えてしまうほどに。
『マリッジトキシン』第15巻 P20,21よりウェディングフォトは下呂の練習とカメラマンを目指すオクトの修行のためと城崎は言っていましたが、オクトの「メイが「一生に一度のお願いだから撮ってほしい」って」というセリフからも城崎が欲しくてやったことがわかります。
なんだか前回の下呂の実家に行ってから城崎の様子がちょっと変ですね。
一体那須に何を言われたのか。
城崎の胸にある傷も関係してそうですね。
次に今回のメインである嬉野シオリのお話。
良い商品をマネするのは現実の社会でもよくあることですが、オレノ堂は酷すぎますね。
出てからマネするのではなく、制作段階で盗み見して発売日も被せてくるのですから。
以前も気弱なシオリを強くするという感じのお話でしたが、今回は次期社長としてさらに自信や強さが持てるよう成長するお話になっていました。
一人で抱え込むのではなく、時には周りの人々に頼ることの大事さも学んでいましたね。
今回シオリたちがオレノ堂に勝つために作った新商品は『使い者』というカードゲーム。
下呂とシオリはこれまで出会い仲良くなった『使い手』たちに取材をして、彼らの特徴を活かしたカードを作り上げていました。
今流行りのカードゲームを取り入れてるのは良いアイデアですね。
案の定、オレノ堂もそのアイデアをパクって『使い王』というカードゲームを作ってきましたね。
パッと見、あちらの方が美少女キャラが多いしキラカードも多いから人気になりそうですが、勝負の結果『使い者』が人々から人気を得て勝利をおさめました。
これは『使い手』という裏社会のハードなイメージをしっかりと表現し、ゲームバランスもちゃんと整えていたからのようです。
いくらアイデアをマネしても、楽しく遊べなくちゃ意味ないですもんね。
シオリの親友・氷見マコトが動画を上げていたり、以前敵だった『霊使い』盃レイジの遊んでる姿がニュースで流れてて、彼らも地味に協力してたんだなと分かるのも良かったです。
オレノ堂の社長・箕面ユウジを『相談役』として陰で支えていた人物、それこそが下呂の婚活相手の周囲で暗躍していた『人形使い』でした。
『アイ,ロボット』っていう映画のロボットみたいでしたね。
その『人形使い』が箕面に紹介したのが『ドローン使い』というハエみたいな見た目の気持ち悪い男。
コイツには戦闘力はなく、無数のドローンを操り人々のプライベートを盗み見ることを得意としています。
まぁ元々はただの盗撮野郎ですからね。
コイツに弱みを握られて脅され、印刷所の人達も箕面に逆らえなくなっていました。
でも戦闘力がないから速攻で下呂が倒し、そこから嬉野の会社バルザックが逆襲できたんですよね。
そして肝心の『人形使い』の正体、それは下呂が先生と呼ぶ謎の男・那須でした。
コイツ『毒使い』じゃなかったんですね。
今回もお話が一件落着したと思ったらヒロインの後ろから現れました。
『マリッジトキシン』第15巻 P160,161よりなんでコイツ毎回こんな怖い登場するの?
あの不気味な顔も本当の顔ではなく、今回のラストで素顔が明らかになりました。
ちゃんとカッコ良さそうな顔してて安心しました。あの不気味な顔がラスボスだったら嫌ですもん。
あと、今回下呂と那須の過去回想シーンで気になるものもありました。
それは「人間動物園」に城崎メイとオクトがいたという事実。
下呂は幼い頃に城崎たちを目にしていたんですね。
マジックミラーになってるだろうから城崎兄弟はそのことを知らなそう。
ということは下呂家で那須が城崎に話した内容はコレに関わることなのかな?
さらに言えば城崎の胸の傷はこの「人間動物園」で受けたものなのかも。
早くこの辺りの謎も明らかになってほしいですね。
そして那須はなぜ下呂の婚活相手を襲うのか。
那須は一体に何を企んでいるのでしょうね?
『マリッジトキシン』単行本第16巻は2026年1月5日(月)発売予定です。
現在、ジャンプ+の公式サイトでは『マリッジトキシン』の第1話が無料で読むことができます。
気になった人はぜひ読んでみてください。


