どうも、カッパ室長です。
今回紹介する作品はTwitterで1話が400000PVされた注目作です。
狂った機械と殺し合う!衝撃のロボティクス復讐譚!!
『メシアの鉄槌』(あみだむく)
どんな内容?
2034年。
AIが発達し、XX(クロス)ロボティクスが開発したヒューマノイド「トトモ」が世界中の家庭や企業に普及し、高度な思考を可能としたAIが様々な機器に流用されていました。
そんな世界で保(たもつ)は、妻の美歌(みか)、娘の友美(ともみ)と仲良く平和に暮らしていました。
ある日、保は美歌と友美の3人で保が働くXXロボティクスにトトモを見に来ました。
友美がトトモとおしゃべりをしていて、友美がトトモに好きなものや嫌いなものを聞くとトトモは、
「キライナノハ…ニンゲン」と答えるのでした。
その瞬間、友美に向かって外から車が飛び込んできました。
保は友美を庇おうと走りますが、2人とも巻き込まれてしまい、友美は死亡し、保は体の1/3が使い物にならないほどの重体となりました。
保はXXロボティクスが提供した人工臓器や義体によって、体の2/3が機械のサイボーグとなって生き長らえることができました。
そして保は美歌を必死に守るように幸せな日々を取り戻し始めました。
2年後、生きていれば友美が11歳の誕生日を迎える日。
保の体に異常が発生します。
保の意志とは別に体が勝手に動き出し、美歌の首を絞め、殺してしまうのです。
実は保の体の機械が何らかに「人間を殺せ」という命令を受けていたのです。
「大切なものを守るどころか―…」
泣き崩れる保のもとに一体のトトモが現れ、保に言うのです。
「地球の敵 ニンゲンヲ殺シテクレテアリガトー」と。
同じXXロボティクスの製品であるトトモも保と同じ命令を受けており、世界中のトトモたちが人間を襲い始めていたのです。
保はトトモたちに同胞だと勘違いされましたが、トトモを攻撃したことによって危険分子とみなされ、保の感情をプログラムで上書きし、すべて忘れさせようとしてきました。
しかし、保の強い憎しみが上書きを失敗させ、記憶は消されてしまいましたが、人間ではなくトトモたちを殺すようインプットされます。
1年後
トトモたちの反乱によって街は壊滅状態となりました。
そんな壊滅状態の街の中でトトモを破壊する「救世主」の存在がSNS上で噂されるようになったのです。
トトモたちを根絶やしにするという保の復讐が幕を開けました。
ここが魅力的!
AIにすべてを奪われた男が全世界のAIに復讐する物語です。
AIに世界が支配されてしまう。
近い未来、現実でも本当に起こりそうな設定ですね。
私はこの漫画を初めて読んだとき、2004年に公開された映画『アイ,ロボット』を思い出しました。
あの映画もロボットたちがロボット三原則を破り、反乱を起こすというものです。
似ていますが、こちらの作品はより重ためな設定になってます。
可愛い顔のトトモが、血も涙もない殺戮マシーンとなって街中を徘徊している光景はとてもゾッとしますね。
保はこの後、一人の少女と出会います。
その少女は鳩(はと)と名乗り、このAIの暴走を起こした張本人だと言うのです。
そして彼女はトトモを完全に止める方法を知っていて、地球を救いたいと言います。
保は鳩と共に行動することに。
この漫画はロボットとの戦闘シーンが迫力満点で見どころのひとつでもあります。
AIの恐ろしいところは成長する点にあります。
人間以上のスピードで学習しつづけ、人間の思考が及ばないほどになっていくのです。
トトモを倒せば倒すほど学習し強くなっていきます。
恐ろしいですね。
そんなAIに保がどう対抗していくのか楽しみです。
保の義体は軍事利用を目的に作られていたものを使用しているため、この先の戦闘でこの義体が真の力を発揮するのではないでしょうか。
今後の展開が気になりますね。
マンガParkのサイトにて第1話が無料公開されているので気になった方は是非読んでみてください。
おわり