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【描くなるうえは 第5巻 見どころ紹介】上原がついにデビューのチャンスを掴む!!&ニーナ、〆切に間に合わずピンチ!?

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カッパ室長です。

 

今回はヤングアニマルにて連載中の漫画 ヤングアニマルコミックス『描くなるうえは』第5巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。



※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

『描くなるうえは』第4巻の紹介記事はコチラ↓↓

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描くなるうえは

原作:高畑弓
作画:蒲夕二

 

 

第5巻の見どころ(ネタバレ注意)

デビュー作

夢見ヶ崎ゆめ先生の取材旅行から帰ってきた上原勇紀はデビューに向けネームを制作していたが、期待賞を取ったとき以上のものが描けず苦戦していた。

そんな時、勇紀のもとに編集担当から「マキシマム(※雑誌名)で8ページ代原描いてみない?」と連絡がくる。

願ってもないチャンスに勇紀は「やります!描かせて下さいっ!!」と即答し、さっそくネームに取り掛かる。

しかし8ページという制約のせいでキャラが登場しただけで終わってしまったり、詰め込み過ぎてダイジェストになってしまったりと上手く描くことができなかった。

すると編集担当から「8ページで読者に伝えられることなんてせいぜい一つだよ。上原くんが一番ドキドキしたこととか、何か自分の心が動いたこと一つ。それを描いてごらん。」とアドバイスを受ける。

その後、勇紀は宮本仁衣奈(ニーナ)に代原のことを打ち明けに行くと…

『描くなるうえは』第5巻 P48,49,50より

〆切に間に合わない!?

勇紀の作品が載ることを聞いて自分も新人賞に向け気合いを入れるニーナ。

編集担当からネームのOKをもらえたが、〆切は二週間後というかなり厳しい状況。

担当からも焦らず次回に回そうと言われるが、それでもニーナは今回の新人賞に間に合わせると言い張る。

これには理由があり、その新人賞の受賞作が載る日はニーナの大好きな祖母が手術を受ける日だった。

ニーナは手術に対して不安がる祖母を元気づけるために絶対に賞を取りたかったのだ。

しかし原稿作業は思うように進まず、どんどんスケジュールから遅れてしまう。

心配する勇紀には「マジヨユーって感じ~」と答えるが、〆切の時間が刻一刻と迫ってきて…

感想(ネタバレ注意)

第5巻では勇紀の描いた作品が少年誌に載ったり、ニーナが新人賞に向けて奮闘する姿などが描かれました。

そしてついにニーナが自分の気持ちを自覚してくれました。

前回のお話でもう自覚したと思っていたのですが、今回で確実になった感じっぽいですね。

 

まずは取材旅行のお話の続きから。

温泉に入浴中、汐入恋から「ゆーくんのことどう思っとるん?」と聞かれ、「わからない」と答えたニーナ。

彼女は今まで漫画のキャラにしかガチ恋したことがなかったため、今の気持ちが恋なのか分からなかったようです。

漫画でガチ恋するキャラと勇紀とではタイプが違い過ぎたために混乱しているようですね。

好きなタイプって変わっていくものだから、今は身近にいてキュンキュンさせてくれる勇紀がタイプになってしまったのかもしれませんね。

 

次に勇紀が代原で漫画家デビューするお話。

ネームに苦戦していましたが、今回もニーナのおかげで無事良い作品が描けたようです。

新人賞の時もニーナがモデルのヒロインで賞を取っていましたが、今回もまたニーナっぽい子をヒロインにしちゃったのかな?

それともシチュエーションだけ参考にしたのかも。

でも、このままだと勇紀はニーナがいないと良い漫画が描けないような男になってしまうのでは?という心配が出てきましたね。

その不安を払拭するためにも、一つでもいいからニーナからのアドバイスやドキドキなしで漫画を描いて成功してほしいです。

またはニーナとずっといられるように早く告白してくっついてほしいですね。

 

今回個人的に一番好きだったのはニーナが〆切に追われる話。

ニーナは自分の夢のためというのもあるし、大好きな祖母を元気づけるためにも必死に漫画を描くけど、一人では上手くいかずにどんどん絶望的状況に…

そんな時、勇紀がやってきてニーナを救ってくれました。

『描くなるうえは』第5巻 P103,104より

普段はナヨナヨしてるけど、こういういざって時にカッコよくなる勇紀が主人公すぎますね。

これはニーナも惚れるわけです。

いつもはニーナが勇紀を元気づけてくれる立場なのに、今回はニーナが弱って涙を流していて、それを勇紀が「大丈夫」って側で慰め続けるという立場逆転状態っていうのがまた良いんですよね。

今回の件がトドメとなったか、ニーナは完全に勇紀のことが好きだと自覚してくれました。

これからやっと勇紀、ニーナ、恋の三角関係が始まりそうですね。

 

最後は勇紀の漫画が少年誌に掲載されたお話。

発売当日は緊張で一睡もできなかった勇紀。

名前もそのままだからもしかしたらクラスメイトに自分が描いた漫画だとバレるのでは!?とドキドキしていましたが、結局何も起きず。

これで勇紀が人気者になってしまう展開とかも予想していましたが、そういうことは起きないようですね。

でもニーナが勇紀の漫画を読んで感想を言おうと何度も声をかけているのが可愛かったです。

そして言いたいことが多すぎるから、漫画の一コマ一コマに付箋で感想を書くとかどんだけ良い子なんだよと思っちゃいました。

これは作者からしたら嬉しすぎますよね。

あとこの時、回想シーンでニーナが同じ熱量で漫画を語り合える人間に会いたいと思っていたことが描かれ、第1巻での二人の出会いのシーンでニーナが軽いノリで話しかけてきたのではなく、ずっと勇紀と漫画の話がしたくて気にかけていたことが明かされたのも良かったです。

 

第5巻のラストでは先に漫画家デビューを果たした勇紀にニーナがほっぺにキスをしてくれました。

勝負に負けたからと言ってふざけたテンションでしたが、キスをした後の表情がガチすぎて本当に可愛かったです。

次会う時、ニーナがこのキスをふざけて誤魔化すのか、それとも本気だったと言うのかでだいぶ物語が変わっていきそうですが、はたしてどうなるのでしょうね?

 

単行本第6巻は2025年10月末頃発売予定です。

 

現在、ヤングアニマルWEBで『描くなるうえは』の第1話が無料で読むことができるので気になった人は是非読んでみてください。

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