どうも。
ラブコメ大好き、カッパ室長です。
今回はヤングアニマルにて連載中の漫画 ヤングアニマルコミックス『描くなるうえは』第4巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『描くなるうえは』第3巻の紹介記事はコチラ↓↓
『描くなるうえは』
原作:高畑弓
作画:蒲夕二
マンガ家を目指すギャルとオタクが恋愛してみる話(1/13) #ad #マンガが読めるハッシュタグ pic.twitter.com/MCnkbZcTL7
— 蒲夕二@連載中🖋描くなるうえは (@kabatani42) August 28, 2023
第4巻の見どころ(ネタバレ注意)
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宮本仁衣奈(ニーナ)は友人から上原勇紀を見ている時の顔が好きな人のこと考えてる顔みたいと言われてしまった。
「あたし…上原くんのこと…その…好き…なん…?」と自分のことが分からなくなるニーナ。
もし勇紀のことが好きで付き合ったら、手を握ったり、キスをしたり、その先の♡♡♡的なこともすることになるのでは?と想像し始めてしまう。
またニーナは夢見ヶ崎ゆめ先生にもトキめいていることに気づき、「トキメキ=好きではない?好きって何?」など色々考えてしまい頭がパンク状態に。
これまで漫画のキャラやアイドルが好きでリアルの人を好きになったことがないニーナはこの気持ちが何なのか確かめるため、勇紀を遊園地デートに誘うのであった。
これでキュンとこなければ勇紀のことを好きじゃないと判断できると考えたニーナ。
そう簡単にトキめかないよう覚悟を決め挑んだはずのニーナであったが…
意気地
週刊誌のお気に入りのラブコメ作品を読んでいた勇紀はヒロインが主人公とは違う男と付き合う展開に激怒する。
主人公に対し「貴様が受け身で自ら行動を起こさないから…」と言ったところで、自分もニーナに対して受け身になってしまい、一度も自分から遊びに誘っていなかったことに気づき言葉のブーメランが突き刺さってしまう。
そこで勇紀はニーナにどこか行こうと誘ってみようと決意し、意気地がなく何日も失敗するがなんとか誘うことに成功。
二人は一緒にネームをするためカラオケに行くことに。
そこで勇紀はニーナから漫画のラストシーンの参考にするため「好き」と言ってほしいとお願いされてしまい…
感想
今回はニーナが勇紀のことを好きだと自覚するお話や、ニーナと汐入恋が一緒に買い物するお話、勇紀がニーナを遊びに誘うお話、みんなで旅行に行くお話などが描かれました。
まずはニーナが自分の気持ちを確かめるお話から。
前回の文化祭のお話で「恋人どーしって思われてもいいよ?」とまで言っていたのに、まだ否定しようとしていたんですね。
この遊園地デートでも入って速攻キュンってしてるし、もう完全に惚れちゃってますよね。
トキめかないように必死に耐えていて、もはや別ゲー状態でした。
勇紀もニーナが怒っているように見えて怯えているのがちょっと可哀想でした。
ニーナは勇紀のことを意識しすぎていつもなら出来ていた大胆な行動も全然出来なくなっていてとても可愛かったです。
ニーナの赤面顔メッチャ最高でした。
観覧車の時もあとちょっとでキスしそうになっていてドキドキしましたね。
そしてこの検証でニーナはようやく勇紀のことが好きだと自覚したようです。
さらに今回の件がきっかけで漫画で自分の描くキャラを読者に好きになってもらうには、そのキャラの良いところを紹介する必要があることも学んでいきます。
自分の気持ちを確かめるだけでなく、漫画家としても成長していて、このお話でニーナはかなりレベルアップしたのではないでしょうか。
新人賞の授賞式のお話では、勇紀、ニーナ、夢見ヶ崎ゆめ先生、汐入恋の4人が初めて揃いました。
これでお互い恋のライバルとしてバチバチになるのかと思ったら全然そんな雰囲気にはなりませんでした。
むしろゆめ先生は勇紀の恋を応援したいと思っているみたい。
ゆめ先生は勇紀の漫画を読んでヒロインがニーナそっくりなことから、勇紀がニーナに恋していると気づいたようです。
それだけ分かりやすいなら、もしニーナに読まれたら一発で気づかれちゃいそうですね。
次のお話で恋は偶然出会ったニーナと一緒に服を買うことに。
いつもの服装も可愛いけど、陰キャなのに勇紀に好かれたいために一生懸命外に出て買い物してる恋が可愛かったです。
そして今回様々なジャンルの服を着た恋が見れて最高でしたね。
また、陰キャな恋の心の扉を強引に開けて仲良くなってくれたニーナが本当に良い子なんだなと改めて思いました。
勇紀がニーナを遊びに誘うお話では、二人がお互いに「好き」と言い合うシーンがとても良かったです。
ニーナがちょっと恥ずかしそうな顔で言って、それを聞いた勇紀が鼓膜をビリビリさせ、さらに心臓の鼓動が跳ね上がるという描写が「好き」という言葉のインパクトが凄まじいことをより表現しているなと思いました。
勇紀が頑張って「好き」と言った時もニーナの一瞬止まったような表情から一気にブワッと赤面していく感じもとても良かったです。
もう早く付き合っちゃえよとじれったくなってきますね。
そして最後は勇紀、ニーナ、ゆめ先生、恋の4人で秩父へ温泉旅行に行くお話。
恋はニーナと一緒に買った服を着て来てて可愛かったですね。
勇紀はこの旅行でニーナと恋の二人とイチャイチャしていく感じになりそう。
人混みではぐれてしまった恋を勇紀が見つけ出して、その後手を繋いで歩いていくシーンはとても良かったです。
ニーナと恋はせっかく仲良くなったのに、好きな相手が同じ人だと気づいてしまったらどうなるのか心配です。
温泉ではニーナと恋もセクシーショットも見ることができました。
そしてラストには恋がニーナに「ゆーくんのことどう思っとるん?」と訊ねてしまいます。
しかもこの会話、隣の男湯にいる勇紀にも聞こえています。
この返答次第で彼女たちの関係にも変化が出てきてしまいますね。
はたしてニーナはなんと答えるのか。
続きが楽しみです。
単行本第5巻は2025年3月末頃発売予定です。
現在、ヤングアニマルWEBで『描くなるうえは』の第1話が無料で読むことができるので気になった人は是非読んでみてください。