どうも!
カッパ室長です。
今回はコミックDAYSにて連載されている漫画 モーニングKC『この世界は不完全すぎる』第15巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
『この世界は不完全すぎる』第14巻の紹介記事はこちら↓↓

『この世界は不完全すぎる』
著者:左藤真通
第15巻の見どころ(ネタバレ注意)
謎の女調教師
オリハルコンを求め砂漠にある「ンダイ」という街にやってきたハガ達は突然流砂にのまれてしまう。
落ちた先は牢屋のような小さな部屋。
脱出を試みるも部屋に水が流れ込んできて今度は水牢にあってしまう。

ハガ達はこのゲームに酸素の概念はなく空間さえあれば息ができるのでは?と考え、頭にツボをかぶり水責めを乗り切るのであった。
その後、死体のフリをしてゴミ捨て場に捨てられたことで部屋から脱出することに成功する。
そして今回の件はデバッガー絡みだと推測したハガ達が地下ダンジョンを散策していると、闘技場でスミダがラストダンジョン“深淵”に潜むと言われる最強モンスター「ミノタウロス」と戦っていて、その姿をデバッガーらしき人物が見物していた。

彼女はアイテムを使い“調教師”となってミノタウロスや魔物たちを使役し、なぜかスミダを執拗に苦しめていた。
さらに彼女はスミダだけでなくアマノのことも知っていて…
感想
ハガ&アマノが挑むオリハルコン編も佳境となってきました。
第15巻ではハガ達が最強クラスのモンスターに挑む様子や、謎の調教師の正体や彼女の過去などが描かれていきます。
牢屋に落とされたハガが最初にとった行動が壁抜けバグの確認だったのが笑えました。
こんな時でもデバッグするんですね。
でも今回はハガのおかげで水牢から生きて脱出することができていました。
空間さえあれば息ができる、まさにゲームの仕様を理解しているからこその方法でした。
その後のミノタウロス戦でもバグを利用して勝っていたし、デバッグがいかに大事かよく分かりますね。
次にハガ達を襲った犯人である女調教師について。
実は彼女はアマノが所属している会社アソビングの副社長・イノウエでした。

髪の毛も眉毛も全剃りしていたからアマノは初見で気づけなかったんですね。
目つきがきつくて怖そうな見た目のイノウエですが、モフモフなものが大好きという可愛い一面も持っていました。
だからあんなに猫?のモンスターを連れていたり、アマノに抱き着いたりしてるんですね。
そしてイノウエが使役しているもう一つの魔物「ミノタウロス」。
多くの人が思い浮かべるミノタウロスは上半身が牛で下半身がムキムキの人間ですよね。
しかしこのゲームの世界のミノタウロスは牛の顔がついた巨大な蟹という気持ち悪い見た目です。
そんなミノタウロスをイノウエは美味しそうに食べていたりもしました。
蟹の身みたいでしたが、味は高級和牛なんだそうです。ちょっと食べてみたいですね。
あと彼女がどうやってミノタウロスを使役したのかも気になります。
それだけ彼女が強いのか、それとも何かバグ技を利用したのか。
イノウエは社長やサカイ達の考えと合わず、アマノが抜けるよりも先にあの集団から抜けて一人で行動していたようです。
そして彼女がスミダを執拗なまでにイジメていたのは、過去に二人は付き合っていたからでした。
スミダに猛アタックされて付き合ってしまったイノウエ。
しかし付き合っていることがサカイ達にバレたことでこの関係は終わってしまいます。
スミダはサカイ達に嵌められ女NPC達と♡♡♡なことをしてしまい、イノウエはその現場を見てスミダに幻滅してしまったのです。
この頃はもう社長もメンタルが崩壊し始めており、ここにいたらマズイとイノウエはスミダと別れ、他の仲間たちと抜けることにしたようです。
第15巻のラストには抜けようとするイノウエをサカイ達が捕まえようと無敵モードをONにして捕縛の魔法を使っていましたが、イノウエはスルッと回避しています。
驚くサカイ達にイノウエは「お前らはこのゲームの仕様を知らなすぎる」と言っていましたが、はたしてどうやって捕縛から逃れたのか。
また彼女がハガ達の仲間になってくれればゲーム攻略がかなり有利になりそうですが、彼女は仲間になってくれるのか。
次の巻が楽しみですね。