カッパ室長です。
今回はグランドジャンプにて連載されているヤングジャンプコミックスGJ『釣って食べたいギャル澤さん』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『釣って食べたいギャル澤さん』
著者：ふなつかずき
(1/15) pic.twitter.com/e1Pz6ZspeU
— ふなつかずき (@funatsukazuki) September 20, 2024
どんな内容？（ネタバレ注意）
陰キャがギャルに釣りと料理を教えることに！？
印刷会社に勤務する社会人3年目の青年・釣谷一尋（24歳）。
特技なし取り柄なしコミュニケーション能力もなく、唯一の趣味は週末にひとり釣りに行くことだった。
この日も仕事の疲れやストレスを解消するためタイ釣りに出掛けた釣谷だったが、隣に座った客がまさかのハイテンションギャル・春澤祭（ギャル澤さん）だった。
彼女がいたことのない陰キャ人生を歩んできた釣谷にとってギャルは天敵といってもいいような存在なのだが、なぜか釣谷はギャル澤さんに釣りを教えることになってしまう。
ギャル澤さんは船の上で水着姿になったり、水着が針に引っかかって胸をポロリしたりとハプニングを起こし釣谷はドキドキの連続。
それでも釣谷の丁寧な指導により、ギャル澤さんも見事にタイを釣り上げることに成功するのであった。
『釣って食べたいギャル澤さん』第1巻 P38,39より翌日、釣谷が会社へ行くと同僚から中途入社の新人が配属されるという話を聞く。
その新人がまさかのギャル澤さんだったのだ。
しかもギャル澤さんは社長の娘で、彼女に手を出した人はクビになるという噂も。
ギャル澤さんは釣谷を見つけると「ウチに釣りと魚の捌き方と料理を教えてくんない？」と言ってくる。
断ったら昨日ギャル澤さんの胸を見たことを社長に言うと言われ、弱みを握られてしまった釣谷はギャル澤さんに釣りや料理を教えることになってしまうのであった。
感想
この作品は釣りが趣味の陰キャ主人公がハイテンションギャルのヒロインに釣りや料理を教えながら仲を深めていく釣りグルメコメディです。
ひとりで釣りをすることが好きな主人公・釣谷でしたが、不可抗力でヒロイン・ギャル澤さんのポロリを見てしまったことで弱みを握られ、一緒に釣りや料理をしていくことになるという展開です。
この作品の見どころは3つ、丁寧で分かりやすい解説付きの釣り、美味しそうな料理、そして可愛いヒロインとのラブコメです。
釣りのパートでは主人公たちが釣りを楽しむ絵だけでなく、彼らが使っている道具の説明や釣り方などが丁寧に描かれていて、釣りのことが分からない初心者の人にも読みやすくなっています。
釣り初心者の人はギャル澤さんと同じ目線で釣りを学ぶことができるようになっているんですね。
作者のふなつかずき先生はX（Twitter）によく釣りに関するポストをしていて、釣りの知識も豊富そうだし、それが活かされているのかもしれません。
そして何より絵が上手いのが素晴らしいです。
魚を釣り上げる時のワクワクドキドキ感がこちらにも伝わってきますし、釣り上げた魚も本物のようなクオリティでした。
次に料理パート。
これはその回で釣谷たちが釣り上げた魚を調理して食べていきます。
こちらも料理の作画が上手く、とても美味しそうです。
『釣って食べたいギャル澤さん』第1巻 P48,160よりそれもそのはず、ふなつかずき先生はグルメ漫画『華麗なる食卓』を連載されてましたからね。
料理を食べた時のリアクションも、ギャル澤さんが裸になって海と一体になっていたり、魚と一緒に海を泳ぐような絵が出てきて、ザ・グルメ漫画って感じがしました。
またその魚や料理と相性の良いお酒を実名で紹介してくれているのもありがたいです。
これを読んで飲んでみようと思う人も増えそうですよね。
第1巻では日本酒が紹介されていましたが、今後作られる料理によってはワインなど洋酒も紹介されていくのかもしれませんね。
そして3つ目のヒロインとのラブコメ。
ふなつかずき先生の描く女の子たちはみんな可愛く♡♡♡な子ばかりで最高です。
ギャル澤さんとのラッキース〇ベなどもたくさん描かれています。
釣谷は陰キャだし社長の娘であるギャル澤さんに自分から手を出すことはないだろうから、今後もラッキース〇ベで♡♡♡なシーンが描かれていくのでしょうね。
釣谷はギャル澤さんのギャルだけど真面目で優しいところに惹かれ、ギャル澤さんも釣谷の紳士な対応や真剣に釣りや料理をする姿に惹かれていくようです。
今後も二人のイチャイチャする姿を見て読者たちをニヤニヤさせてほしいですね。
ギャル澤さんの良いところはただのギャルではないというところ。
胸を見られたり触られたり、男性と顔を近づけすぎて顔を赤らめたりと乙女チックな側面を見せてくれます。
『釣って食べたいギャル澤さん』第1巻 P26,27,28よりギャル澤さんは田舎出身と言っていたり、男性に胸を触られるのも初めてと言っていたし、もしかしたらギャルになったのはつい最近で、元々は真面目っ子だったのかもしれませんね。
あと彼女の家の事情もちょっと気になります。
ギャル澤さんは弟や妹と歳が結構離れているんですよね。
もしかしたら彼女らは血の繋がっていない姉弟とか？
でも祭に神楽に花火と名前が統一されているから違うのかな。
もしかしたらギャル澤さんの両親は再婚したとかなのかも。
それで仕事で忙しい両親に代わり、弟と妹に喜んでもらうために釣りを始めたとか？
そのあたりも後々明かされるだろうから楽しみにしていこうと思います。
釣りや料理をしながら仲を深めていく釣谷とギャル澤さん。
会社でギャル澤さんの教育係の小桜波乃に何やら勘違いされているようだし、次回は面倒なことになりそうです。
第2巻では二人は何を釣りに行くのか、続きが楽しみです。
現在、集英社の青年誌オトナ向けマンガアプリ&サイト「ヤンジャン！」にて『釣って食べたいギャル澤さん』を試し読みができるので気になった人はぜひ読んでみてください。
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