カッパ室長です。
今回はコミックDAYSにて連載されている漫画『この世界は不完全すぎる』第13巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
『この世界は不完全すぎる』第12巻の紹介記事はこちら↓↓
『この世界は不完全すぎる』
著者:左藤真通
第13巻の見どころ(ネタバレ注意)
災厄の大穴へ
NPCのフリをしていたエミリィとアイザックに荷物を奪われてしまったハガ達。
しかしエミリィたちが怪しいと思っていたマユだけは荷物を別の場所に隠していたおかげで金貨2000枚は確保することができた。
エミリィたちを追跡するのも困難だったため、ハガ達は武器を揃えリオーノ王国のメインクエストを進めるためリオーノ王国の国王へ会いに行くことに。
メインクエストの内容は「王国南西部にある紛争地に巨大な穴“災厄の大穴”があり魔物が湧いているため、結界を張っている宮廷魔術師達を手助けしてほしい」というものだった。
早速現地へ向かうとそこには結界用に召喚された巨大な霊獣が4体と巨大な結界が見えた。
そしてそこに近づこうとするとハガは結界のエフェクトが重すぎて自分たちが少しずつ処理落ちしていることに気づく。
クエストを進めるには結界脇にいる魔術師に会わないといけないが、このまま近づくと重くなり続けてフリーズしてしまう。
ハガ達は作戦会議を始め…
地獄の日々
ハガ達と再会したエミリィは弟・アイザックを助けてほしいと土下座して頼み込んできた。
話を聞くためエミリィたちのアジトへ行くと、そこには驚くほどの量のアイテムがあった。
彼らはログアウトするために「トレジャーコンプリートクリア」を目指していたのだ。
そしてエミリィたちがなぜNPCのフリをして活動していたのかを話し始める。
以前はエミリィたちのチームも真面目にデバッグをしていた。
だが半年前のある日、エミリィたちが活動しているこの国にジン達がやってきて皆次々と殺され、地獄の日々が始まったのだと言う。
感想
今回はリオーノ王国のメインクエストが始まった&エミリィたちが半年前にジンによってチームを崩壊させられたというお話が描かれました。
資金を別の場所に隠してエミリィ&アイザックから守ったマユが有能すぎます。
マユはバグっている見た目だからこそ彼らがNPCではないと気づけたんですね。
そしてマユだけでなくテスラも彼らがプレイヤーであることに気づいていました。
ですがテスラはメタAIだし、ハガ達にわざわざ説明することはしなかったようです。
悪さをするデバッガーを倒すのは手伝うけど、それ以外は中立ということなんですね。
彼らもまたハガ達と同じようにゲームをクリアし、この世界からのログアウトを目指していますが、彼らは「このゲームの全クリア」ではなく、宝物をすべて集める「トレジャーコンプリートクリア」を試していました。
だから荷物を盗んだりしていたんですね。
現在コンプリート率は80%のようだし、彼らはこの先も生き残ってトレジャーコンプリートクリアでログアウトできるのか試してほしいですね。
今回リオーノ王国を管轄しているメタAI・テラーも登場しました。
“革新”のメタAIであるテラーはテスラのようにデバッグを進める気はないようです。
というかテスラ以外はみんなデバッグに興味ないみたい。
テスラは他のAIたちが仕事をしないのを不満に思っていますが、彼らは逆に世界に干渉しすぎるテスラを良く思っていないのかも…
彼らが今後どう動きを見せるのかも気になるところですね。
次にリオーノ王国のメインクエストのお話。
結界のもとへ向かおうとするハガですが、バグって簡易モデルの姿になっていました。
クエストは「結界が壊れそうだから4つの祭壇へ行って問題を解決してくれ」というもの。
4つの祭壇にはそれぞれボスがいて、それを倒せという感じなのかな?
ですが、これって話の流れからして絶対結界が壊れて中から魔物が出てくる展開ですよね。
はたしてハガ達は無事にこのクエストをクリアできるのか。
そしてエミリィとアイザックのお話へ。
ここでハガ達がサイ公国の“ザ・ダイヤモンド”にいる間、他のデバッガーたちに何が起きていたのかが判明します。
最初は順調にデバッグを進めていたエミリィたちのデバッグチーム。
そこにジンがやってきたことで怪しい殺人事件が起きてしまったようです。
ジンもそこでは頼れる人だったようで悪さをするようには見えなかったのですが、いつからあのサイコパスなジンになったのでしょうね?
この殺人事件をきっかけに豹変してしまうのか、それともすでにサイコパスでそれを隠しているのか。
ヒデと呼ばれるデバッガーが殺されたことで、チーム内は皆疑心暗鬼状態になり、さらにこれまで溜まっていた不安なども爆発し、チーム内はメチャクチャになってしまいました。
これでエミリィとアイザックがプレイヤー不信になってしまったのですね。
いったいこの殺人事件の犯人は誰なのか?
続きが気になりますね。
単行本第14巻は2024年冬頃発売予定です。
おわり