こんにちは!
カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』
原作:羽田遼亮
作画:中島零
キャラクター原案:潮一葉
ネーム・構成:赤衣丸歩郎
『 #念願の悪役令嬢(ラスボス)の身体を手に入れたぞ!』 pic.twitter.com/FKzZUNjFhy
— 中島 零 (@Nakajima_0) December 29, 2023
目次
どんな内容?(ネタバレ注意)
悪役令嬢に転生し、健康な身体で無双ライフ!
病弱だった少女は死神の手からだましだまし逃れて生きてきたが16歳でその短き生涯を終えてしまう。
「もし生まれ変われるなら、つぎはもっと健康な身体に―」
そう願った少女は神様に剣と魔法の世界で生まれ変わらないかと提案される。
健康な身体が与えられるならと少女は二つ返事で承諾し、異世界に転生するのであった。
少女の生まれ変わり先は『悪役令嬢』エリザベート・マクスウェル。
彼女は黒より黒い究極の暗黒色の闇の魔力を持ち、最後は魔王に覚醒し世界を滅ぼす『最強ラスボス悪役令嬢』だった。
その闇の魔力は死霊や死神を呼び寄せエリザベートを苦しめるはずだった。
しかし前世で生まれた時から死神との防衛戦を戦い抜いてきたエリザベートは無意識に魔力を拳に込めてそれらを殴り倒してしまう。
前世でヘルモードの住人だった彼女にとって健康な身体がある今の状況はヌルゲーだったのだ。
エリザベートが生きるこの世界は『聖女と4人の騎士たち』というRPG風学園ファンタジー乙女ゲーム。
この世界の運命はゲームのストーリー分岐に縛られていた。
現在確認されている24のストーリーの殆どでエリザベートは闇落ちし『大魔王』となり、ヒロインたちによって滅ぼされている。
誰も知らない25番目のトゥルーエンドを見るために少女は異なる世界から呼ばれたのだ。
こうして始まる物語の『本編』。
エリザベートの無自覚無双によってストーリーはどのように分岐されるのか!?
感想
この作品は病弱だった少女が異世界に転生し健康な身体を手に入れ無双していくファンタジー漫画です。
主人公のエリザベートは本当だったら闇の魔力のせいで笑顔も見せない少女のはずなのに、前世がもっとハードだったせいでとても幸せそうに暮らしていきます。
隔離されて暮らしていたため自分の力が異常だということも分からず無双していくのが面白いですね。
無意識に死神を倒したり、すぐに魔法を使いこなせるようになっていて凄すぎです。
前世でも訓練して心拍を制御できていたし、この子は元々天才だったのかもしれません。
そんな天才なエリザベートにラスボスの力を与えたら最強になるのは当然の結果と言えるでしょう。
使用している魔法もえげつないです。
「心停止」とか即死魔法じゃないですか!
もうこれは聖女と4人の騎士では滅ぼすことができないレベルに達していそうですね。
あと地味に凄いなと思ったのがメイドのクロエ。
ドラゴンにかじられたまま飛んでいくエリザベートを走って追いかけていたそうだし、この子もかなりの実力者に成長しているのかも。
成長したクロエはキリッとした目でできるメイドさんって感じになっていましたね。
14歳になったエリザベートはゼルビア王国王立学院に入学し、ヒロインのカレンと出会います。
エリザベートが黒だから対になるようにカレンは白い見た目なんですね。
本当だったら敵同士になるはずの二人ですが、今回は仲良しになるようです。
あざとかわいい天然たらしのカレンが4人の騎士だけでなくエリザベートも堕としちゃう感じになっていくのかな?
さすがゲーム本編の主人公。
これでもう今までとは違うルートに入ったようです。
エリザベートはカレンのことを可愛いと思っているし、カレンもエリザベートに友好的なので、これは百合っぽい展開になっていく可能性もありそうです。
物語の主人公とラスボスが仲良くなるとどんな結末になるのか気になりますね。
エリザベートは今後カレンを賭けて4人の騎士と戦っていく感じになるのかも。
新しいルートに入ったことで4人の騎士のビジュアルも変わってしまったようです。
『炎のレウス』が元々は好青年な顔のはずなのに、登場してきたのはチンピラみたいな顔の男でした。
そしてレベルもこれまでとは全然違いレベル99もあります。
一般的にはメチャクチャ強いはずなのですが、それでもエリザベートにボコボコにされてしまうんでしょうね。
これからエリザベートがどんな学院生活を送っていくのか楽しみです。
単行本第2巻は2024年6月発売予定です。