カッパ室長です。
今回は週刊少年マガジンにて連載中の漫画『真夜中ハートチューン』第2巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第1巻の紹介記事はコチラ↓↓
『真夜中ハートチューン』
著者：五十嵐正邦
YouTube“マガジンチャンネル”より
「転校先で美少女４人の放送部に入ることになった話」③ pic.twitter.com/fcjJs0EzLR
— 五十嵐正邦 マヨチュー1巻12/15発売 (@igagarashi) December 15, 2023
第2巻の見どころ（ネタバレ注意）
イコに喜怒哀楽を
ある日、山吹有栖は霧乃イコから最近配信の視聴者数が伸び悩んでいるという相談を受ける。
その原因に山吹はとっくに気づいていた。
イコのアバターは嬉しい時も驚いている時も緊張している時もすべて同じ顔でまったく変化が見られないのだ。
これでは視聴者が求めている「イコと感情を共有する」ことができない。
そのため山吹はイコの表情をトラッキングしてアバターの喜怒哀楽を豊かに表現できるようにアップデートをした。
笑顔の練習もして、いざ配信を開始するがイコはカメラの前では笑えなくなってしまい…
体育祭で告白代行
体育祭の時期が近づき、生徒会副会長である雨月しのぶは生徒会の仕事も部活の仕事もすべて引き受けてしまいパンパン状態となっていた。
山吹はしのぶが無理をし過ぎて体調を崩していることに気づいて仕事を手伝い、しのぶに受け身になりすぎていると意見する。
しかししのぶは自分は引き立て役でいいと答え、さらに自分は勉強に専念するため秋に部活をやめようと考えていることを明かす。
しのぶは受験で部活を辞めるから、最後にいい思い出として裏方に徹して体育祭を成功させようとしていたのだ。
それを聞き山吹はしのぶに部活を辞める必要はない、しのぶの願望全てを叶えられるよう協力すると宣言する。
そして体育祭でしのぶがやりたい企画「告白代行」を他の部員に話し、放送部一丸となって動き出す。
こうして迎えた体育祭当日。
放送部顧問の安藤檸檬の力も借り、しのぶたちは昼食時間に告白代行イベントを開催する。
『真夜中ハートチューン』第2巻 P138,139より感想
今回は霧乃イコの配信の悩みの話や体育祭での恋愛代行イベントのお話などが描かれました。
前回井ノ華六花と日芽川寧々のお話だったので、今回は残りのふたり霧乃イコと雨月しのぶのお話でしたね。
第2巻では開幕ヒロインたちのお着替えシーンでした。
山吹がヒロインたちの着替え中に放送室に入ってしまい怒られるのかと思いきや、逆に叱ってるのが面白すぎです。
「変態はノーガードで着替えてたお前らだろ！！」と覗いた側がオフェンスに回ってるの最高ですね。
そして放課後、寧々たちが山吹を尾行して山吹が部活の機材のためにバイトをしていたことを知ります。
家がお金持ちな山吹ですが、「金持ちなのは父であってオレはただの高校生」と言って必要な費用は自分で稼ぐとかどんだけ良い子なんだよって思ってしまいました。
普段ふざけた動きを見せる山吹ですが、根はしっかりしているから好感が持てるんですよね。
次にイコの配信のお話。
イコの最初のアバター、アバターというかただの立ち絵みたいでした。
それを表情をトラッキングして喜怒哀楽を表現できるようにするとか本当に山吹はなんでもできる男ですね。
その後、表情を顔に出せないと言われ山吹が笑わせようとするのですが、こちょこちょをするとき直接触れるのではなくおもちゃの手でくすぐってるのが偉いです。
そして五十嵐正邦先生お得意の鼻眼鏡＆吹き戻しで笑わせるのも面白かったです。
『真夜中ハートチューン』第2巻 P36,37より色々助けてもらったおかげでイコは無事配信でも表情豊かに話せるようになりましたが、その代償として山吹に見つめられると顔が火照ってしまうように…
これは完全に恋する乙女になってしまいましたね。
寧々も山吹に気があるようだし、早くも恋愛戦争が勃発するのかも…
そして体育祭の告白代行のお話へ。
副会長で優等生なしのぶですが、彼女は自身の実力を低く見ているようです。
これで凡人はありえないですよね。
そんなしのぶに真っ直ぐな目で「お前にも華はある。他の3人に全く劣っていない」と言える山吹がカッコイイです。
体育祭では山吹が大活躍でした。
走りも速いし、自分で実況するし。
借り物競争でも六花とイコからそれぞれ「一番好きな声の人」「一番頼りになる人」に選ばれているし、ヒロインたちからの好感度の高さも確認できました。
騎馬戦でなぜかしのぶと肩車してるのも面白かったし、山吹が異常なほど悔しがる姿にも笑ってしまいました。
そして目玉の「告白代行」イベントへ。
ここで登場した顧問のレモンちゃんが可愛すぎるしチョロすぎてナイスなキャラですね。
告白代行も途中アクシデントが発生しましたが山吹のアシストで見事に成功。
やりたかったことをやりきれてしのぶの山吹への好感度が爆上がりです。
そしてラストにまさかの「アポロ」から山吹への告白。
『真夜中ハートチューン』第2巻 P166よりこれは一体誰だったのでしょう？
しのぶは糸電話で聞いていた側だから他の3人の中の誰かなのか。
それともそれはミスリードで、実はしのぶがアポロで代行のフリをして告白をしていたのか。
山吹も放送室前で糸電話越しでアポロと再会しています。
はたして山吹はアポロの姿を見ることができるのか。
続きが気になりますね。
単行本第3巻は2024年4月17日発売予定です。
五十嵐正邦先生の作品紹介
『まったく最近の探偵ときたら』
世間を騒がす難事件を即解決！その名は名探偵・名雲桂一郎!!
だったのは10年以上も昔の話……。
名雲はいまや、ただの渋いおっさんになってしまった……。
時代に取り残され、スマホすら扱えない彼のもとに、若さあふれる女子高生・真白が助手希望で押しかけてきて――!?
『川柳少女』
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。
五七五のたった17音で紡がれる二人の日常は、いつだって幸せいっぱい！
おわり
