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【完結】【GOLDEN SPIRAL 第8巻 見どころ紹介】国王との対峙!沈みゆく世界の行方は―

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どうも。

カッパ室長です。

 

今回は少年サンデーコミックスGOLDEN SPIRAL』第8巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!

 

『GOLDEN SPIRAL』第7巻の紹介記事はこちら↓↓

【GOLDEN SPIRAL 第7巻 見どころ紹介】ついにガロの正体が明らかに!? こんにちは、こんばんは。 能力者系のバトル漫画大好き、カッパ室長です。 今回は少年サンデーコミックス『GOL...

 

GOLDEN SPIRAL

著者:福地 翼

第8巻の見どころ(ネタバレ注意)

国王との対決

国王・リヴェルの演説によってロケットに不信感を抱く国民を説得するため、ザビは自分がベルソー王国の第一皇子ヴァイツ・ベルソーであると公表することを決意する。

エスコート内に潜んでいた国王側のスパイによる襲撃もあったが、ザビは国民に演説を行い、さらに仲間たちの協力もありリヴェルのもとまで辿り着くことに成功する。

『GOLDEN SPIRAL』第8巻 P44,45より

リヴェルが前王を殺害した証拠も手に入れ、ザビは国民を護るためリヴェルとの戦いに挑む。

リヴェルの能力マグは“紙”。

凄まじい“創造力イマジン”で紙を如何様にも形を変えてザビに攻撃を仕掛けてくる。

さらに全身を高密度の紙で覆うことでザビの刀でも傷一つつかない身体となり、ザビの刀を折ってしまうのであった。

約束

王室の隠し通路を通り城の地下室に辿り着いたザビたち。

しかし観測隊から海面が“限界域”に達しこの国が沈むという連絡を受ける。

猶予は24時間。

ショックを受けるザビやムギたちの顔を見たガロはある決意をする。

そしてムギ、リリー、ザビにハグをした後「約束は果たすから」と言って一人城を出ていってしまうのであった。

感想

第8巻でこの黄金の物語も完結。

あっという間な気がしますね。

第7巻と第8巻の表紙が繋がっていて並べると最高でした。

『GOLDEN SPIRAL』第7巻,第8巻 表紙

 

今回はラスボスである国王リヴェルとの対決、そして海面上昇から王国を救うお話が描かれました。

ザビが自分が第一皇子であることを明かし、国王との対決に挑んでいくのは激アツでした。

リヴェルの能力が“紙”というのはちょっと意外でした。

てっきりもっと理不尽な能力かと思っていたのですが、けっこうシンプルな能力でしたね。

しかしシンプルがゆえに応用が利き、能力を使いこなしているリヴェルは強敵でした。

そして前回疑問に思っていた72歳に見えない若さは能力ではなく「神格化」によるものでした。

 

リヴェルは敵でしたが、彼も彼なりに国民のことを想って行動していたのがとても良かったです。

ザビは希望はあると言って国民を励まして行動しましたが、希望はないことを知っていたリヴェルは国民を絶望させないためにあえて嘘をついていたんですね。

『GOLDEN SPIRAL』第8巻 P118,119より
こういうお互いの正義のために戦う展開ってかなり好きです。

 

戦闘シーンは駆け足気味だったのがちょっと残念でしたね。

もうちょっとザビとリヴェルの戦いを見ていたかったし、リヴェルが奥の手を見せたのにガロたちに袋叩きにされて負けてたのが悲しかったです。

話数の都合上仕方ないのかもしれませんが、リヴェルが無双してピンチな展開からの逆転などが見てみたかったですね。

もう少し話数に余裕があればリリーとニケの戦いも見れただろうし、ムギやビャオたちも国王が用意した精鋭部隊と戦うなんてシーンが見れたのかもしれません。

あと護衛班の隊長たちの能力や戦いも見れなかったのが残念でした。

ニケは毒、リョウマは傘だということは途中で判明しました。

最終話でジャスティンも車(猫バス?)というのも判明。

他の隊長たちはどんな能力だったのか気になりますね。

 

最後に『すりばちの国』の秘密も明らかになり、ガロが国を救うシーンは本当に泣けました。

世界の危機に対し、自分を犠牲にして脅威に突っ込んでいくのは映画の『アルマゲドン』や『インデペンデンス・デイ』みたいでしたね。

ガロがロケットで飛び去ったあと、カセットテープでみんなに一言ずつ言葉を残し最後に感謝を述べるのは反則ですね。

読んでいて涙が出てしまいました。

この場所こそがユートピーであることを知り、ガロに救われたこの国は再び復興に向けて歩み始めます。

3年が経過し、ビャオの妹は病気が治り、サミエルもまだ失敗することなく仕事を続け、ジャルも壁町の暮らしを改善させようと奮闘していました。

ムギも以前こらしめたサリュー教団のパーシーを部下にしてましたね。

ノアが3年でクソガキからイケメンになっていたのは驚いたし、アカメ隊長もノアとイチャイチャしてて可愛かったです。

そしてザビも…

みんなが幸せな結末を迎えられて、読んでいた私も幸せな気持ちになることができました。

最後はちょっと駆け足気味でしたが、とても綺麗にまとまった面白い作品でした。

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おわり