どうも!
M:TG大好き、カッパ室長です。
今回は月刊少年エースにて連載中の『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第13巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』第12巻の記事はこちら↓↓
『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』
原作:伊瀬勝良
漫画:横田卓馬
監修・協力:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
オタク少年と優等生美少女と1999年の夏① pic.twitter.com/sy4KiNSb19
— 横田卓馬 (@kyooteta) August 28, 2021
第13巻の見どころ(ネタバレ注意)
リターン・マッチ
M:TGの女王・椋木燐に勝って沢渡慧美との「いつか見た夕陽をもう一度あなたと見ること」 という約束を果たすため、神納はじめは椋木燐にリターン・マッチを申し込む。
だが燐のマナ・クリーチャーをフル活用しフィニッシャーを早期投入する“シークレット・フォース”デッキに圧倒される。
燐に勝つためカードプールの海に潜るはじめだが、抜け出す手段が見つからずに焦るばかり。
そんな時、親友の来島卓から「そんな顔してたらツキが逃げてくぜ。肩の力抜けよ。はじめ」とアドバイスを受ける。
来島のおかげで頭がクリアになってはじめは読み合いや魔法の時間のことはいったん忘れ、基本に忠実にプレイすることを心がけ反撃に出るのであった。
†アンゴルモア†
大会後、慧美に会いに行くため藤宮先生の車に乗り込むはじめたち。
すると、慧美から電話がかかってきて「人工衛星の残骸が落ちてくるからいつもの場所に来てほしい」と言われる。
神河に戻ろうとするはじめたちであったが、途中マルスと名乗る黒マントのカルト集団の暴動により車での移動ができなくなってしまう。
さらに来島のMTBを借りて神河へ向かうはじめのもとに諏訪原八雲から「黒マントに追われている。助けにきて。」という電話がかかってくる。
八雲を助けるため三國市博物館に来たはじめ。
しかし、これは八雲の仕掛けた罠だった。
八雲は自らを「†アンゴルモア†」と名乗り、はじめと世界が滅びるその時まで一緒にいるため、慧美のもとに行かせないため、はじめを博物館内に閉じ込めてしまう。
慧美のもとへ行くため、はじめは八雲とのM:TGの勝負を開始する。
特別特典
第13巻の特別特典は
《なだれ乗り/Avalanche Riders》
の公式プロモカードとなっています。
色 | 赤 |
コスト | (3)(R) |
カードタイプ | クリーチャー |
レアリティ | アンコモン |
カードテキスト | 速攻 エコー(3)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。) なだれ乗りが戦場に出たとき、土地1つを対象とし、それを破壊する。 |
【お知らせ】#すべそれ こと漫画「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」第13巻が本日発売!予言の刻が迫る。あったかもしれない、もう一つの1999年――。
特典として新規アート&フォイル仕様の《なだれ乗り》を封入!ぜひ貴方のお手元に。https://t.co/r3xwXhiGJI #mtgjp pic.twitter.com/9Z20kxrxxm
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) September 26, 2023
感想
今回はM:TGの女王との再戦、そして†アンゴルモア†との決戦が描かれました。
そして単行本第13巻には《なだれ乗り》のプロモカードが付属されていました。
昔使っていたカードだからかなり嬉しかったけど、できれば昔の絵柄が良かったな…
これで相手の土地を破壊して嫌がらせした記憶が蘇ります。
今回も懐かしのネタが満載でした。
椋木燐とのリターン・マッチの回では扉絵が『封神演義』の絵柄になっていたり(燐が妲己の有名なワンシーンを演じてましたね)、燐から見るはじめと来島が『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の豪と烈になっていたり。
はじめがMTBを発進させるときは新機動戦記ガンダムWのOPのマネをしていました。
当時これらを見ていた人たちからすると本当に懐かしいのではないでしょうか?
喫茶しぶやまがマルスに襲われた時、店を守るためにみんなが立ち上がるシーンもドラクロワの有名な絵画「民衆を率いる自由の女神」っぽく見えましたね。
私が気づいていないだけで、他にも色々ネタが仕込まれているかもしれません。
是非単行本を読んで探してみてください。
椋木燐とのリターン・マッチでは私が当時欲しかったカードがたくさん登場しました。
《マスティコア》に《スリヴァーの女王》、そして《ガイアの揺籃の地》などなど。
当時からシングルで高い値段をしていて子供の私は欲しくても買えないカードたちでした。
そして《ガイアの揺籃の地》は現在ではとんでもない値段になってしまっていて、もう手が出せませんね。
この試合、はじめがドネイトのコンボで勝っていたのがカッコよかったです。
“ドネイト”は《Illusions of Grandeur》を戦場に出し、《寄付》で対戦相手に送り付けるというコンボデッキで決まると一撃必殺感があって爽快なんですよね。
《寄付》を手札に持ってくるのに《Demonic Consultation》を使うのも良かった。
M:TGの女王との戦いではじめは魔法の時間の正体に気づき、一気に成長した感がありました。
そしてはじめと闇落ちした八雲(†アンゴルモア†)との戦いへ。
闇落ちした八雲が使うデッキは“地獄の循環”。
ピットサイクルはマジック史上最も美しいコンボデッキと言われ、私が大好きなデッキです。
《ヨーグモスの取り引き》と《スカージの使い魔》のコンボで、大量ドローと大量マナを同時に発生させ、《ヨーグモスの意志》で墓地に送ったカードも使い、最後に《魂の饗宴》で相手のライフを全て吸い取って勝つという恐ろしいデッキ。
白黒だからはじめが使うと思っていたのですが八雲ちゃんでしたね。
そんな強敵†アンゴルモア†に勝つため、はじめがついに覚醒!
魔法の時間を使いこなしていました。
覚醒状態のはじめは目も全身もキラキラしてましたね。
そして覚醒時のはじめ、前髪があがってるのがメチャクチャカッコよかったです。
とどめのカードが初期からはじめが愛用している《憎悪》だったのもポイント高いです。
勝負は1対1。
はたして最終戦でどんな戦いを見せてくれるのか。
あと気になったのが人工衛星墜落に対応していたレイモンドのセリフ。
彼が呼んだという「あの男」とはいったい何者なのか?
はたして神河は助かるのか!?
そしてはじめと慧美は約束の場所で再会することができるのか!?
第14巻が待ち遠しいです。
コチラもオススメ
『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話』
おわり