こんばんは!
ラブコメ大好き、カッパ室長です。
今回はヤングガンガンにて連載されている『恋は論破できない』第1巻を紹介させていただきます!!
『高杉さん家のおべんとう』の柳原望先生が贈る最新作です!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『恋は論破できない』(柳原望)
理屈男子がスマホ無理な美少女に一目惚れをする話です(*^ ^*)1/9#恋は論破できない pic.twitter.com/vqF5iWO4W4
— 柳原望@7/26「恋は論破できない」1・2 (@nozyanahara) July 17, 2021
どんな内容?(ネタバレ注意)
好きになった子は携帯が使えない!?
友人ゼロ、人付き合いも下手でネットを心のよりどころにする男子大学生の仁令現人。
現人は弁護士である母が論理的思考な教育をしたため、理屈っぽく小難しい子供になり、中学から電脳空間で顔も知らない人達と仲良くなり、どんどん実生活のほうの関係性を薄くしてしまっていた。
そんな現人がある女性に恋をしてしまう。
女性の名前は昭里和。
外国の人形のような美少女の和を見て一目惚れしてしまった現人は彼女のことを想うと何も手につかなくなり、恋のヤバさを実感する。
このままでは社会的生活に支障をきたすと考えた現人は和とお近づきになろうと考える。
そして彼女が働くサンドイッチ屋に突撃し「連絡先を教えてください」と言って何かSNSアカウントをやっているか訊ねてみた。
しかし、彼女はどれもやってはおらず現人に家電の番号を書いたメモを渡すのであった。
緊張しながら家に電話をしてみたが出たのは男の声で電話苦手な若者の現人はまともに話すこともできなかった。
和の親友である伊成まりあに相談すると和はネット恐怖症でネット関係はすべてダメで連絡は家電である「黒電話」一択なのだと言う。
そのため和は今までも周りに面倒な人だと思われ、嫌な顔をされて傷ついていたのだった。
翌日、和に会いに行った現人。
和は現人の顔を見てまた今までのように面倒な人だと思われたと思い、現人から離れようとする。
このまま終わってしまうのは嫌だと思った現人は大きな声で「僕は友達がいないんです」と叫ぶ。
「面倒だと感じるのは何故か?それではない場合と比較するからだ。でも僕には友達がいない。
面倒を感じる前提にはみんなと違う どうして自分という状態がある。
であるならば僕は戸惑いはあっても面倒に至る可能性は極めて少ないと言える。
僕には比べる友達がいないのだからっっ」
現人はそう必死に論理的に説明をする。
そして「今…帰りですか?一緒に…いいですか?」と少しずつ仲良くなりたいという意思を見せるのであった。
一生懸命自分のことを想ってくれる現人の姿を見た和は「ふつつか者ですがよろしくお願いします」と微笑む。
こうしてコミュ症の理屈男子とネット恐怖症女子の恋は始まるのであった。
感想
この漫画はコミュ症な理屈男子とネット恐怖症で携帯が使えない少女のハートフルコメディ作品です。
今の若者の必須コミュニケーションツールであるスマホ、ネットを使わない恋愛というのが新鮮ですね。
携帯がないからすぐに連絡もとれない、連絡をするにもほかの家族が出る可能性のある家電に電話をしないといけない。
いまではかなり大変なことですが、昭和とか平成初期のころでは当たり前のことだったんですよね。
スマホがないと待ち合わせなども大変ですし、今の世の中ってホント便利になったんだなぁと思わせてくれます。
そんなネットが使えない和ちゃんとネットを心のよりどころにしていた現人の恋はどうなっていくのかがとても楽しみですね。
コミュ症のせいで上手く言いたいことが伝えられない現人ですが、好きだという気持ちを精一杯和ちゃんに伝えようとしている姿はとてもカッコいいです。
なんで和ちゃんはネット恐怖症になってしまったんでしょう?
和ちゃんは祖父と二人暮らしのようですし、両親となにか関係があるのかもしれませんね。
和ちゃんと仲良くなるため現人は少しずつ成長を見せています。
和ちゃんも現人と付き合うようになってネット恐怖症を克服していけるといいですね。
まだまだ二人の恋は前途多難のよう…
さらには昭和というか田舎でよくあるご近所監視網で二人の行動は周りに筒抜けという。
これから二人にどんな難関が立ちふさがり、それをどうやって超えていくのか、今後の展開がとても楽しみです。
こちらの作品もオススメ!!
『高杉さん家のおべんとう』
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ふたりは共同生活の中で、おべんとうを通じて心を通わせていく。
バリエーション豊かなおべんとうのレシピと、不器用な30男と12歳少女と彼らを取り巻く人々のちょっとラブありコメディです。
『かりん歩』
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おわり