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【ユグドラシルバー】老騎士×少女の奪還ファンタジー【あらすじと感想】

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今回紹介する作品は老騎士×少女の奪還ファンタジーです。

最悪の状況を乗り越え、難攻不落の城砦攻略を目指します。

 

ユグドラシルバー』(からあげたろう

どんな内容?

かつて「麗しき永遠の花の都」と呼ばれていた王都。

現在は”春”は失われ、深い雪と氷に包まれたとこしえの冬の国となってしまいました。

 

そんな国の最下層であるゴミ溜め「レベルゼロ」で、かつて勇名をはせた老騎士・ガル=ガルゥは栄華を極めた国の衰退と同様に落ちぶれ残飯を漁る日々を送っていました。

この惨状をどうにかしようにも、片腕を失くした老いぼれの「出番」などもう終ってしまったと思っていたガル。

そんなとき、上層階から1人の少女・ナルが降ってきたのです。

とっさに助けたガルでしたが、ナルは何者かに追われていて2人は襲撃を受けてしまいます。

ナルは”シルフィード”と呼ばれる不思議な力の持ち主で、王宮は彼女たちの力を搾り取り、”春の恵み”を得ているのでした。

ナルの母親はナルを逃がすために王宮に捕まってしまい、ナルが戻らなければ3日後にはナルの母親の血を搾り取るというのです。

ガルはこんな幼い娘に王都はひどい真似をしているなんてと衝撃を受けます。

「我輩が…王都におればこんな真似…!!絶対にさせなかったのにっ…!!」と涙を流すガル。

そして母親に会わせるためにガルはナルを守るための盾になることを誓います。

ガルの温かい心に触れたナルは”シルフィード”の本当の力を発揮します。

するとガルの失っていた片腕から植物のようなものが生え、腕となりました。

その腕にはとても強い力が宿っていて敵の剣を受け止め砕いてしまいます。

そしてガルの腕は昔陛下から賜った伝説の聖剣「ユグドラシル」と一体化するとガルは昔の姿に戻り、敵を一蹴するのでした。

 

先ほどの戦いで上層への道が開かれ、ガルはナルの母親を救うため、この王都を守るためにナルと共に最上層の「レベルセブン」へ向け、旅立つのでした。

ここが魅力的!

老騎士と少女の2人による痛快無比の奪還ファンタジーです。

王都は最下層のレベルゼロから最上層のレベルセブンの8層からなり、ガルとナルは各層を守護する王都の騎士たちを倒して最上層にいるナルの母親を救おうとしています。

 

主人公が老騎士というのは珍しいですね。

かつては騎士団長だったガルどういうわけか最下層のレベルゼロで残飯を漁る暮らしをしています。

これにも何か理由がありそうですね。

ガルはナルの力を得ることで姿が若返り、聖剣ユグドラシルを使って敵を圧倒していきます。

聖剣ユグドラシルも今後どのような力を発揮していくのか楽しみな剣ですね。

 

そして”シルフィード”と呼ばれるナルとはいったい何者なのか。

人間を嫌っているということはナルは人間ではなく妖精か何かなのでしょうか。

王都から”春”が失われたのにはシルフィードが関係していそうですね。

 

また、シルフィードを捕らえて春を独占しようとしているのは何者なのか

ガルが仕えていた頃の陛下はとても優しかったようなので別の人物が王になったのか。

それとも陛下が乱心してしまったのか。

 

現在はガルとナルの2人で最上層を目指していますが、今後仲間が増えるのかどうかも楽しみなところですね。

各層の守護者は強敵ばかりなので、ガルだけでは勝てない敵も出てくると思います。

新しいキャラが出てきて戦いの幅が広がると戦闘シーンがより面白くなるんじゃないかと思います。

 

今後の展開がとても気になる作品です。

「マガポケ」では第1話が無料公開されているので気になった人はぜひ読んでみてください。

 

第2巻はコチラ↓↓

 

おわり