今回は『1/11 じゅういちぶんのいち』、『伝説の勇者の婚活』で知られる中村尚儁さんの新作を紹介します。
10月9日『蒼のアインツ』単行本第1巻発売になります!
サッカーにおいてただ一人手を使ってゴールを守るという特殊なポジション、”ゴールキーパー”が主人公の物語です。
「ゴールキーパーって凄いな、格好いいな」というようなことを、読んでくださった方に少しでも思ってもらえたなら嬉しいです! pic.twitter.com/qDxG8Ep81J— 中村尚儁@『蒼のアインツ』コミックDAYSにて連載中 (@D7sBz1ho9hM30S4) October 4, 2019
『蒼のアインツ』(中村尚儁)
どんな内容?
プロ3年目、20歳のGK・神谷蒼(かみや あおい)。
普段はわんぱく少年のようですが、ピッチに入りゴールマウスを守ると途端に頼もしく見え、彼の活躍によって万年下位のプロサッカークラブ山梨は現在1部リーグで3位となる快挙を見せていました。
蒼は上背こそないがセービング能力が高く、ゴールマウスが圧倒的に似合う得も言われぬ雰囲気を持っていて、強化部長の鏑木や広報の矢野はそんな蒼がより成長していくことを期待しているのでした。
今季のリーグ戦でGKとして一番目立っていた蒼は代表のロランド監督に目をつけられ、日本代表選手として今度行われるチャレンジカップに出させてもらうことに。
チャレンジカップ第1戦 日本vs.セネガル
国内№1GKと呼び声高い醍醐選手に代わり後半から出場することになった蒼。
序盤はしっかりとゴールマウスを守ることができていた蒼でしたが、相手の無回転シュートを正面で受けようとするも今までに体感したことのないシュートの重さにはじかれて先制点を許してしまいます。
その後日本はリズムを崩し防戦一方に。
観客たちもブーイングをする中、DFもミスをしてしまいGKと1vs.1という絶体絶命の状況になってしまいます。
誰もが終わったと悲観するなか、蒼は笑っていたのです。
「ピンチを救うチャンスが来た」
そして蒼は素晴らしい反応を見せ、相手のシュートを見事にセーブし、試合の流れを一気に変えてしまったのです。
日本は意地の同点弾を放ち、結局試合は1-1の引き分けで幕を閉じました。
その後、セネガル戦を観ていたドイツのチームの監督から蒼へオファーがかかる。
蒼は「W杯で活躍する」という夢を本気で叶えるため、ドイツへ旅立つことを決意するのでした。
ここが魅力的!
この漫画はW杯で活躍することを夢見るGKのサッカーヒューマンドラマです。
「アインツ」とはドイツ語で1番という意味です。
GKの背番号「1」を表しているのでしょう。
サッカー漫画で主人公がGKというのは珍しいですね。
主人公の神谷蒼はチャレンジカップ第1戦で見事に代表デビューを果たしますが、世界の強さを目の当たりにし、自分の夢を本気で叶えるためにドイツのチームへ行くことを決意します。
しかし、ドイツへ行ったが蒼をオファーしてくれた監督は解任されていたのです。
頼れる人もいない、言葉も通じないなかで、必死に練習に参加する蒼。
今後、蒼はどのようにチームから信頼を得ていき、GKとして成長していくのとても楽しみです。
またドイツで出会った女の子はヒロインでしょうか。
第1巻の表紙に描かれている木に隠れている女の子がこの子なのかな。
今後この女の子ともかかわりが出てくるのでしょう。
この子はどういう子なのかも気になりますね。
海外の強者たちと戦い、蒼は正GKの座を手にすることはできるか。
そして夢であるW杯で活躍することはできるのか。
第1巻には家族の絆が紡ぐリスタートストーリー「拓く」が特別読み切りとして収録されています。
コミックDAYSでは現在第1話、第2話が無料で公開されています。
気になった人はぜひ読んでみてください。
おわり