恋愛

【恋愛無罪―愛を誓ったはずだよね?― 第1巻 あらすじと感想】多様な愛の在りようを問う背徳恋愛オムニバス

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こんにちは、こんばんは!

ドロドロした恋愛ものも大好き、カッパ室長です。

 

今回はグランドジャンプめちゃにて連載されている『恋愛無罪―愛を誓ったはずだよね?―』の第1巻を紹介させていただきます。

 

恋愛無罪―愛を誓ったはずだよね?―

著者:きづきあきら+サトウナンキ


どんな内容?(ネタバレ注意)

ただの恋愛

つぐみは結婚後すぐに夫の隼人に浮気をされた。

隼人は学歴も収入もつぐみに負けていて、そのコンプレックスを刺激されたために浮気をしてしまったと言う。

そのためつぐみは本音を表には出さず、SNSの裏アカウントで吐き出すようになった。

ある日、つぐみは娘のなくしものをきっかけにSNSで理解者を見つけ…

アップデート

椿の彼氏は12歳年下。

若い彼と一緒にいると、椿の古い価値観は彼の新しい価値観にアップデートされていく感じがして心地が良かった。

椿はスマホのアプリと同じで、会社も個人もアップデートしなかったら取り残されてしまうと考えていた。

そんな椿には12歳年上の夫がいて…

感想

この作品は“新しいパートナー関係を提案する”背徳恋愛オムニバスとなっています。

オムニバスなので色々な主人公が登場して、毎回違うお話になっています。

ですが、どのお話も「さまざまな形でパートナーとの関係を深める女性たち」というのがテーマで描かれています。

あらゆる方向から1対1の「ふつうの恋愛」に疑問を放り投げるシリーズとのことです。

絵はとても可愛いのですが、内容のほうはしっかりとドロドロしているのもこの作者たちの特徴です。

 

この作品を読んでいると駆け引きや欲望、損得だけでなく、人間の黒い部分までもが描かれていて、恋愛って本当に難しいんだなと感じてしまいます。

あと、今のコロナ禍で変わりつつある恋愛の仕方もしっかり物語にしているのも面白いです。

SNSやマッチングアプリでの恋愛はもう主流ということなんですね。

それぞれのお話で主人公たちは「永遠の誓い」から解き放たれて新しいパートナーとの関係を深めていきます。

夫がいながら別の男性と体の関係のない“恋愛”を楽しんでいるものや、年下の彼氏との新たな恋で自身の古くなった価値観をアップデートするもの、彼氏の浮気によって結婚が破断になり、婚活アプリで新たなパートナー候補を何人もピックアップして“相見積もり”しているものなど。

『恋愛無罪―愛を誓ったはずだよね?―』第1巻 背表紙より

不倫や浮気は良くないことだということは重々承知していますが、こういうお話を読むと円満な家庭を維持するためにあえてこういう関係を築くのも悪いことではないのではと考えさせられてしまいます。

今は1対1の「ふつうの恋愛」が当たり前となっていますが、もしかしたら今後はこのような恋愛が当たり前になる世の中がくることがあるのかもしれませんね。

 

また、この作品にはきづきあきら先生+サトウナンキ先生の別作品『秋の鹿は笛に寄る』のキャラクターたちのお話も描かれています。

第1巻の第5話がそれですね。

あちらでは凪が妊娠し、健琉と茉莉が結婚して終わっていました。

健琉だけでなく茉莉も凪のことを好きになってしまい、お互いの繋がりを維持するための結婚という感じでしたね。

こちらではその後の3人がどうなったのかが描かれています。

真のエンディングというやつですね。

『秋の鹿は笛に寄る』を読んでいた人にもぜひ読んでもらいたい作品です。

 

おわり